写真は、フィレンツェのアカデミア美術館の入り口の風景である。
私の行った時には、ご覧の通り長蛇の列であったけれど、私は日本で入場券の予約をしていったので、並ぶことなく入場できた。
さて無事入場。
いつものようにまずテレフォンガイドをゲット。これにはちょっと並んだ。
単に借りるだけなのであるが、これが結構時間がかかるのである。
まず、何語が欲しいかが尋ねられ、それに答えると、
その言語のメモリカードを探し、本体に差し込む。
簡単な動作チェックをして
さらにコート掛けのようなスタンドからヘッドホンケーブルを取り出し、それを付けて渡すのである。
私の時には、係員が一人しかいなかったので、結構手間取っていた。
さて私の番である。
何語が欲しいか?と尋ねられ、日本語と答える。
本体にメモリカードを差込み、動作チェックの後、手渡された。
しばらくして、私を見て係員がキョトンとする。
「アンタ、何でまだいるの?」後ろに並んでいる人達もそんな感じだったな。
このアジア人、なんかおかしいんじゃないの?そんな雰囲気に包まれた。
「オレ、まだヘッドホンもらってねーよ。」そう応えると
場の雰囲気は一斉に反転し、
「そりゃ聞きようがないよなぁ。」と後ろの人が大笑い。
係員も「スマンスマン」と慌てて用意してくれるのであった。
まぁ、雰囲気が良かったから良しとしよう。
さて、お待ちかねのミケランジェロの「ダビデ」である。
第一印象は、とにかくデカイ。
実際の人間の3倍以上もあろうサイズである。
しかし彫刻でありながら、よくもまぁこんなに忠実にこのサイズに作ったものかと感心してしまう。
撮影禁止の場内でそのサイズをご覧に入れられないのが残念である。
(何故か、どっかのホームページには掲載されていたなぁ。)
ちなみにその横にPCがあって、実像が取り込まれたCG画像ビューワがあって、横のトラックボールを動かすと様々な方角から拡大して見られたりするのである。
私は、かなりの時間をそれを見て費やした。
だってあの大きさである。頭の上とか見えない部分がいっぱいあって、それを見るには、あのCG画像を見るしかないのである。
もうひとつの目玉は、「ピエタ」である。
ま、細かい話は、詳しくないので避ける。
P.S
しかし、アカデミア美術館は、その有名な割には、狭く、あまり長居する必要がないポイントであったような気がするのは、やはり私は美術オンチであったのかも。
PM 10:16:00