2023年12月23日土曜日

政と源

教え子の高2が河合塾で模試を受けて、
持ち帰った国語の問題の中の小説の引用を読んでいて

「これなんで?」と尋ねたら

「この問題は、全文が載っていないのでそれはわかんないんですよー。」

# ったく、世は欲求不満になる問題に溢れている。

で、全体を読みたくなって購入してしまった一冊。

二人のジジイの物語であります。

その二人のジジイの名前が国政と源二郎でタイトルが「政と源」

著者は、三浦しをん。

70歳を過ぎたジジイのドラマであれば、
三浦しをんならきっと明るく楽しく書いてくれるだろうな、と期待して読み始めた。

まぁ私よりもいくらか年上の世界だけれど、
ジジイであってもそれなりの考えや想いもあるよね。

いろいろうまくいかないこともあれば、それをなんとか乗り切る術ももう知ってるはずだよね。

いや、もう残りの人生、楽しくやろう。

# そんな気分になれました。

人生をそれなりに生き抜いてきたジジイ達の物語であれば、
こちらのジジイもいろいろ感慨深く楽しく読ませてもらえました。

うん、こういう小説が好きだな。




P.S

しかし、河合塾の問題作成者も粋なモノを選んで若者にぶつけてくれたよなー。

こんなジジイの物語を、、、さ。

この物語に巡り会わせてくれた模試作成者に感謝です。