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俺たちの感情を昂らせるために作成されたコンテンツを見て、
落ち込んだり興奮したりし続けると、
自分の人生に対する主体性を失ってしまう。
洗い物を片付けて、掃除機かけて、美味しいご飯でも食べてほうが100倍マシだと思わない?
俺はもうスナック菓子みたいなショート動画を見ないよ、無駄だから
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御意!である。
昭和人間は、そうインターネットなんかなかった頃、
まだ世には、無料コンテンツは、テレビ・ラジオぐらいしかなかった。
チャンネル数も少なく、数少ない番組を家族みんなで見た。
# もちろんチャンネル争いなるものもあったけれど。
しかし、それから半世紀も経ってインターネットがここまで広がってくると、
何らかの端末を持って、ある程度の通信量さえ払っていれば、
無限とも思われるコンテンツと接触することが出来る。
しかも、情報の発信側も個人で自由に出来るレベルまで落ちてくると、
もはやきっと供給量が需要を越えてきている気さえする。
そして、その品質も問われぬまま、垂れ流しの状態だ。
そんなものに付き合いだすと止めるのも難しくなる。
# 麻薬的な効果もあるからね。
そしていつかフト気がつくはずだ。いや、気がつかなければならない。
そんなものに一喜一憂する自分の情けなさに。
インターネットは、知識を増やしてくれるかもしれないけれど、
要らぬ知識や、出会う必要がなかった意見に振り回されて
自分の主体性や時間を消費したくない、とつくづく思う。
いつか人間が充分に成熟したら、それに伴って成熟したインターネット社会がやってくるだろうか?
いつまで経っても地球上で戦争がなくならないように、
いつまで経ってもインターネットも成熟しないような気がしてならない。
P.S
かく言う私もこのブログで情報(じゃないですね、ひとり言ですかね。)を垂れ流している人間の一人である。
「お金にもならないのによく続くね。」と言われることもある。
まぁ正直言って、どうしてこんなに続いているのかが自分でもよくわからない。
けれど、やはりこんなコメントが流れてきたのでちょっと引用。
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しかし大抵のブロガーは、
ただ書くのが好きで好きでしようがなくて、
書くのをやめたら停止したマグロみたいに死んでしまいそうだから、
キーボードを肌身離さず手放さず、
風呂に入っている時ですら頭のなかで文章を考えてニヤニヤしてしまう、
そういう人種がブログをやってやってやりまくって、
いるんだと思います。
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当たらずといえども遠からずかもしれない。
私も確かに“読んでもらいたい”というよりも、“とりあえず書きたい”という人種であることには間違いないな。
インターネット資源を無駄に消費していてすみません。