1973年作である。
なのに白黒である。
# の理由については、Wikiででも。
母を無くして孤児になってしまった女の子が
詐欺師の(父の可能性が捨てきれない)男に
叔母の所まで送られてゆく道中の物語である。
道中も男は、聖書売りの詐欺を繰り返す。
それを何気に手伝ってしまう女の子。
いやいや、詐欺としての才覚は、実は女の子の方が上だったりして。
父ではないかと疑う女の子。それを否定し続ける男。
物語を書けばそれだけのことである。
けれど、それぞれのシーンが明るく楽しく、そして、切ない。
そして、そして、日々それを重ねているうちに、
お互いに離れられない存在となってしまったのであった。
この二人、実は本物の親子だったりする。
男役のライアン・オニールは、あの“ある愛の詩”の、である。
# って、オヤジ・オバサンしかわかんないっか。
女の子役は、テータム・オニール。
最初のシーンから、どんどん可愛くなっていくのも見ものだ。
最後のシーンに感動するかどうかは、貴方次第。
長く続く殺風景な一本道を去っていく最後のシーンは、
世の中がどうであれ、この二人は一緒に居さえすれば、
なんとかやっていけるんだろうな、と私には、思えた。
まぁ、古き善きアメリカンムービーでありました。
P.S
しかし、、、“ある愛の詩”とのギャップがデカかったなぁ。
そこを乗り越えるのがちょっと大変でしたわ。