2007年1月6日土曜日

想い出の破棄は、永遠の破棄か?

先日のコラムで、
想い出の品を捨ててしまうと、
もう永遠に思い出せなくなって、
その想い出の過去の事象がまったく思い出せなくなってしまうのじゃないか?
そんな心配事をチラッと書いた。
 
確かに思い出すきっかけとなるべきその品物を失う事は、
それに関連する大切な人生の歴史ともいえる想い出も永遠の忘却の彼方に
去っていってしまうような気がする。

いやいや、例えば本棚の小説にしたって、
そこに本が並んでいる以上、確かに自分は読んだのだけれど
正直言って、ストーリーさえ思い出せない本ばかりである。
それじゃぁ読んだ意味がないんじゃぁないか?
そんな心配である。
 
けれど、とある方からうれしい一言を受け取った。
それは、、、要は、、、
どんな想い出も本も、今は憶えていなくても、
その時には、きっと何か感じることがあって、
それは、きっと自分の考え方や主義・思想に結びついて、
今も体の中のどこかに残っているであろう、ということ。
 
なるほど、、、私は、ものすごくうれしかった。感動した。
ならば、もう何も心配する事はない。
何も見えるものだけが全てではないのだ。
今の自分の考え方・思い全てに、過去の出来事が染入っているに違いないのだ。
 
だから、、、
もっと本を読もうと思う。いろいろなことを経験しようと思う。
想い出を作るためではなくて、今の自分を育てるために。
新年早々、うれしい言葉に出会えたことに感謝である。
 
P.S
でも、、、
おいしいものを食べた時にも、その写真でも撮っておかないと
曖昧な記憶な料理のイメージだけで
後に残るのがカラダに付着した脂肪だけ、、、じゃぁねぇ、、、。
 
やはり、私のカメラ小僧は捨てきれないや。
 
 
PM 07:56:20