山田洋次+吉永小百合
実にこの組み合わせで見るに至った。
とゆ~か、
また映画に連れてけ、という80歳の母にピッタリの映画であろうということで
今回もまた80歳+50歳母子カップルでの鑑賞である。
が、、、映画館は、日曜なのにガラガラで、きっと私が一番若かったんじゃないかな?
# と思えたほどである。
まぁ、ネタバレはさける。
感想は、様々であろう。そんな気がする。
日本人的な価値観で見れば、この映画に対する感想は、だいたいは、似通っているはずだ。
けれど、この映画そのものへの評価は、様々な気がするのである。
あえてひねくれて、ちょっと辛口の一言を書けば、、、
今なぜ、この映画?
この映画の要素は実に多い。
夫婦、親子、愛情、家庭、思い、反戦、思想、生き方、信じること、やさしさ、、、
そして、悔しさ。
書けばキリがないし、きっとどれもが深い。
ひとつひとつのシーンから何を思い、何を感じるかも、実にキリがない。
淡々と見ていれば、それで過ぎてしまいそうだけれど、
見終わった後には、きっと何らかの自分なりの感想が自然にわいてきそうな、、、
そんな映画である。
残念ながら、私は映画を観ながら、最後の2分のパターンが気になりだした。
# 実に不謹慎かもしれない。
映画を観ながらも、ストーリーを離れて、
山田洋次のいつもの2分についつい期待をしてしまったのだ。
そんな映画の見かたになってしまったのが自分で哀しい。
80歳の母は、見終わってから、「良かった、良かった。」と言い続けていた。
昭和2年生れの彼女にとっては、実に感慨深いものがあろう。
お年寄りには、お奨めな映画かもしれない。
大ヒットになりにくそうで残念である。
# うまく書けてないなぁ、今日のコラム。
P.S
映画館を出ての私の感想のひとつ。
日頃、ヒガミ根性で私は、母に言っている。
「年金もらい過ぎだぁ~。」
けれど、フト思った。
戦前、戦中、戦後を生き抜いてきた人達であれば、
最後ぐらい、楽しく過ごせるように、ま、いいっか。などと。
# まんまと乗せられたかぁ?