私は、映画ファンである。
小さい頃から父がよく映画に連れて行ってくれたため、比較的古い映画もオンタイムで観ていたりする。
ちなみに「2001年宇宙の旅」なども小学校でもらった割引券で父に連れて行ってもらったものである。しかし、今から思うにあの映画、文部省推薦だったのだろうか?
話がそれた。
で、映画に出てくるベネチアシーンには、当然ゴンドラのシーンが付き物である。それも必ずカップルと言っていい。どんな関係はともかく、オトコとオンナのカップルのシーンである。
(そうでもないか。最近観た「幸せになるためのイタリア講座」なる映画では、みんなでワイワイガヤガヤ乗っていたな。)
したがって、私の頭の中には、ゴンドラに乗るということは、かなりロマンチックで極上の出来事のように思えていたのである。
さて、そのゴンドラである。目の前にして乗ってみないわけにはいかなかろう。で、搭乗である。
写真は、ゴンドラから撮影
一番上は、牢獄へつながる「溜息の橋」である。
しかし、狭い運河をゴンドラが行き交う。
出会い頭でのゴンドラの操縦の巧みさは、ただただ脱帽である。
きっと重労働なんだろうになぁ、、、と思うのであるが、いとも自然に漕ぎ続け、静かに流れるように進むゴンドラに身を任せるのは、やはりロマンチックであり、贅沢なひとときである。
P.S
ゴンドラに乗ってみて、映画のシーンと違うどうしようもない現実に気が付いた。
自分が乗っているシーンの岸からの写真が撮れないのである。
今自分がゴンドラに乗っているシーンは、きっとあのシーンのように違いない、、と、心の中で納得せざるを得なかったのである。
PM 05:32:14