小山薫堂氏がプロデュースのシグネチャーパビリオン「食を通して、いのちを考える。」
いや、なかなか良かったです。
入場して最初に見せられる映像が、どアップでの松潤がご飯を食べるシーン。
これ、松潤ファンには、たまらんでしょう。(きっと)
# ご飯をお茶碗によそう時、ちょっとほぐした方が良くない?なんて不粋な感想を持ったりした
# ヤなオヤジ。
それにしても、本当に「食」というものを考えさせられる。
イワシの10万粒の卵から、人間の口に入るのは3匹という。
日本人ひとりが一生で食べる卵の数は、約28,000個。その数の卵の模型で作られたシャンデリア。
それを多いとみるか少ないとみるか。
展示されている豚肉、牛肉、鶏肉のパック、、、その肉が生まれて育つシーンを見せられちゃぁ涙も滲むでしょ。
コーヒー一杯分の豆の収穫に140リットルの水が必要で、育つまでに3~5年かかる一本の木からは、約40杯分のコーヒーしか作れないという。
いつもお米に疑問に思っていたこともわかりました。
一粒のたねもみから稲が成長して実るお米は400~500粒。
お茶碗一杯分(約3000粒)は、6粒から。
チョコレートのカカオもハチミツも、その貴重さをつくづく感じさせられる。
いやはやどんな贅沢してんだ?私。
そんな思いにさせられる。
展示後半の「未来の食」も感心させられてしまう。
野菜でできたお米をブレンドして、サラダのように食べられる“サラダ米”
お米だけで親子丼を味わう“親子米”
シカ、イノシシなどの肉もあますことなく活用できる“いのちまるごとブイヨン”
# あ~キリがない。
そして、それらを見て思うのは、今自分たちはどんな贅沢をしているのか、
そして、持続可能性な食は、今後どうしてゆくべきなのか。
否応もなく考えさせられる展示群でありました。
私的には、今回見た中での一番おススメのパビリオンでありました。
P.S
お土産は、2050年に食べられる万博漬け引換券とグリコのお米のキャラメル。
25年後かぁ、たぶん万博漬けは、私の口には入らないだろうなぁ。
ちょっと悔しい。