2023年8月11日金曜日

中学 歴史(不合格)

あ、いやぁ、ま、子供たちに勉強を教えてもいるタテマエ上、こういった本も目を通しておいた方がいいかな、というよりも

竹田恒泰氏の監修する中学向け歴史教科書はどんなになるのか?

という興味の方が大きかったのは間違いない。

彼の思いから作った歴史教科書は、世の教科書からどういう点でハズレるのか?ということでありましょう。

正直言って、まず、思うのは、
歴史っていうのは少ない文献から復元されたモノであれば、

その認識は、人によってある程度異なってくるのは仕方がないことだろうと思う。

過去の文献を調べれば、ココにこういうことが書いてある、という中には、
どれを取り上げるかによって、また、その取り上げ方によって、歴史のニュアンスも異なろうというものである。

そういう意味では、オトナになってしまった私には、いろいろなニュアンスがあっていいと思う。

いやむしろ、私はそのニュアンスを楽しむ域に達しているからにして。
だけど、中学生の教科書向けともなるとそうはいかないんだなぁとつくづく。

ま、この本自体は、表紙から「不合格」と謳っているので、
そのニュアンスを楽しむべきものであることは間違いがないのであろうから

そういう意味では、結構楽しく読ませていただきました。

でも、ま、人に勧めるものではないのだろうな。

巻末資料がなかなかわかりやすくてグッドです。


P.S

こうなると、これも読んでみるかなぁ、

「日本国紀」百田尚樹著

ま、何を読んでも、歴史が確定するわけでもないんですけどね。