飲み屋でのお話である。
カウンターの隣のオヤジ連中が話している内容が面白かった。
「オレは、大器晩成タイプなんだ。」
「オマエ、晩の時刻はもう過ぎてるだろ。」
「いや、まだまだこれからだ。」
「この世を去る瞬間に、大器になっても仕方が無いだろ。」
そんなこんなの会話である。
そう考えると、"大器晩成"なる言葉、単なる励ましの台詞にしか
過ぎないのかもしれないなぁ、とつくづく思えたり。
そもそも"大器晩成"なる言葉は、若者の単語である。
オヤジの世界では、いつのまにか不毛な単語となる。
ま、もっとも、大器とはどのようなモノを言うか、の定義も曖昧であるからして、
或る意味、いつまでも希望の持てる、
いや、いつまでも言い訳の出来る、四字熟語ではある。
けれど、このオヤジは、若者に言いたい。
君達は、大器晩成なる言葉に甘えてはいけない。
「大器晩成」ということわざには、
無限に大きい器は、永遠に出来ない、という例えもある。
目の前にある目標に、前に進め。たゆまず進め。
「大器晩成」なる単語は、君らには無縁のはずだ。
がんばれ。
P.S
晩年となった私はどうかって?
いやいやまだ、目指してますよ、大器を目指して。
残りの人生、明日は今日より、明後日は明日より、
僅かでも大きな大器を目指して。
大器の前提が、私固有なモノかもしれないけれど、
無限の大器を目指して、お互いに頑張りましょうね。