2006年12月26日火曜日

六道を生き抜く

あなたは、六道をご存知であろうか?
地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上の六道である。

私も専門家ではないので、間違っていたらごめんなさい。
せっかくだから、ちょこっとだけ解説を書く。
六道とは、以下の6個の世界であります。

地獄
苦しみの絶え間ないのない世界であります。
なんとなく想像できる世界でしょ。

餓鬼
不平不満に満ちていて、感謝することを知らない世界である。
いつも人のものを欲し、深く嫉妬する。そんな世界であります。
 
畜生
鳥・獣・虫などの世界。最後は苦しみを受けて死ぬとされる。
地表の世界である。

修羅
いつも喧嘩腰で闘争ばかりの世界であります。
嫉妬心を持ち、本当は、潜在的に劣等感を持っていたりする。

人間
考える力を持ち、ことを考えながら行う世界であります。
そこにも苦しみはある。生老病死の四苦。

天上
欲を離れた世界であります。
何も苦しみはないが、唯一苦しみがある。
いつかは他の苦しみに堕ちこんでいくという「退没苦」である。

以上の6個の世界。
これに付随して、よく「輪廻」という言葉も耳に入ってきます。
輪のようにつながったこれらの世界を巡りまわることを表す意味です。
 
けど、、、ね、間違ってはいけません。
死んで次に生まれ変わって、今と違った次の世界に移り行くことをいうのではありません。
六道とは、今あなたが生きている世界そのものを言っているのです。
最近私も、六道の世界に生きていることをつくづく思い知ることが多い。
けれども、そこは生き抜くしかありません。
たまには、欲に駆られても、嫉妬心を持っても、ある意味それも仕方がないことで
# ここで、それを許してしまうのが私の凡人である証で。
それでも生き抜かねばならぬのが、この世界であったりもする。
 
P.S
だから、、、思う。
自殺に急ぐ若者たちよ。
今の苦しみから逃れたいのもよくわかる。
それしか道が残っていないと思える瞬間が訪れることもわかる。
けれど、仮に次に生まれ変われる世界があったとしても
やはり、同じような世界なわけで、、、。
次が今よりも幸せな世界なんて保証は何もない。
だから、私も今を生き抜こうと思う。
とりあえず、苦しみながら、もがきながらも、今を生き抜こうと思う。
死を選ぶ一歩手前かも知れないそんな道を
とりあえず寿命まで頑張って生き抜こうと思う。

PM 06:48:56