2005年8月22日月曜日

亡国のイージス


たぶんネタバレいっぱいかな?要注意。

さてこの映画、いわゆる、セガールの「沈黙の戦艦」の真田広之版ですね。

が、そう思うといろいろツライ思いがこみ上げてくる。

そもそも「日本」を「亡国」と表現し、テロ集団の目的も「沈黙の...」のような単なるお金ではなく、とても政治的である。

銃を撃つことさえも、撃つ前に、一瞬考える、考えない、などの議論あり、、、

同じ映画を日本が作るとこんなにもドロドロした内容になってしまうのか、、、と思うと、

何だか日本人の真面目さをつくづく考えさせられた映画であった。

いやいや、その真面目さはとても大切である。
が、それを2時間に凝縮した映画にするのは余りにも無理がある。

私は、原作を知らない。読んでみようと思ったこともある。原作はある種、とても問題提議作品であり、真面目な人種の私(自己判断です、はい。)には、とても興味のある内容である。

が、その問題提議には、充分な論述が必要なはずだ。

それを2時間のアクションあり、怨念あり、人間愛あり、の映画にするのはつくづく難しいのであろう、、、と実感した。

また私自身にとっては、映画自体は、決して面白くなかったわけではない。いや、むしろ2時間があっという間であった。

が、配役の豪華さに対して、ちょっともったいない結果じゃないかな、、、とフト感じた。


おまけ情報

パンフが1000円でした。

写真集のようでシナリオも載っていたような、、、。

いつもパンフを買う私ですが、今回は迷った挙句に辞めました。

深い意味はありません。1000円あれば、もう一本見られるな、、、何故かそう思っただけです。


P.S

印象的なセリフのひとつ。

「どんなにみっともなくてもいい、とにかく生きろ!」

す、すみません。みっともなく生かさせていただいております、はい。



PM 09:19:23