原作は、大岡昇平の小説である。
# 原作は、未読である。
題名は、よく耳にしたことがあったけれど、かなり前にNHKの100分de名著で取り上げられ 、新たにその内容に触れ、気になっていたものである。
で、この夏、終戦の日前後に片っ端から戦時モノを観て 、いつかこの「野火」も観ておかないとな、と思いつつ今日に及んだ。
# あらすじなどは、Wikiででも。
太平洋戦争末期のフィリピン・レイテ島での物語である。
もはや日本の敗戦は濃厚で、ジャングルの中、行き場もなく主人公は放浪することになる。
孤独の中での飢え、屍だらけの道中、意思の伴わない殺人、そして行きつくところは人肉食へも。
更には、その為には、日本人さえも殺しあう。
主人公は、その過酷な状況の中で翻弄され、やがて、、、。
この小説、実に二度製作されている。
# 1959年と2015年。
が、その過酷の生々しさは、きっと現代に近い方が、、、と思い、2015年度版を選んだ。
まぁ、この原作の映画化には、とても容易ではないことが想像できる。
極限での人間の行動・思いは、簡単に理解できるものではなく、再現できるものでもなかろう。
そして、そうやって映画化されたものの中から何を感じ取るべきなのか、実に難しい。
が、とりあえずは、主人公の目線からすべては観察され、
その主人公は、その過酷な状況の中であっても他を観察できる状況であってくれたことが唯一の救いである。
もっとも最後には、、、であるけれど。
本来の原作の中での“神”についての絡みは少ない。
そこがもっともこの小説の扱いが難しい部分であることは容易に想像できる。
まぁ90分にも満たない映画の中では、とても語りつくせるものではないのだろうけれど。
P.S
しかし、、、今も世界のどこかで戦争は続いている。
こんな状況に陥ることもあろうことを思うと、あまりにも哀しい。
# 原作は、未読である。
題名は、よく耳にしたことがあったけれど、かなり前にNHKの100分de名著で取り上げられ 、新たにその内容に触れ、気になっていたものである。
で、この夏、終戦の日前後に片っ端から戦時モノを観て 、いつかこの「野火」も観ておかないとな、と思いつつ今日に及んだ。
# あらすじなどは、Wikiででも。
太平洋戦争末期のフィリピン・レイテ島での物語である。
もはや日本の敗戦は濃厚で、ジャングルの中、行き場もなく主人公は放浪することになる。
孤独の中での飢え、屍だらけの道中、意思の伴わない殺人、そして行きつくところは人肉食へも。
更には、その為には、日本人さえも殺しあう。
主人公は、その過酷な状況の中で翻弄され、やがて、、、。
この小説、実に二度製作されている。
# 1959年と2015年。
が、その過酷の生々しさは、きっと現代に近い方が、、、と思い、2015年度版を選んだ。
まぁ、この原作の映画化には、とても容易ではないことが想像できる。
極限での人間の行動・思いは、簡単に理解できるものではなく、再現できるものでもなかろう。
そして、そうやって映画化されたものの中から何を感じ取るべきなのか、実に難しい。
が、とりあえずは、主人公の目線からすべては観察され、
その主人公は、その過酷な状況の中であっても他を観察できる状況であってくれたことが唯一の救いである。
もっとも最後には、、、であるけれど。
本来の原作の中での“神”についての絡みは少ない。
そこがもっともこの小説の扱いが難しい部分であることは容易に想像できる。
まぁ90分にも満たない映画の中では、とても語りつくせるものではないのだろうけれど。
P.S
しかし、、、今も世界のどこかで戦争は続いている。
こんな状況に陥ることもあろうことを思うと、あまりにも哀しい。