仮にあなたが高校3年生で、、、
電車内で痴漢に間違われたとする、、、
警察に連れて行かれ、取調べの時に、こう言われたとする、、、
電車内で痴漢に間違われたとする、、、
警察に連れて行かれ、取調べの時に、こう言われたとする、、、
「認めなければ10日間、勾留(こうりゅう)され、学校には行けない」
「10日も学校を休めば、痴漢で逮捕されたことも明らかになり、卒業できない。
認めれば、釈放され、裁判所で処分を受けても学校には分からないだろう」。
あなたはこの言葉に勝てるだろうか?
たぶん、真実が正しければ、必ず勝てると思う方もいよう、、、
たぶん、真実が正しければ、必ず勝てると思う方もいよう、、、
けれど、、、
気の弱さで負けてしまう人もいよう、
気が強くて、呆れながらも、めんどくさくなって、負けてしまう人もいよう、
気の弱さで負けてしまう人もいよう、
気が強くて、呆れながらも、めんどくさくなって、負けてしまう人もいよう、
現実は、結構そんなに甘くなかったりもするのである。
P.S
私には、悔しい思い出がある。そんなことを思い出した。
私も高校生であった。何年生だったかは覚えていない。
雨の日、地下鉄に乗った。
いわゆるラッシュであった。
カバンと傘を両手に持ち、つり革にもつかまれず、
満員電車の中で電車の揺れに倒れないように必死だった。
降りる駅に到着し、電車のドアが開いた瞬間、
私の横にいた女性が、「キャァー!」と悲鳴を上げて、電車から逃げようとした。
私は驚いて彼女を見た。その瞬間、電車の外へ逃げながら振り返った彼女と目が合った。
が、同時に私は、すごいものも見た。
彼女が出口に逃げようと動き出した時、
私と彼女の間にわずかな空間ができた時、
私は、見たのだ。
何本かの手を。
彼女のスカートの下から離れていく、その驚くべき何本もの手の動きを。
信じられなかった。信じたくなかった。
私もその駅で降りた。
彼女は、ホームのベンチに腰掛けていた。
彼女は、ホームのベンチに腰掛けていた。
私は、その横を通り過ぎた。
両手にカバンと傘とを持ち、決して私は参加していなかったことを示したかった。
両手にカバンと傘とを持ち、決して私は参加していなかったことを示したかった。
が、彼女は私の無実を信じてくれただろうか?
弁解の機会も与えられないまま、私は、一生拭いきれない無実の罪を背負った気がした。
弁解の機会も与えられないまま、私は、一生拭いきれない無実の罪を背負った気がした。
PM 09:32:12