2005年8月23日火曜日

「今日の夕飯は、きりたんぽだよー。」


遥か昔、冬の東北へ一人旅をしたことがある。

その日も行き当たりばったりであったけれど、ちょうど秋田に泊まることになった。

とりあえずビジネスホテルをゲットし、さて夕飯をどうしようか、、、と街に繰り出した。

やっぱり郷土料理がいいな、、、と思いながらも炉端焼きの店に入った。

壁のお品書きを見ながら、日本酒を頼み、秋田はやっぱりきりたんぽだろうな、、、と注文した。

私は、まだその時、きりたんぽが如何なるものかを知らなかった。

日本酒をチビチビやりながら待っていると、コンロと鍋が出てきた。

そして、きりたんぽと初対面である。

「なにこれ?きりたんぽとは、ちくわのことだったのかぁ?」

私の強烈な第一感想だったのをしっかり憶えている。

けど、食べてみて違った。

きりたんぽとは、、、秘密にしておこっと。

あなたもどこかで召し上がれ。第一印象を大切に。

では。


P.S

実にすごい量だったのであるが、見事に完食して、お店の人が驚いていた記憶もある。

なにせ一人だったもん。

若かった頃の話である。



PM 09:40:33