2024年1月11日木曜日

捨てることは進化すること

「あ~、せんせいの脳みそをそのままもらいたい。」

ある意味嬉しい一言ではあるけれど、
生物というのは、次の代へはDNA程度でしか伝えられないような仕組みになっているわけで。

知識も経験も想い出も直接伝搬できない仕組みは、
きっと進化の過程で選び取った仕組みであるわけで。

けど、ある意味もったいないよね。
一生かかって得られたモノが、その死と共にすべてが消失してしまうわけで。

なんて無駄な仕組みなんだろうと思うけれど、
きっと古いモノは切り捨てた方がいい、という哲学的命題が進化を進めたはずで。

人間として生まれてきた瞬間に、変なモノを引き継ぐよりも
すべてがゼロスタートの方がきっといいはずなんだよ。

うんにゃ今やってる勉強なんか過去2000年以上かかって得られた内容を
文字ベースで猛スピードで吸収していると思えば、それってなんて効率的な。

子孫に曖昧な考えや想いを伝えず、生まれてから無機な知識だけを得てゆく仕組みは、 よく出来た仕組みだなぁ、とつくづく思ったりもする。

# もっともそのベースにはDNAがあったりもするのだけれど。

「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」って言ったって

その時の生まれついた環境が、その後を大きく変えるかもしれないけれど、
まぁそれは仕方がないわね。

河童のように、生まれる前に確認できない仕組みもきっと進化の結果かもね。

しかし、そんなこんなを考えていると、
AIは、知識を身に付け続けて際限がないとすれば、、、
進化し続けるとすれば、何をどの部分を切り捨てていくの?

見てみたいけど、、、無理だな。




P.S

ちなみに私は、AIが心を持つのは時間の問題だと思っている派で。

私は、宇宙も「心」を持っていると信じている。
どんな無機質なモノでも、とんでもない量が集まれば、「心」を持ち出すんだよ。

だって、無機質な原子がたくさんたくさん集まっただけで、細胞を作り脳を作り、、、
 
そして「心」が備わった。

小さな地球の上にも70億の例がある。
であれば、どんな無機なものでも無限と思われるだけの量が集まれば、「心」を持つのも自然な流れであって、、、。

そう思いません?