2018年7月4日水曜日

ペーパー・ムーン

1973年作である。

なのに白黒である。

# の理由については、Wikiででも。

母を無くして孤児になってしまった女の子が
詐欺師の(父の可能性が捨てきれない)男に
叔母の所まで送られてゆく道中の物語である。

道中も男は、聖書売りの詐欺を繰り返す。
それを何気に手伝ってしまう女の子。
いやいや、詐欺としての才覚は、実は女の子の方が上だったりして。

父ではないかと疑う女の子。それを否定し続ける男。

物語を書けばそれだけのことである。

けれど、それぞれのシーンが明るく楽しく、そして、切ない。

そして、そして、日々それを重ねているうちに、
お互いに離れられない存在となってしまったのであった。

この二人、実は本物の親子だったりする。
男役のライアン・オニールは、あの“ある愛の詩”の、である。

# って、オヤジ・オバサンしかわかんないっか。

女の子役は、テータム・オニール。

最初のシーンから、どんどん可愛くなっていくのも見ものだ。

最後のシーンに感動するかどうかは、貴方次第。

長く続く殺風景な一本道を去っていく最後のシーンは、
世の中がどうであれ、この二人は一緒に居さえすれば、
なんとかやっていけるんだろうな、と私には、思えた。

まぁ、古き善きアメリカンムービーでありました。



P.S

しかし、、、“ある愛の詩”とのギャップがデカかったなぁ。

そこを乗り越えるのがちょっと大変でしたわ。