2005年8月3日水曜日

シンデレラのガラスの靴が割れちゃったのはご存じですか?













サブタイトル:ひねくれたオヤジのシンデレラに関する考察

いやなに、たいしたことじゃないんですけどね、
シンデレラのガラスの靴についてのお話です。

シンデレラのお話には、いろいろな説があります。
もっとも知名度の高いのはディズニーのシンデレラなのでしょうが
話の原型は、グリム童話だとか、ペロー童話だとか、、、。

靴も本当は、ガラスの靴じゃなくて、 毛皮説や金製説もあります。

が、ここでは、ディズニーのシンデレラのお話です。

ディズニーのシンデレラのお話を今さら解説するには及ばないでしょ?

そうです。カボチャが馬車になり、ネズミが馬車に(だっけな?)なるあのお話です。
いわゆる舶来恋愛サクセスストーリーです。(嫌いだな、この表現)

でも意外に知られていないのは、というか、たいていの人は
ディズニーの絵本のシンデレラを読んだことがない、と思います。
ちなみに私も本屋で立ち読み程度です。

ですから本当は、ガラスの靴が割れてしまったことを知る人は少ないんです。

いつ割れてしまったかって?

それはですね、王子の命を受け、使者が片方のガラスの靴を持って、
街中走りまわっている時です。

案の定、あのいじわる二人姉妹がそのガラスの靴が履けなかった後で
さて、一応あの女中(シンデレラのことね)にも履かせてみよう、そう使者が思った時、

パッリ~ンッ!(ここは、軽やかに。けっしてガッチャ~ン!ではない。)

彼女達のお母さんが使者にイジワルをして、
結果として使者は持っていたガラスの靴を落して、割ってしまうんです。

その時、使者は絶望の淵に立たされるのですね。
一心に王子に仕えようとして、
また心からシンデレラを見つけ出そうと必死に頑張っていたのですから。
(ちょっと大人の表現だな。曲折表現かな。)

されど、なんとその時、シンデレラが使者の前に現れるのですね。
そして絶望中の使者にささやくのです。

「心配なさらないで、もう片方はここにありますから。」って。
(記憶で書いていますので、正確じゃないかもしれまん、このセリフ。)

パンパカパーン!
あ~なんてハッピーエンド。ノープロブレム!話出来過ぎィ!

でも私は、この出来事、とても重要な内容であると考察します。

だってこの出来事がなかったら、
ひょっとしてこの王子、単なる片想いにもかかわらず
無理やりその相手を探し出して、自分のものにしちゃおう、
なんていう話にもなり得ますもん。

もし、王子がシンデレラの趣味じゃなかったなら
ガラスの靴が割れた途端、「これで逃げ切れる!」と
シンデレラは思ったかもしれないし。

だから、シンデレラが自ら、もう片方の靴を出す行為は
明らかに王子とシンデレラが相思相愛だったことの証しになると
私は思えたのですね。

シンデレラの方からも王子様に近づきたいという思いの現れですものね。

だからこの行為は、私にとってとても大切な大切な出来事に思えるのです。

あ~、なんてディズニーは、完成度の高いストーリーに仕上げたんだろうと
ただただ、脱帽してしまうのです。

ま、ただ、それだけの話です。
貴殿がお酒でも飲んだ時に、ちょっと女性(男性?)の気を引く話題には、
なるんじゃないかな、、、と。

では、また。

P.S

蛇足ですが、、、私がお酒を飲みながらこの話題を呈した時の
同席した女性の感想です。参考までに。

「使者があまりにも可哀想で思わずもう片方を出しちゃったんじゃないのォ。」
(夢のないヤツである。)

「あんな素敵な王子様なのに何で誘いを断るオンナがいるのォ。」
(現実的なヤツである。)

私に向かって、、、「このスケベオヤジィ。」と。
(..................なんなんだ、なんなんだ!)

くれぐれも話す相手を選んだ方が良い、と付け加えておきます。



PM 12:20:03