2023年8月29日火曜日

世界でいちばん透きとおった物語

杉井光著。

ネタバレ厳禁!
電子書籍化絶対不可能!?

ま、そんな評判というか帯につられてつい本屋で手に取ってしまった。
タイトルもなんだかステキじゃないですか。

ジャンルは、なんなの?推理小説?

いつも厚めの推理小説などを読むと“ココの部分要るの?”と思うことがある。

作家さん、ムリに長くしようとしていない?そんな思い。

それが伏線の伏線であったとしても“そこまで書かなくてもよくない?”などと不粋なことを思うことがある。

正直言うと、この小説もそんな思いを持ちつつ読んでいたりした。
大変恥ずかしいことに、私の興味は、このタイトルの中身にあったからで。

ところが最後は、そういうことなの?!と確かに予測不可能なラストでありました。

# やっぱネタバレを書くべきじゃないよな。
# ちょっと残念感もあったりもしたわけですが。

しかも、確かに電子書籍ではこの表現は無理だな、というか意味ないな、と納得。
まぁ読んでいる間よりも、その終わり方に驚くべき一冊でありました。

うん、久々物語以外で楽しめて面白かったです。



P.S

しかし、この小説をしみじみ思い返すと、この手の作中作は、、、

作家杉井光氏の半生の物語などと思われてしまいませんかね。

意外とノンフィクションだったり?

# なんてね。