2023年8月19日土曜日

花束みたいな恋をした

この物語、、、なんていうのかなー、、、

あえてネタバレを避けて、鑑賞後ふと思い出した“秘書問題”の話題にする。

# 秘書理論についてはWikiででも

ザックリ言えば、これから10人の人と面接するとする。

そして、採用不採用は、その場で決定しなければいけないとする。
要は、全員の面接をして、10人の中から選ぶということはできない前提である。

さて、数学的にどんな選択をするのが最適な選択となるか、
が、数学における“秘書問題”である。

で、最終的な結果だけを言えば、

最初の3人はとにかく不採用にする。
そして、その後これまでよりも一番いいと思った人を採用する、
といのが、こういった選択時の最適解とされている。

ところが、この最適解を得る際に二つの課題が残されている。

その1、最初の3人の中に10人の中で最良の人が含まれていた場合、もはや最良の人は選べない。

その2、最初の3人がどうしようもない人ばかりだと、とりあえず4人目が選ばれてしまう。

とまぁ、こういうのが“秘書問題”ではありますが、
一方、これを恋愛に置き換えた場合、いろいろ無理な課題もあるのですが、

その課題の一つは、人生において、何人の異性と出会うかわからない、ということでしょう。

ところが、これについては、とある数学者がこう置き換えた。

数学的に、23歳が区切りになると。

# それ万人に当てはまるのか?という疑問はさておいて。

要は、23歳までに出会った異性は、すべてスルーするべき、と説く。

そして、23歳を通り過ぎてから、今までで一番良いと思った相手を一生の伴侶とすべき、と。

で、この映画の物語に話を戻す。

お互い大学生の時にお互い最高の相手と思って付き合いだした二人。

ところが、いざ大学時代が終わると、
現実世界に生きざるを得ないと考える男と、
なぜ今まで通りではいけないのかと考える女。

そして、二人の関係は破綻してゆく、、、。

# って、完全なネタバレじゃん。許したもう。

しかし、私は思うのである。

別れた後もお互い相手を見つけるものの、それは最高の伴侶を得られたのであろうか?

いや、得ることが出来るのであろうか?

ま、もっともこれは、人生が終わって振り返ってみないことには、わからないけれど。

ただただ、彼らの今後の人生に悔いのないことを祈るばかりであります。



P.S

“秘書問題”については、ひとつの数学的知識としては、とても面白い問題だと思っているのですが、

こと人生にあてはめてみた時に、そんな数学通りなんかになるんかいっ!

って思う時点で、私は数学者にはなれない自信があります、はい。