2024年12月23日月曜日

毎日のように手紙は来るけれど

毎日のように手紙は来るけれどあなた以外の人からである

枡野浩一全短歌集

を手にする機会があったので読んでみた。

1ページに1行の贅沢な本である。

最近は、和歌・短歌が流行っているそうで買ってみたそうだ。

文字数にとらわれることもなく、ルール無用の短歌群である。
自分の思ったまま感じたままを歌っている。
今どきは、こういうフリーな短歌もアリなんだな、と思った。

なにかで知ったことがある。
いにしえの和歌・短歌は、今でいうデジカメのようなものだと。
その時々の心情・思い・風景などを自由気ままに表現し残すものだと。

だから、何を書いてもいいし、どう表現してもいい。
この短歌集は、まさにその路線を行っている。

けれど、ふと思ったりもする。
であれば、今どきは何のためにそういった短歌を作るのか。
作っている自分の感性を表すものであれば、人に見せるものもあれば、見せられないものもあるだろう。
この本は、“全短歌集”とあるけれど、まだ他に見せられないものもあるのだろうか?

どうもこの本の多くの短歌が、文芸的短歌というよりもコピーライターのキャッチコピー的に私は感じられてしまって残念である。

短歌の暗黙のルールから解き放される可能性を示してくれたのは楽しいし身近にも感じる。
けれど、それを全面的に素直に受け取れないでいたりもする。


P.S

そんな中で私の気を引いた一編を。

「思い出をつくっておこう 寝たきりの老後に夢をみられるように」






2024年12月21日土曜日

正直不動産

NHKのドラマ10枠で放送されていたのに、つい見逃してしまって

シーズン2もやるの?その前にスペシャル版もやるの?

ということで、やっぱり観たくなってシーズン1のDVD5枚を大人借り。

# どうも原作のあのマンガのタッチに苦手感があって原作はスルー。

正直言って、面白いよね。

1話が45分でサラッと観られて

各話が、とりあえずハッピーエンドで終わってくれるのもいい。

# いやなに、喜劇っぽいのに何故か泣かされるし。

不動産屋のイメージが悪くならないか心配だったりもするけれど、
不動産売買のノウハウが微量ながら身に付くのもいい。

人におススメするほどではないけれど、シーズン2が楽しみです。

# シーズン2は全話録画してあるんで。



P.S

しかしなぁ、、、私も不動産関してはいろいろあった人生である。

マンションを買った。マンションを売った。戸建ても買った。
戸建てを契約してキャンセルして何百万も捨てた経験もある。

今から思えば、売るためには売りづらい内容を隠していたこともあるんだろうな。

そんな思いもある。

特に不動産って、いい物件もあれば、悪い物件もある。
悪いモノも売らなきゃいけないこともあれば、
そういうことが起きやすい業界であることは仕方がないことなんだろうな。

そんなことを思っていたりする。




2024年12月19日木曜日

PlayStation 2024年まとめ

今年も“PlayStation 2024年まとめ”が届きまして。

私の今年のPS4で遊んだ時間は160時間という。

# 今年は例年よりも少な目かも。

ま、自称でゲーマーとはとても言えない時間数ですが、基本的にRecRoomしかやっていないので、

VR空間に160時間以上居たことになりますか。

# Oculus Quest 2ででも行ってるし。

# 今は、Meta Questっていうのか。

しかし、RecRoomで戦っている姿を脇で見られてたら、恥ずかしいなぁ。

けど、確かに上半身の運動にはなりますね。軽く汗かきますし。

ホントは、立って真剣にやるべきなんだろうけどなぁ。

座椅子に座っての動きで仲間たちには申し訳ないっす。


P.S

最近、“Crescendo of the Blood Moon”のソロクリアで、またとりあえずの満足に浸っている状態で。

次の目標を見つけないとなぁ。

# って、私はモノ作りはしません、とキッパリ。

だって、モノ作りし始めたら、仮想と現実が曖昧になってくるし、ハマったらキリがないでしょっ。





2024年12月17日火曜日

SLAM DUNK

何を今さら、、、はいそうです、今さらです。

かつて中学の頃、私も少々バスケットをやっていて、“SLAM DUNK”がバスケット漫画と知って、気になっていたにもかかわらず、

自分が30代で仕事と子育てに追われ、子供もまだこの手のオトナの漫画に馴染む歳でもなく
世の中では、かなりのブームになっていたにもかかわらず、ひょっとして不良のお話?と
気が付いたらスルーしてしまっていたわけで。

“面白い”とか“名言が出た”とかいろいろ耳にしても、その物語を全然知らないんじゃなぁ、
ということがどうにも気になっていて、とうとう30年経って、オトナ読みしましたよ。

バスケットというスポーツが漫画として表現できるのか?などと疑問に思っていましたが
まぁ何とか表現できているのが作家のスゴイところですね。

それにしても、一試合終わるのに何話使っちゃうかなぁ、というのはスポーツ漫画にありがちなことで。

それに6年にも及ぶ全31巻の物語の期間が、実は主人公の桜木花道が高校入学してバスケット部に入部して、その年のインターハイまでの期間であれば、

全ては、1年以内(数カ月、半年にも満たないか?)の出来事であったりするわけで。

よく当時の読者は、長期間ついていってたなぁ、というのが素直な感想ですが、まぁそれはある意味面白さの証明とも言えるのでしょう。

まぁ今さらですから、あらすじを語るほどの野暮ではありませんが
名言が多い、との評判もあったりしたわけで。

その中でもやはり私も一番印象に残った言葉は

安西先生の

「あきらめたらそこで試合終了ですよ…?」ですね。

そして、もうひとつは、

桜木花道が安西先生に向かって

「オヤジの栄光時代はいつだよ…

 全日本のときか?

 オレは今なんだよ!!」

まぁ読んだ時には、“花道ならまだこれからももっと栄光の時代はあるよ”と思いましたが、、、

バスケットに復帰できたのでしょうか?

# ヤバいネタバレになりそうだからここまで。

うん、確かに面白かったです。


P.S

若い頃にブームだったのに読めなかったこういう漫画をオトナ買いして一気に読むのって、なんだか自分の人生の伏線を回収しているようでスゴく楽しいですね。

物語が既に完結しているという安心感もあるし。

「課長島耕作」や「進撃の巨人」や、ブックオフでゴソッと借りて、また引き取ってもらって、、、

老人もそれなりに忙しいっす。



2024年12月15日日曜日

クローズド・ノート

2007年の日本映画であります。

クローズド・ノートというイメージから、ノートを介した時空を超えた恋愛物語か?と勝手に想像してレンタル。

# 当たらずと雖も遠からず、、、か。

映像が綺麗だった。

物語の中のキャラにどうも馴染めないところが多々あったけれど、まぁそこをサラッと流せば、美男美女たちの恋愛物語であって、我が身の現実感からはやはり遠い。

そもそも15年以上も前の映画であれば、みなさんやはり若かった。
沢尻エリカも竹内結子も伊勢谷友介さえもみんな現役で若々しくフレッシュで見ていて初々しい。

物語もシンプルでわかりやすかったことがちょっと物足りなかったかも。
時空を超えるかと思ったけれど、その時空の差は僅かだったし。

しかしなぁ、、、人を好きになることって、そんなに簡単になるんだっけか?

歳を取った人間の今の感想である。

もっと時空の差が大きかったらなぁ、もっとストーリーが複雑だったらなぁ、と思わずにいられない。

そういう意味では、私にとっては、単に映像美をシンプルに楽しむ映画だったな。


P.S

舞台挨拶で沢尻エリカは炎上し、竹内結子は他界し、伊勢谷友介は薬物で、、、

なんだかなー、、、

やはり映画の物語と現実世界との乖離をつくづく感じた一作品であったりもする。





2024年12月13日金曜日

フレミーチェック

スマホに地元名古屋市の健康アプリを載せたら、名古屋市民は無料でチェックが受けられるというので、申し込んでみたら、送られてきましたよ、たんぱく質充足検査キットが。

中にはプラスチック容器と郵送用封筒が入っていて、

検査は簡単で、サイトに登録して年齢・身長・体重などを登録して、あとは朝イチのおしっこを郵送で送るだけ。

そしたら、数日後にメールが届いて、それをクリックすると検査結果がわかるという実に今どきのシステムです。

で、私の場合のその結果は、必要量は足りてるけれど、
私の目標値は、1日当たり90gだそうで、ちょっと足りないぞ、だそうで。

簡単に出来ますので、名古屋市の方にはおススメかもです。


 
 
 
 
 
 
 
P.S

けどなぁ、、、多過ぎるから減らせっていうのも難しいかもしれないけれど、
足りないから増やせっていうのもなかなかムズいぞ。

毎日タマゴ1個追加すればいいのかなぁ?

結果がわかってもイマイチ改善方法がよくわからん、、、な。

 

 

 

2024年12月11日水曜日

over 20,000 PV


以前使っていたブログからこのBloggerに移って約3年。
移植したものも含めて現在のこのブログの記事数は約1800ほど。

このブログの統計情報を見ると閲覧数が2万を超えていた。

# 一応、ロボットと自分のアクセスは外されているはずなんだけどなぁ。

宣伝も口コミもせず、私の単なるひとり言を綴っているだけなのに、
どんなキーワードかもわかりませんがどこからか検索されてやってきていただけた方々に感謝です。

47歳の時に当時大学生だった息子が始めたブログをマネして書き始めて20年。
広告で稼ごうなんて気もないからアフェリエイトの設定もしてないし、
確かによく続いてるなぁとは自分でも思いますが、書いてることが低品質で申し訳ないです。

しかし、2007~2019年間の記事がまだ移植できてなく、バックアップに埋もれたままで
いろいろな旅行記やアクセスが多かった心臓手術ネタなんかがまだ戻せていないのが無念であります。

以前のサーバーの方が、遥かに記事数が多いんだけどなぁ。
ちょっと残念であります。



P.S

ちなみに一番アクセスが多いのは、

2005年8月の「シンデレラのガラスの靴が割れちゃったのはご存じですか?」

だったりします。

“ディズニー”での検索ワードが多いのかもしれませんね。

それにしても今読み返すと稚拙な文章だなぁ、、、とつくづく。
けれど、それも私の記録であれば、そのままにしておきます、はい。

# わがままブログですみません。







2024年12月9日月曜日

RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語

49歳エリートがそれまでの経歴を捨てて地方のローカル電車の運転士になる物語。

その転職までの経緯や、その際に家族や周囲がどういう状態に陥るの?、本人の想いは?、にちょっと興味を持ってしまって鑑賞に至る。

まぁ現実の話ではなかろう、小説であろう。

思い切りの勇気はわからぬわけではないけれど、比較的にスムーズに移行できてしまっていることが意外というか小説かもしれない。

# 前半の娘には、ちょっとイラっともしましたが。

まぁ人間なるもの、一度しかない人生である。
好きな生き方をすればいいと思う。

ただ、多くの人は好きな生き方というのが別にあったりするのだろうか?

そもそも目の前の仕事に追われ、コレジャナイ感を感じながらも、他にやりたいことも思いつかず、思いついてもその現実感の無さに諦めてしまっているパターンが多かったりしないだろうか。

世の中のみんなが、とにかく好きなことを、なんて実行してしまったら、社会は成り立つのだろうか?そんな情けないことを思ったりもする。

私自身は、今から振り返ってみれば、どちらかと言えば好きなことを仕事にして生きてきた感があるので、幸せ者の部類に入るのであろう。

けれど、50代半ばで副業を始め二足の草鞋を履きだして、定年寸前にその草鞋を履き替えた。
やはり今までの生き方だけで終わりたくなかったから。

この映画は、そんな生き方変える人の背中を押してくれるだろうか?
変更したことによって、後悔するハメにならないことを祈るばかりである。



P.S

以前、出雲大社に行った時に、私は一畑電車に乗った経験を持つ。

確かに田舎電車ではある。のどかなところを走る。
そこでの運転手という職が、若い人間には続けることが難しいということは、容易に想像できたりして。

けれど、その大社線は、路線のせいか観光客も多く、私の乗った時には、結構混雑していた記憶。

ちょっと懐かしかったです。




2024年12月7日土曜日

大事な人とあずきバーキャンペーン

当たったもんね。

# メチャうれしい。

私は、冷凍庫にあずきバー6本入り箱をほぼ常駐させている。

どうにも何か冷たいもの甘いものを食べたくなった時に一本。
ちょっと小さ目なコトがいい。小さ過ぎないコトがいい。

現役で働いていた頃には、気にもしなかった、いや気になっても面倒な応募作業でパスしていたけれど、この歳になって時間に余裕が出てきたこともあって、ちょっと応募に挑戦してみたら、、、

当たったもんね。

まとめての応募が可能だったので、同時に何口分を応募したのか思い出せないけれど、こういう懸賞って忘れた頃にやってくるんですね、ビックリです。

しかし、1000円ってまた5箱ぐらい買えそうで、、、

これからもまたあずきバー買いますね。

# って、井村屋の作戦にまんまに乗せられているジジイであります。



P.S

いつまでもあずきバーが食べられる歯が持ち続けられるのいいなぁ。





2024年12月5日木曜日

スナックサンド ウイスキーボンボン味

いやなに、やっぱり買ってしまうでしょ、こんなの発売されたら。

# チョコ好きお酒好きなんで。

でもまぁ成人指定されてないから所詮、、、と思いながらも、ウォーキングのおやつに食べまして。

ただちょっと風味が薄かったように感じるのは、私が大酒飲みのせいでしょうか?

次回は、ウイスキーが滴(したた)るバージョンをお願いしたいところです。

# 同じ値段でね。




P.S

販売は、中部限定だそうで。

(^o^)v





2024年12月3日火曜日

アメリカン・ビューティー

1999年製作であるから、もう25年も前の映画になるんですね。

アカデミー賞やゴールデングローブ賞で作品賞を取ってるぐらいだし、
タイトルの“アメリカン・ビューティー”からは、なんとなく米国の美徳か何かの映画?と思って鑑賞したら、、、ガックリ。

ジャンルは、コメディ・ロマンスだそうですが、これコメディかぁ?これロマンスかぁ?
25年も前の映画とはいえ、この映画が賞を取ったことが信じられない私。

平凡?な既に壊れかかっている家庭が“不満”と“行き違い”と“エロ”で崩壊してゆく物語。

ケヴィン・スペイシーもアネット・ベニングもよく演じたなぁ。

ケヴィン・スペイシーは、この前の年では「交渉人」演じてたんでしょ?
アネット・ベニングは、この4年前には、大統領の恋人役を演じてたんでしょ?

そんなイメージを持ってる二人のファンの私にとって、この映画は、、、ひどすぎる。
そもそもこの映画を、コメディとして、ロマンスとして、受け入れられるワケ?米国人は。

美徳を期待して観始めたために、それがコメディーだった時の落差はデカかったです。

みんなそれぞれは頑張っているつもりなのに、なんともうまくいかない家族たちの悲哀は、そのまま身につまされる内容ではある。

それをある意味コメディとして観始めれば、もうちょっと楽しめたのかもしれないけれど。

ケヴィンの最期は、幸せな気分に浸れたのかなぁ。であれば、せめてもの救いである。

しかし、私は明言してしまう。

こういうコメディ/ロマンスは、キ、ラ、イ。

# ツラすぎるよ。




P.S

25年も前の映画、、、って一度観たことあるんじゃなかったのかいな?
先日の映画のように、前回もやはり観たのにつまらなくて全く思い出せない状態じゃないのか?

ひょっとして2回観たんじゃないか?

そんな気がしてならないタイトルである。





2024年12月1日日曜日

働き蟻の2割は怠けているのは、、、

ネットからのヒロイモノである。

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よく見かける「働き蟻の2割は怠けている」系の話、

あれは実は怠けているというより何していいか分からず右往左往していたり

勤勉な蟻がバリバリ仕事するので、やろうとした仕事を取られてしまったりするのだという

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つい、なるほどぉ、などと思ってしまった私。

よく耳にする2:4:2の法則の話。

# あえて、この法則の説明は省略する。

以前から、不思議に思っていたことがあって。

優秀な方の2割を削ると、他の中から優秀が発生するという仕組みはそういうことだったのかぁ。

と、この歳で新たな知見が。



P.S

って、ほんとかぁ?




2024年11月29日金曜日

歳を取ると新しいこと学ぶのが難しくなる?

SNSに流れてきた。

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こないだ奢りにきた65歳オッサンに

「歳を取ると新しいこと学ぶのが難しくなる、ってマジ?」と聞いたら、

「若いころから学ぶことを拒否してたアホが老いて、言い訳してるだけ。

 新しいことは何歳になっても楽しい」と言ってて、

老後までにすべきは、貯金より『学びを楽しむ準備』なのかもなぁ〜、などと

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まぁあえて個人的に追補させていただくと、

「学びを楽しむ準備」なんてのはあまり必要ないと思うんだがな。

“知りたい”と思った時にそれを行動に移せる気持ちを持ち続けられればそれでいい、と思うんだがな。

今さら、、、なんて思わないでさ。

それが役立つかどうかなんて関係なく、、、さ。




P.S

これって勉強して何かの役に立つんですかぁ?なんて質問してくる受験生に

それを一番伝えたいんだがな。

# どうも勉強をやらされてる感がある受験生には、
# その壁を乗り越えられるかどうかにかかっているんだけどな。

# ってのは、やっぱり理想論かもなぁ、、、。





2024年11月27日水曜日

あ・うん

う~ん、、、心が洗われた気分です。

原作は、向田邦子。

昭和初期、徐々に戦争へと突き進んでゆく頃の物語であります。

最初は、テレビドラマとして放映されていたものの映画化。

テレビドラマの方は、尺が長いので、いろいろツラい内容もあるようだけれど、
映画は、尺が2時間ほどなので、とても感動的でいい感じに仕上がっている。

主役の二人の男(高倉健・板東英二)は、20年来の陸軍での「寝台戦友」で、その関係性が実にいい。

# なんて言うか、、、さわやか?

富司純子も上品な妻(板東英二の、高倉健のではない)の役を演じ、その娘役の富田靖子も実に初々しい。

# ちなみにこの映画、1989年公開なので今から35年も前ですが。

人生いろいろあるけれど、こういう人間関係が持てるような人生が良く思えるのは昭和の価値観でしょうか。

そもそもそんな関係になれる自分にとって好ましい人間と出会えるかどうかにかかっているのかもしれません。

# どっちかというと、
# 人間関係メンドーと思ってしまう私のキャラでは、
# よい人間関係が出来そうにないのは、人とめぐり会えていないというよりも、
# 自分の性格に問題があるわけですが、間違いなく。

そういう意味では、実に心洗われた一本でありました。



P.S

ちなみに「あ・うん」は、神社の狛犬の阿(あ)と吽(うん)からきています。

「阿吽」についての詳細は、ググってね。

# って、みんな知ってるかぁ。




2024年11月25日月曜日

本日は、お日柄もよく

またぁ?と言う勿れ、原田マハである。

今回も何回も涙をチョチョ切れさせられながら読みました。

まぁスピーチライターという職業がちょっと曖昧で、途中から政治や選挙活動の話になってゆくとちょっと個人的には素直に受け付けられない部分も有りましたが、まぁ所詮小説ですからそこはサラッと読み流して。

しかしなぁ、主役は、普通のOLでスピーチライターに育ってゆく物語ではありますが、普通のOLというには、彼女の環境というか血筋というか、、、すごくないっすか?

それに企業の社長の結婚式スピーチの作成程度の話題から、最後は育ててくれた伝説のスピーチライターが米国に渡って大統領選挙に関わって渡米する、、、ってハナシデカっ。

けれど、いろいろ勉強になった部分もありました。そもそも自分がスピーチする際には、もっといろいろ考えなきゃいけないな、と反省させられたことがこの本を読んだことで一番有益だったかもしれない。

これからも人前で話す時、もっともっと気を使わないとな、とつくづく反省しました。



P.S

って、もう会社人間卒業したんだから人前で話す機会は激減しているわけで。

しかし、その前に、老害発言が出ないようにすることに注意が一番必要かもしれないな。





2024年11月23日土曜日

ユーザー登録する時のひと工夫

ネットからのヒロイモノであります。

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ユーザー登録する時に住所、氏名、電話番号など入力するけど
例えばAmazonに登録する場合は住所を ○○市××町1-2-3 102AZ など末尾にそれらしい文字を書き加えている。楽天なら 102RT、ヨドバシなら 102YD など。

先日、全く覚えのないカタログ通販の冊子が送られてきたので見てみたら住所の末尾が 102WG と。
ああ、あそこデータ流出させちゃったのねーと思いつつ退会してきました。

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なるほどなー、と実に感心した次第。

こういった利用者側の工夫もいろいろな意味で役立ちそうな予感。

私もこれからやってみることにしよっと。



P.S

郵便局関係者が泣くだろうか?

このぐらい大丈夫だよねっ!





2024年11月21日木曜日

それでも夜は明ける

日本での公開は、2014年。
上映時間は、134分。

原題・原作は“12 Years a Slave”
実話だそうである。

物語は、1800年代に自由黒人のヴァイオリニストが騙され、奴隷として売られてしまうところから始まる。

一旦奴隷として売られてしまうと、所有者たちは奴隷を動産として扱う為、生かさず殺さずの過酷な日々を送ることになる。

自分が自由黒人である証明も出来ず、粗末な衣食住で暮らし、鞭で打たれることもあり、その差別と暴力に苦しむシーンはやはり見ていてツラい。

しかし、奴隷制度の残っていた頃のことは、米国では黒歴史なんだろうな。
同じ人間である黒人をここまで家畜並みに扱うことの感覚は正直言って理解に苦しむが、それが事実であれば、そうなることが現実として有り得ることを知っていなければならないのだろう。

そして、彼は12年の後に、自由黒人であることが判明して奴隷から解放される。
が、解放されるのは彼のみであって、他の奴隷たちはそのまま続くシーンは、あまりにも哀しい。

それでも家族の元に戻った時、彼の発した言葉は、家族を放っておいたことに対するお詫びであった。

この物語はハッピーエンドでは決してなかろう。
奴隷制度の中では、彼以外の奴隷は何も変わっていないだろうから。

ちなみに監督は、黒人の英国人である。




P.S

「それでも夜は明ける」の邦題は、イマイチ理解できなかった。

諦めずにいれば、いつかなんとかなる、、、的なことだろうか。

そこがちょっと消化不良。





2024年11月19日火曜日

小欲知足


最近出会った言葉「小欲知足」

仏教用語だそうで。

意味は、文字通り“欲少なくして足るを知る”でしょうか。
基本的に年金生活者である私には、ピッタリの言葉ですね。

ただ、知らないうちに身に付いてきた感がある。
最近、欲しいと思うものも少なく、行きたいと思うところも少なくなってきた感がある。

それ歳のせい?そう思えたりもするけれど、
食べることも量が減ってきたし、お酒もあまり飲まなくなってきた。

テレビで見るドラマも多いし、観たかった映画はレンタルDVDで。
読むべき本は身近に山になってるけど期限があるわけで無し。

確かに、日々お金をあまり使わない生活になってきて、それじゃ経済回らないでしょっ、って言われそうだけれど、確かに「小欲知足」で生きている実感がある。

まぁでも、それでも日々不満もなく楽しければ、良しとしましょう。

やっぱ歳取ったのかなぁ。



P.S

先が短いんじゃない?ってか。

そうかもしれんな。
ま、それならそれで良し、、、ですわ。

# ハハハ。





2024年11月17日日曜日

霊神

いやなに私の親族はきっと驚く写真である。

なにせ、母と私の名で、、、。

私もビックリでありました。



P.S

ちなみに場所は、名古屋市の猪高緑地内、親鸞山の山頂にある御嶽神社であります。




2024年11月15日金曜日

君たちはどう生きるか

巷で話題になっていた作品だし、ジブリということでやはり観ておかないとな、と鑑賞。

ネット上では、賛否両論が沸き起こったようだけれど、私は残念ながら“賛”の方には行けなかったようである。

単純に見てしまえば、いつものジブリであろう。
ただ、メッセージ性はわかりにくく、ストーリーもある意味複雑だ。

キャラクターもどうしてもいつものパターンに陥ってしまっているし、声も顔が浮かんでしまうような俳優たちばかりで、残念ながら大きな感動も私は得られなかった。

なぜだろうか?とも思う。

ジブリ作品が時が空き過ぎたのだろうか?
昔と変わらぬ夢物語のジブリ作品では、こちらが満足できなくなってしまったのだろうか?

そんなことを思ったりもする。

いやきっと大衆受けするものを作るよりも、製作者の自分の想いをこめた作品を作りたかったのだろうかとも思う。

結果、私はそれを“否”とするつもりはないけれど、残念ながら物語として映画としては“賛”に出来ないな、そんな感想。

とても残念である。



P.S

個人的に一番引っかかった点が“鳥のフン”だったりして。(笑)

全体的にファンタジーの夢物語でありながら、鳥のフンだけはかなり現実的に表現されていて。きっと製作者側には、このフンを無視できない経験を持った人がいるんだろうな。

けれど、それがどんなに身に付着しようがみんな大して気にしないその情景が、私にはやはり夢物語に見えたりもして。

いつも鳥のフンに悩まされている私は、そんなことが気になってしまってすみません。





2024年11月13日水曜日

ポスティング

もう半世紀前のことである。

大学生だった私、いつものようにアルバイト先に向かうと、今日は「これやってきてよ」と紙袋を渡された。

「これ終わったら一日分のバイト代払うから。」

中にはハガキよりもちょっと小さなサイズのチラシが。

# 確か3000枚だったと思う。

「ここにくるお客さんは、○○方面の人が多いからそっちの方に入れてきて。」

車も自転車もなく、ただ歩き続けてポストにチラシを入れ続けた。

一軒一軒戸建ての郵便受けに投入してもちっとも減らない。

たまにアパートやマンションがあったりすると、そこでまとめて入れられるのだけれど
それでも何十枚もこなせるわけでもなし。

マンションなどに“チラシなどを入れないでください。”などの張り紙があったりすると
ガッカリした記憶もある。

# マジメな学生であります。

てっきりいつもの仕事と思って、Tシャツ一枚の上半身で、
今にも雨が降りそうな台風前の風の強い日で、
結局、1日中投函し続けた。

ノルマは達成できたけれど、次の日風邪で寝込んだ、そんな想い出。

今は、“ポスティング”って言うんですね。
その大変さは、私なりに知っているつもりです。



P.S

写真は、我が家に投函されていた5枚のチラシ。
一か所に同じチラシを5枚も投函してゆくなんてひどいなぁと思う。

しかし、ポスティングの効果って如何ほどのものなの?
この21世紀になってもポスティングが続いていることがなんだかなー、

と思ったりもする私はいろいろな意味で世間知らずかもしれない。




2024年11月11日月曜日

明けない夜

SNSで流れてきた。

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“「明けない夜はないよ」と言ってくる人は思考が地球に囚われすぎ。
 宇宙に行けばずっと夜なのを忘れないで”
 
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なるほど、と思ったりもするんだけれど、私は思う。
 
その“夜”の定義も地球から脱していないような気がするんだがな。
 
私は、宇宙空間でも太陽が見えている状態なら“昼”だと思うんだがな。
 
空が明るいかどうかなら、大気があるかどうかに起因するワケで。
 
# って、性格ひねくれてきたな、わ、た、し。
 
 
P.S
 
私の思考も太陽系から出ていないのかもしれないけど。




2024年11月9日土曜日

60歳のラブレター

哀しい。
今回は、物語に触れない。
ってのも実に5年前に観た映画だったから。

実にショックであった。

観てる間に、尾形イッセーと綾戸智恵の演じる夫婦にデジャブ感があったものの
それ以外が全く思い出せないまま、2時間を鑑賞。

あ~好きになれない映画だったなぁ、と思いながらもデジャブ感が気になり、このブログ内で検索してみたら出てきたよ、5年前の記事に。

その時もあまりいい評価は書けていないけれど、
好きになれない映画はとことん忘れてしまう自分の性格にビックリ。

# みんなもそう?

実に無駄な2時間を過ごして大後悔であります。


P.S

これって、ボケの兆候だったり?

ついタイトルに惹かれて手に取ってしまったけれど、
5年後にまた同じことをやらかさないとも限らない。

ん~、再発防止策を考えねばな。






2024年11月7日木曜日

まんがで読破 君主論

今度は、「君主論」である。

まんがで読破シリーズで3冊目。

いやぁちょっと読む気にならない海外古典をサクッて知るのにはホント便利。

# NHKの“100分de名著”でも100分かかるもんな。

# すみません。

マキャヴェッリの「君主論」、きっとあなたも耳にしたことがありましょう。

現代で言えば、いわゆる「リーダー論」かもしれないけれど、時代が時代故に
武力や軍事や教会まで絡んでる内容となっている。

マキャヴェッリはルネッサンス期のイタリア・フィレンツェ共和国の外交官であり、
失脚した後、政治の世界に戻ることを夢みながら書いた政治学の著作であります。

このマンガでは、ほとんどのページがマキャヴェッリが外交官として送った日々が描かれており、
彼がどんな体験をして、その考え・思想に至ったかを表そうとしています。

まぁ俗に言うマキャベリズムは、目的のためには手段を択ばない的に考えられてしまっているから
この内容がどう評価をされるかは、時代によるものが大きいかもしれない。

けど、ただひたすら自国の為に、と考えるその想いは、確かに政治家には必要な基本概念かもしれない。

この考えをどう判断してどう取り込むか、大きな課題が読者にゆだねられている気がします。



P.S

「リーダーたる者は、人に慕われるより恐れられることを選べ!」

なんて一文を目にすると、つい思い出してしまいます。

強くなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない。
               レイモンド・チャンドラー(米国人作家)

現代が「君主論」の時代よりも幾らか甘い時代であることを実感します。





2024年11月5日火曜日

東京ばな奈

「東京土産は何がいい?」

と言われて、

「東京ばな奈でいいよ。」

と応えた私。

で買ってきてくれたのが写真。

最近は、いろいろなバージョンがあるんですね、ビックリです。

まぁネコ好きの私を知ってて選んでくれたのでしょうが、、、

ネコを型取ったものを口に入れるのもなー。

っていうのも伝えておきたいところです。



P.S

私は、以前は東京に住んでいました。

本籍は未だに大田区です。

東京のお土産なんて、、、気を遣わんでください。
 
 

 


2024年11月3日日曜日

DUNE Part2

DUNE Part2である。

ま、Part1を観たからね、てか

Part2が公開されて話が終わっただろうということでPart1を観だしたわけだけれど。

残念ながら「砂の惑星」にあまり深い思いがないので、
大きな興味を持って臨んでいないので正直言って感動も失望感も特に感じず。

どうもスターウォーズなどと比較気味になってしまうけれど、

# と言ってもスターウォーズの原作を読んでいるわけでもないのですが。

スターウォーズも長い物語であれば、結局一作ごとにその断片的なお話で楽しんでいる感があったし。

それと比べれば、二作を比較的近い期間に観られたことは、やっぱDVDのおかげであります。

じゃないと絶対物語のお話についていけないんだと思うんだよね。

# って、迫力のシーンが多いんだから映画館で観ろよっ→自分。

それにしてもなぁ、スターウォーズでも同様なのだけれど、

とんでもなく技術が進んだ未来社会でも最後の一騎打ちはチャンバラで、っていうのがどうにもいただけないのは、私が日本人だからだろうか?

西洋人にとっては、騎士道・武士道での闘いが崇高なものとしての感覚があるのかなぁ。

とんでもない未来なんだから、それなりの一騎打ちがあってもいいような気が。

今後のこの手の未来SF映画には、そういうところを期待したいですわ。


P.S

3作目がありそうなの?

もういいや。

# けど観ちゃうんだろうな、た、ぶ、ん。





2024年11月1日金曜日

Crescendo of the Blood Moon ソロ制覇!

いやなに、どんなにバカにされようともココにメモ。

RecRoomの“Crescendo of the Blood Moon”をソロ制覇!

# すみません、一気通貫じゃありませんが。

これで5個のクエストを全部ソロ制覇できたもんねっ!

これでどのクエストでも皆さんと一緒に普通並みに戦えるようになった感。

この達成感は、何気に大きいのである。

ちょっと嬉しい。いや、超嬉しい。



P.S

「もうすぐ70歳に近いオヤジが何やっとんねん」

そんな言葉にはめげません。

全然楽しいんだもん。へへへ。





2024年10月30日水曜日

WindowsXPのデスクトップに入ってみた。

VRchatでWindowsXPのデスクトップに入ることが出来るということでちょっと行ってきた。

いやま、、、ただの草原だった。



P.S

ちなみにあの草原は、実在して写真家が撮ったものってのはご存じ?

興味があったらググってみてくださいね。


2024年10月28日月曜日

シビル・ウォー アメリカ最後の日

いやま、はっきり言ってどうしようもない映画だったな。

アメリカで内戦が起きたら、、、という前提であれば、
どうしてそんなことになってしまったの?がまず最初に気になるものでしょうが。

ところがそんなことはわからないまま。

で、銃自由のアメリカであれば、そりゃもう映画は単なるディストピアを描いたものでしかなくなるわけで。

その中でこれまた報道記者の好き勝手な行動が見ていてイタイ。
大統領暗殺をもくろむ部隊と、それまでにひと言インタビューを取ろうとする記者。

まぁ米国で内戦が勃発したら、こんな風になってしまうの?
アメリカ人は、いざとなるとこんな風になってしまうの?
同じアメリカ人同士こんなにも真剣に派手に戦えるものなの?

近代兵器でドンパチ戦っているのが壮絶であればあるほど見ていてツラい。

そんなこんなを100分も見せつけられてうんざりだった。

まぁきっと風刺映画なんだよね?きっと。

暗殺対象が“憲法で禁じられているはずの3期目の大統領”なんてのは
どこぞの国たちへの猛烈なメッセージにしか思えないから、そんなところは面白かったですが。



P.S

映画館へ行くタイミングが出来たので、どの映画にしようか迷いながらも
やっぱり映画館で観るならスケールの大きい内容の方がいいよな、と思ってこの映画にしたのだけれど、

もっと地味に頑張っている日本映画にお金落した方が良かったな、と反省中。

米国でヒットしているってホントなの?





2024年10月26日土曜日

まんがで読破 神曲

イタリアのルネッサンス期の美術を勉強していたことがあって、
ルネッサンスについて調べることも何回もあったけれど、

必ず行きあたるのがこのダンテの「神曲」。

どんな内容か知りたいと思いつつも読む気にならなかったけれど
古本屋さんでこの「まんがで読破 神曲」を見つけてサクッと知ろうと購入。

いや、とりあえず「神曲」がどんなものだったかを知って大満足であります。

で、「神曲」で語られるのは、生きた人間のいわゆるあの世巡りであります。

地獄篇、煉獄篇、天国篇からなり、地獄と天国については想像がつきましょう。
ちなみに「煉獄」というのは、罪をあがなって天国に行ける世界であります。

その3ステージが細かく表現され、そこにいる人たちと話も出来たりして。

そして最後に天国に至り、世界は神の愛で包まれていることを悟るのでありました。

って書きながら、思い出すのは、私が小さな頃に読んでいてトラウマになった「地獄と極楽」

あれと一緒やん、という感想ですみません。


P.S

以前、美術の先生に質問したことがある

絵画を観ている限り、“天国と地獄”の表現が東洋の仏教界でも
キリスト教界での審判の先に落ちる先としての地獄や天国の表現がある。

これらは、どちらが先なのでしょう?
それとも人間の思いつく結果として、別々に発生した概念なのでしょうか?

今も明確な答えは得られていない。

けれど、シルクロードのようなものがあったのだから、そのどこかでその概念が生まれ、伝染していったのだろうな、と私は勝手に思ったりしている。





2024年10月24日木曜日

共に歩いた靴たち

いやなにちょっと恥ずかしいけれど、記憶をココにメモ。

共に歩いた靴たちである。

紐靴は、街を歩いた、山を歩いた、ヨーロッパを歩いた。

ローファーは、副業で夜な夜な学習塾で働いてた時の。

ボロボロになりながらも、修理して履き続けたものの

ここでお別れとします。

いつも長い間一緒にありがとうね。



P.S

仕事を辞めて、離れていく人間やモノたち。

こちらは、新しい世界に入っていくけれど、

一応、その想い出だけは、どこかにとどめておきたい。




2024年10月22日火曜日

せかいのおきく

「せかいのきおく」と読み間違えて、お、おもしろそうじゃん。と手に取ったものの
「せかいのおきく」だった。

2023年公開の作品なのだけれど、基本的に白黒である。

YOIHI PROJECT劇場映画初作品。
監督・脚本は、阪本順治。

時代は、江戸末期。
下肥買いの若者達が主人公であれば、全編がう〇こだらけの画面である。

# なのでせめて白黒で助かった感。
# まさかその為の白黒映画ではなかろう。
# いや、ちょっとはあるんだろうな。
# じゃなきゃ見ていられない。
# 白黒でもツラかった。

# それに臭いがあったら映画としてもう成立しないだろうな。

さて江戸時代、下水道もなかった時代であれば、人間の排せつ物を買い取り、
農村まで運んで行ってそれを売る仕事が存在したわけで。

循環型社会だったと言えば聞こえはいいが、そもそも誰かがやらねばならなかったわけで。

どうにも必要だったことなのに、その賃金は低い。
エッセンシャルワーカーなのに、何かと不遇なのは、現代も変わらない。

されど、彼らは日々をひたむきに生きているのである。

また、おきくは、武士の娘でありながら哀しい出来事に遭遇し喉に傷を負い声を失う。
一旦は落ち込むものの回りの人々に励まされ日常を取り戻してゆき、
下肥買いの若者と恋に落ちる。

ある意味で底辺で生きながらも、明るくまじめに生きる若者たちの物語である。

読み書きを覚えようと思い立つのもいい。
彼の名前を書いてみて、もだえる黒木華もとてもよかった。

まさに、忘れてしまっていた何かを思い出させてくれる作品である。



P.S

YOIHI PROJECTとは、、、

以下、YOIHI PROJECTのホームページから冒頭の一行を無断転載

-----

『YOIHI PROJECT』は気鋭の日本映画製作チームと世界の自然科学研究者が協力して、様々な時代の「良い日」に生きる人間の物語を創り、「映画」で伝えていくプロジェクトです。

-----

意義、よくわかります。

今後も楽しみなプロジェクト。

私は、応援します。

# 詳細は、“YOIHI PROJECT”でググってみてください。





2024年10月20日日曜日

高校生のプログラミング試験


高校生にとって「情報」という科目が必要になってきた。

その中でもプログラミングにひとつの山がある。
その山がなかなか越えられない学生がいる。

趣味でプログラミングに取り組んでいる生徒ならまだしも
普通の学生にとっては、色々な勉強の中での一教科だもの、専門に取り組むものでもない。

そこで、基本的な知識を基にして複雑なプログラミングに面することになる。

教科としてのプログラミングは、二つの要素を持っている。

・自分でプログラムを作る能力
・人のプログラムを読み解く能力

さて、エンジニアとして40年間、趣味の時期を加えればそれ以上プログラミングに接してきた私の体験としては、

まず若き日、マイコンを自作し、それに載せるプログラミングを覚えた。
そう、私は自分でプログラミングを作るところから始めた人間である。

そして、他人のプログラムを参考にしながら、そのテクニックを自分のプログラムに取り込みながらプログラミング内容を向上させてきた。

ちなみに、私は20代の頃、プログラミング講師の経験もある。
その時は、自分よりも年上の大学教授などにも教えていたものだ。

そうなると、「なんで動かないんでしょう?」「どうしてこんな結果になるのでしょう?」

そんな質問をぶつけられる。
他人の作ったプログラムのデバッグ作業が求められることになる。

経験者なら絶対に思うはずだ。
「他人のプログラムのデバッグなんて、、、やりたかね~よっ。」
他人のプログラムは、その人のクセのようなものがふんだんに盛り込まれている。

# 自分で作りなおしたい!っていう心の叫び

プログラミングは、絶対にこうでなければならない、というものでもないので
ある意味正しい結果が出れば、とりあえずは正解としていいものでもあると思う。

効率が悪くても、最近はマシンスピードがカバーしてくれるし、
必要に応じて改善していけばいい。

ところが、高校生の情報で取り扱うプログラミング能力とは、先程の後者の

・人のプログラムを読み解く能力

が試される。

そりゃ確かに内容は簡単かもしれないけれど、

# 専門にしてる人にとっては、、、さ。

プログラミングの経験が極めて少なく、机上での知識でその作業をさせるのは、あまりにも酷な気がしてならない。

世の求めているのは、プログラミング思考なの?
人のプログラムを読み解く技術なの?

より大切なのは、私はプログラミング思考の方だと思うんだがな。

いやなに、今日言いたかったこと、、、

プログラムは、“作る”より、“人のプログラミングの読み解く”方が簡単だろ、と思っている人は、大間違いだぞっ!

と私は思うのである。



P.S

まぁ、試験の出題側もテーマを出して、その解答のプログラムを書かれても、きっとすぐに採点できまい。

そもそも採点者側も学生の作った机上のプログラムの中身なんか見たくもなかろう。

で、結局、出題者側のクセのこもったプログラムを読み取れるかどうかの試験となる。

なんだか、、、学生が不憫でならない。






2024年10月18日金曜日

灰のサイコロ


ネットでのヒロイモノです。

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死んだら灰を立方体に圧縮してサイコロに加工してもらって、

なにかに迷ったら、俺の意見だと思ってそれを振ってほしい。

-----

なるほどなぁ、面白い発想だなぁ。

そう思ったけれど、一方で、なんだかなぁ、という気持ちも私の頭の中では同居してたり。

どちらかというと、私は死んだら、現世とはキッパリ離れたい派で。

そもそもサイコロで決めることにも抵抗ある派ですし。

あなたが選ぶことに、それがどんな内容であっても私はいつも同感です。

私が死ぬ時には、そんな思いを伝えたい。




P.S

「あの人だったら、どっちを選んだろう?」

「大丈夫、あなたの選んだのとあの人も同じです。」

そんなんじゃダメですか?




2024年10月16日水曜日

いちごの唄

なぜこの映画を観る気になったのかが思い出せない。
きっと脚本が岡田惠和だったからなんだと思うんだがな。

# 地味に岡田惠和のファンなので。

だけど、、、なんだかツラかったな。
なにがって、まずは、主役のわずかに不自然な演技に。

# そこを狙っていたとしたら、私には合わなかった。

それに一番の本題なのだろうけれど、
人それぞれの不器用な生き方、、、
ある意味、誰もがそうなのだろうけれど、やはり見ていてツラい。
憧れの彼女との一年に一回のデート、それもツラい。

そして、自分を助けて、助けてくれた彼が目の前で車に潰されれば、やはり忘れられない記憶にもなろう。

最後は、とりあえずのハッピーエンド風に終わってくれてはいるものの大きな感動のようなものは得られずちょっと残念でありました。

そもそも制作の発想が“銀杏BOYZ”との絡みからきているので、そこら辺りが基本知識として備わっていれば、見応えのある映画なのかもしれませんが、、、。



P.S

清原果耶、蒔田彩珠、恒松祐里の3人が出てきてちょっと記憶が混乱してしまったけれど、
この映画は、2019年公開。

NHK朝ドラ「おかえりモネ」は、2021年。

キャスティングは、この映画の方が先だったんだなぁ、と。




2024年10月14日月曜日

AIに学ばせてはならないこと

以前、VRの為にグラボを買ったものの、
どーせならとAIで絵を描かせていたりもする。

それにしてもそのAIの能力には驚きを隠せない。

「いったい今までお前たちは何を学んできたの?」

つくづく思う。

所詮AIも人間が作ったもので、人間が教育してきたものの延長に過ぎないはずで。

# 今のところは。

だから、これからも彼らはどんどん学んでいくのだろう。

「人間よりも上回ったらどうなっちゃうの?」

なんてこともよく耳にする。
どうなるんだろうか?想像できないよね。

ただ、こんなことも耳にする。

「いざとなりゃ電源切ればいいんじゃない?」
「どうにもならなくなったら物理的に壊せばいいんじゃない?」

私は素朴に思う。AIがそれを学んだらどうするんだよ。

「気に入らなくなったら壊す」ってことを学んだら、それを人間に仕掛けてこない?

私はAIに学ばせていけないことはそれに尽きると思うんだがな。



P.S

もう学んじゃってるか。
今地球は戦争だらけだもんね。

戦争の無意味さもちゃんと学んでほしいところであります。

# 思い出します。映画「ウォーゲーム」





2024年10月12日土曜日

ビフテキ


45年間ビフテキはビーフステーキの略だと思っていた。

本当は「bifteck(ビフテック)」という「ステーキ」を意味するフランス語だ。

―――――

ネットでのヒロイモノである。

一応、ココにメモ。

ただ、ちょっと微妙なのはね、

フランス語の「bifteck」は、英語の「beefsteak」からの造語ということらしいので、

日本人が「ビフテキ」という場合、

フランス語の「bifteck」なのか、
英語の「beefsteak」なのかは、

本人次第ということになる。

もっとも本人がそれを意識して使っているかどうかも微妙だろうけど、、、ね。




P.S

と、知識として知っていても、どーでもいい話題でした。





2024年10月10日木曜日

コヴェナント/約束の救出


すごい映画だった。

およそ2時間、緊張が途切れることなく続く物語だった。

# 以下は、完全にネタバレを含みます。

アフガニスタン戦争での出来事である。

物語は大きく分けて3部に分かれる。

・主人公が敵地を襲い、撃たれて倒れるまで。
・撃たれた主人公を通訳者が敵の中100kmを徒歩で運び米軍に渡す。
・帰国後、回復した主人公が再び現地に戻り、通訳者を助け出す。

物語自体は実話ではなかろう。

けれど、アフガン戦争のいろいろな出来事を知ることになる。

2001年の9.11同時多発テロによって、米国はアフガニスタンへ侵攻する。

しかし、そもそも現地では言葉が通じない。

米軍は現地で多くの通訳を雇うことになる。
映画中では、雇った通訳者数は5万人という。
通訳への報酬は、米国ビザである。

ところが通訳者は、ターリバーンから見れば、裏切者である。狙われる対象にもなる。

この映画の物語では、身重の妻を持つ通訳が、米国ビザ欲しさにとことん主人公を助ける。

けれど、主人公は意識のないまま本国に戻り、主人公を助けた通訳はアフガンに残され、その後は身を隠しながらの生活を送るハメになる。

この映画の物語は、再度通訳を助けるお話になるのだけれど。

現実的には、2021年に米軍が撤退を始めると、多くの通訳者たちは取り残されたことであろう。
そして、彼らは元通訳者であったことがバレるのを恐れ、ひたすら隠れて生活することになったのは容易に想像がつく。

その後、米国も元通訳者たちの国外退避作戦も実施したようだけれど、

言葉が全く通じない他国に侵攻するということは、事後も含めてこんなことが起きるものなんだということをつくづく思い知った映画であった。





P.S

決して、アフガニスタン人=ターリバーンではない。

そんな当然のようなことを改めて思い返しておきたいと思う。






2024年10月8日火曜日

67th誕生日メモ


67回目の誕生日を迎えた。

髪の毛が減ったせいか身長がわずかに減った。(177cm)
体重は、標準(70kg台)をキープできている。
腹回りは、、、1.5cmメタボだ。

名古屋市バス路線ウォーキングは、112回目を迎えて継続中。
この1年の敬老パス使用回数は、231回だった。

47歳から始めたブログも20年になった。
2007年から2019年のブログが移設できていない哀しさ。
2021年からここのブログを使いだし、ここでのアクセス回数は計18,000ほど。

誕生日だといっても平日と何も変わらない日だけれど
とりあえず今日も健やかに生きていることに感謝して。

次の誕生日まで、また頑張りたい。




P.S

やっと涼しくなってきた今日この頃。
秋が好きなのは、やっぱり生まれた季節だからだろうか。

最後も秋で締めくくりたいと思ったりもするんだがな。






2024年10月6日日曜日

採血心得


心臓にステントを入れてしまった私は、年に数回定期的に病院に向かう。

基本的に薬をもらう為に行くようなものだけれど、
血液のドロドロ具合の確認のために毎回採血をする。

# 採血ぐらいしないと、単に与太話で終わってしまうし。

さて、今日の話題は採血に対する心構えである。

巷でよく耳にする言葉がある。

「明日、採血だからカロリー控えめな食事にしないとな。」
「今週、採血だから甘いモノ控えないと。」

バッカも~ん!である。

採血は、学校試験ではない。
そんな一夜漬け的対策をして採血に臨もうなんてのは愚の骨頂である。
なんの為の採血であると考えているのか私には意味フである。

だから採血は、まずいつも通りの生活で立ち向かうべきである。

で、結果、いつも通りのままの生活でいいのか、
いや、このままの生活スタイルじゃダメでしょ、の判断をするべきである。

私の場合、年に何回も採血するので、更には

逆にいつもよりも多めにカロリーを前日に増やしていって

「やっぱこんなに食べちゃダメかぁ。」とか
「このぐらいまでなら、まだいいんだ。」などの判断が出来ようというものである。

でもま、まずは普段通りの生活で臨むべきであるですよね。



P.S

けど、どうにも採血は苦手である。
どうも全身の血管が細いらしく。

前回の採血の時も看護師さんに
「確かにボクはココにいるよって自己主張がない血管ですね。」と言われて笑った。

どうも血管は、性格が出るようである。(きゃはっ)





2024年10月4日金曜日

すずめの戸締まり

ちょっと辛口批評になってしまうけれど、、、。

新海作品であれば、と思って期待して鑑賞に臨んだのだけれど、
どうも、、、ダメだった。

なんというか、、、全編で感じるイライラ。

# 声優のせい?いやそれだけではあるまい。

二人の出会いからの薄さ。
主人公の無鉄砲。
ネコとイスの追跡と格闘の無理さ。
命のやり取りが軽すぎないか?

常にイライラを感じさせられた。

そして、東日本大震災との絡みの甘さ。
なんだかなー、、、。

新海作品なのに、なんとなく中途半端に変な方向へとベクトルが向いてしまったようで残念な作品でした。

、、、となんだか感想を書くのがツラいのでここでボツ。

次回作に期待します。




P.S

そもそも、、、大地震の原因が意味不明な巨大ミミズで、
それをひとりの人間で止められるかもしれないという設定が
なんともワガママな気がして、、、

そこから受け付けられなかった、、、です。






2024年10月2日水曜日

カロリー30%減


Tumblrに流れてきた。

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餌のカロリーを30%減らすと、動物は30%長く生きる。

この結果はなんと、酵母から昆虫、マウス、ウサギ、イヌ、ネコ、もっと最近では霊長類にいたるまで、あまたの動物で繰り返し確かめられている。

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だそうだ。

ちょっとググってみると、確かにそんな記事が目に入る。
まぁ昔から“腹八分目”と言われているぐらいだから、きっとそれは正しいのかもしれない。

けれど、30%減らすって、何を基準に?がよくわからない。

ペットボトルを飲む時には、3割残せってか?、、、無理。
外食で牛丼食べる時には、3割残せってか?、、、無理。
一番わかりやすいのは、やっぱ一食抜くってことかな。

けど、カロリーを減らし過ぎると、逆に太るって話もあったりして、その程度がわからない。

そもそもこの説が米国研究の結果であるのなら、日本人はそもそも米国人よりも30%ぐらい少なくない?
それが日本人の寿命の長さにつながっていないか?いや体格少なめだし。

まぁどんな説が出てきても必ず反論者はいるだろうし、結局は何していいのかわからないけれど、少なくとも満腹にはなるなってことなんだろうな。

何につけても食事を残すことが出来ない私は、、、長生き出来そうがない、、、な。



P.S

はっきりと記憶がある。
私が中学生だった頃、母と母の姉の会話。

「缶ジュースって若者でも満足する量になっているのに、
 歳取った私たちが同じ量を飲んでちゃダメでしょ。」

妙になるほどな、と思った記憶。

けど、それを守っていたのかなぁ。
私の母は、現在96歳である。






2024年9月30日月曜日

六曜

若者のSNSで、結婚式だけでなく、招待状の発送も「大安」でなければならないと言われているらしきツイートが目に入って、

いやぁ大変だなぁとつくづく。

ちなみに私の姉なぞは、(半世紀も前のことでありますが)神社で結婚式挙げるから仏滅なんて関係ないってことで、披露宴のホテルもすいてたー、などと仏滅ウエディングおススメ派だったりする。

# 六曜と仏教ってまったく関係がないんだけどね。

しかし、結婚式も不動産売買も未だに六曜を気にする傾向って残ってますよね。
どーせなら、この日の方がいいでしょうって。

まぁそんなロマンチックさにひと乗りするのも否定はしないけれど、
いつまで続けることになるのかなぁ、とつくづく。

市井の人々が、六曜に反旗をひるがえすか無視するかし始めないといけないもんなぁ。
日本人には、結構高い壁なのかもしれないな。




P.S

ちなみに私は「仏滅」生まれである。

だから、、、、、、、、、、、だったのかぁ、ってか?(大笑)




2024年9月28日土曜日

ブリックレイヤー

元CIA、今はブロック職人。

そんな主人公のアクション映画ともなれば、
普通は地味な人間が、ココイチの時に変身して大活躍?的な物語を期待しつつも

ちょっと外れたな。

ストーリーも大きな流れに驚きもなく
最後に、主人公も死んじゃうんだぁ、と思いきや、不死身だった。

まぁアクションのせいで、飽きることなく見られたけれど、
後に何も残らなかったなぁ、って感じが残念。

深そうな傷も、、、そんなすぐに治るの?
それともものすごい時間が経ってたの?

そんなことばかりが気になる映画でした。

なんか、、、B級っぽくて残念です。




P.S

そもそも製作者側は何でブロック職人を選んだん?

職人の工具を武器にして戦って、相手もそれで殺してしまうのは、
私もある種の職人であれば、ちょっとなー。

工具は、もっと大切にしてほしい、、、そんな思いばかりが気になりました。





2024年9月26日木曜日

ヒマワリの種

夏も終わって、(終わったんだよなっ)

ヒマワリの種を収穫した。

元は、昨年のお墓参りの帰路、田のあぜ道に咲いて朽ち果てていた花から数粒いただいて
今年、ベランダのプランターで4粒育てた。

そんなに背が高くなる品種じゃないけれど、まぁ水を飲む飲む。
特に暑かった今年の夏、一日でも水やりを忘れるとクタァ~となってしまうので、慌てて水をやる次第。
最後の頃には、エアコンの排水をそのままプランターに供給できるようにしたりして。

そして、とうとう枯れて乾燥してきたので、せっかくだからと種を収穫した。

いやぁ今更ながらいつも思うのは、ヒマワリ一輪の花から得られる種の量である。

# いや、ヒマワリに限ったことではないのだけれど

植物たちも子孫を残すためには、こんなにいっぱいの種を作って残さなきゃいけないんだなぁ、と。

けれど残念ながら、これらすべてを回収しても、私にはどうしようもない。
それでもとりあえず健康そうな種を数十粒選んで確保した。

# 優性思想と言わないでください。

来年は、ヒマワリを一列に並べて、緑のカーテンならず黄色のカーテンでも作ってみるかなぁ、などと。

「あ~、残った種を全部どこかでバァ~って蒔いてみたいっ。」

最近は、そういうのを花ゲリラというそうだけれど、
植物たちのことを思うと、そんな衝動も抑えがたい優しい(?)私である。




P.S

ん?食べりゃいいって?
確かに農薬を使ってたりしないから食べられるかも。

けど、キノコみたいに食べられない種もあったりするの?

拾ってきた種を増やして食べる、、、

ちょっと知らないことが多くて、勇気がいるな。






2024年9月24日火曜日

切手収集

半世紀以上前、そうたぶん私がまだ小学生にも上がらない頃、

父の会社は海外との貿易もしていて、
海外とのやり取りをしている方から珍しい切手をもらうようになった。

もちろん海外から届いた郵便物の使用済みの切手である。
やがて、切手帳を買ってもらいそれらを整理して保存し始めた。

すると、母からも古い切手を持っているからこれも、ともらった切手が「月と雁」や「手毬」だったりする。
やがて、おこずかいをもらって記念切手を買ったりして。

中学にもなると、記念切手の発売日には、郵便局に並んでシートで買ったりして。
その頃は、切手収集ブームの全盛期でした。

ある種の投機目的でもあったよね。
将来希少価値で幾らかは高くなろう、少なくとも額面以下になることはなかろう、と。

が、やがてそのブームは急速にすたれてゆく。
そもそも出せば売り切れた郵便局の発行枚数が多くなり過ぎたよね。

で、インフレが起こり、価値なんか上がる雰囲気もなくなり、たくさん買い込んだ人は、
使うのももったいないし、売るにも売れないし、、、で、きっと今はタンスや本棚にもぐり込んでいるに違いない。

# 私もそうです。

ところが、ある時、母がその中からありふれたデザインのシートから切り出して使いだした。

「あ~っ!」とも思ったものの、
「使わなきゃもったいないでしょ。」と母が。

私は何も言い返せなかった。
そもそもその切手を買ったお金は母からのお小遣いでもあったわけで。

それ以降は、私も使い始めた。
けれど、今となっては、私の人生中に使いきれるとは思えない。
そもそも切手を使う機会自体が少ないワケで。

最近はNISA流行り。
長期では損はしないはず、と言われても、切手収集の経験者は、きっと二の足を踏んでたりしない?(笑)

それにしても、昔は切手を郵便で送れる現金のように使っていたことなんて、今の若者には想像できないだろうなぁ。




P.S

切手消費の為に、最近はいろいろ懸賞に使ってみる。

しかし、額面が小さかった頃の切手は、何枚も貼らなきゃいけなくて
応募はがきの切手領域に貼り切れなくて使えなかったりする。

まぁ、人生のいつかの区切りでどこかに寄付でもしますかねぇ。
それとも話のネタに、我が子に相続するか。

きっと「いらん。」って言うだろうなぁ。

贈呈するなら孫が小さくてまだ喜びそうな時がチャンスかもしれない、、、な。





2024年9月22日日曜日

オズの魔法使

誰もが一度は耳にしたことがあろうタイトルであろう。

原作が児童文学小説の「オズの魔法使い」の映画版である。

原作は、1900年。

この映画の公開は
米国で1939年、日本で1954年である。

「歴代名画ベスト100」「歴代名ミュージカル映画ベスト100」「オールタイムベスト映画100」などで一桁の上位を取り

主題歌「虹の彼方に」は、「歴代名歌曲ベスト100」では第1位である。

Somewhere over the rainbow...♪

は、きっと誰もが一度は耳にしたことがありましょう。

# 中年以降なら。

で、やっぱ今回の人生中に観ておかなきゃな的一本だったわけで。

何せ古い映画なので、見栄えも内容も古い、、、わね。

けれど、その物語は、永遠のテーマでもあって分かり易い。

魔法の国へ迷い込んだ主人公ドロシーがオズの魔法使いを求めて歩く道中、
知恵がない案山子、心がないブリキ男、勇気がないライオンと出会い、
すべてみんながハッピーエンドで終わる。

ちょっと意外な部分も有ったけれど、100年近くも前の映画なのに、、、と。

しかし、当時CG技術もなくよく頑張って作ったなぁと感心してしまいます。

感動できるかどうかは、きっと貴方の新鮮さ次第でしょう。



P.S

イヌの演技も素晴らしく感じたのは私だけでしょうかね。




2024年9月20日金曜日

Wifiが使えるタクシー

信号待ちの時に、ふと前のタクシーに貼られているラベルが目に入った。

「無料でご利用いただけます Free Wifi」

って、今どきはタクシー内でWifiが使えるわけ?とビックリ。

# すみません、きっと私は世の中から遅れています。

ちょっと自分のスマホでWifiリストを見てみたら、あった!
スゲぇ~、そんなサービスまで?と思わざるを得ない。

しかし、どういう人が使うんだろう。

車内で仕事できます、ってノリ?
そういう人は、今どきは自分でルーター持っていそうでしょ。
まさかWifi目的でタクシーに乗るってこともあるの?

きっと自分の知らない世界がありそうで面白い。

まぁ根拠のない深読みすれば、会社の管理上、タクシー自体にルーターを載せるハメになって、

どうせなら乗客にも使えるようにしちゃおう、ってことだったりしたら、
結構、運転手はツラい思いをしているのかもしれないな。

# と、そんなことが頭に浮かぶのは、かなりかなり前、
# GPSと携帯をリンクしてトラックに搭載して運用管理するシステムを作ってたこともあるんで。



P.S

しかし、一度乗ってパスワードゲットすれば、

その後は、そのタクシー見つけた時に、自分の車も並走すれば、ずっと使えるわけ?

# って、そんなん使う気にならないってばさ、私は。




2024年9月18日水曜日

1000ポイントゲット


# いやま単なる日記である。

忘れた頃にやってきたコカ・コーラからのLINEポイント1000ポイント。

2か月も前に、どーせ当たるわけなかろうと思いながらも、応募がスマホで済むものだからやってみておいたら、、、

なんと当たった。

1000ポイントってのは、結構デカいぞ。

スタンプで無駄遣いするか、これでまたコーラを買ってしまうか。

またコークハイでのコーラ消費量が上がってしまうなぁ。

いや何気に嬉しい。いや、結構嬉しい。



P.S

ま、まさか、良運を使ってしまったか?

いや、良運は、こういうことに使われて構いません。

うれしいもん、うん。





2024年9月16日月曜日

ドミノ

またスゴいSFモノを作ってくれたものである。

# ネタバレは厳禁なんだろうな。

いわゆる催眠術の極みの能力を持つ人たちの物語。

一般人は、何気にコントロールされ当然単なる犠牲者となる。
催眠術者たちは、その能力の強さでの争いとなる。

能力たちは、相手を催眠状態にさせ、幻覚・妄想世界の中で制御する。
しかも、催眠をかけるのに暗示などの準備時間が不要、テレパシーのように相手を催眠状態にさせられる。

となれば、もう何でもアリである。
相手に幻想を見させ、人を自由に動かし、人を殺させ、自殺させることも可能である。

しかし、能力者同士の戦いとなればどうなるか、、、
ココがこの物語の面白いところであろう。

そして、催眠状態かどうかの区切りが曖昧になってくれば、もう物語の進め方も何でもアリである。

ドンデン返しに次ぐドンデン返し。

どこからが妄想世界でどこまでが現実だったの?
ついて行くのが大変である。

いや、ついてはいけない。あとで、そうなの?そうだったの?のオンパレードである。

ジャンルとしては、なんとなく映画「インセプション」や「マトリックス」的な物語に類似されそうだけれど、
こういった作品の基盤は、あくまでも科学技術に基づいたものであるけれど、

この「ドミノ」は、単に人間の超能力で物語が進むことに、
ちょっと安易だなぁ、
と理系人間は思ったりもするのですが。

ちなみに最後のクレジットの途中でもドンデン返しがありますので、最後までじっくり鑑賞しましょう。

で、続編出るの?

# 期待してますよー。




P.S

しかし、、、自分の思ったように相手に幻覚を見させ自由に動かす、、、

ある種、誰もの憧れであるような気がするのは、、、

私の不純な証かもしれない、、、な。(要反省)




2024年9月14日土曜日

大学レストランは知の食べ放題


先日、大学の学部で4年を終えようとしている若者達と接する機会があった。

卒業して就職する人もいれば、そのまま大学院に進む人もいる。

その中で、卒業時の単位数の話が耳に入った。

誰もが卒業単位数に対して数単位多めで卒業するらしい。

まぁ人の生き方をとやかく言うつもりはない。

けれど、大学は「知」の食べ放題レストランである。

なのに、規定卒業単位数程度の食べ方でもったいないなーと思ったりもするんだがな。

もっとも大学で授業を受けることよりももっと大切な体験に時間を使うのもアリかもしれない。

けれど、同じ学費を出しているなら、少しでも多くの課目を受けた方がいいんじゃない?

そう思うんだけどな。

だって、焼肉食べ放題なら、ちょっと無理してまで食べたりしない?若者なら。(笑)



P.S

ま、そんなことを思っていたりするから嫌われるんだよ、ハハハ。

# ちなみに私は規定卒業単位数の1.5倍ほどの単位取得で卒業した人間である。
# 大学4年間で5.5年分くらいの授業を受けたことになるわけで。(エッヘン。)

# 貧乏人根性、と言われれば、まったく否定できない訳ですが。







2024年9月12日木曜日

初めての新1000円札


今日は仕事。

何かと慌ただしく、お昼の時間もゆっくり取れず慌ててうどん屋に駆け込んで昼食。

で、支払いの時、1万円札しかなくて。

そしたら実にもらったおつりの中に新1000円札が。

「おおおおっ!」などと思ってしまったけれど、

これ本物なの?とも思ってしまう。

何しろこちとら比較するモノも知識もなけりゃ、それが偽札だってわからない。

この新札との入れ替わりの過渡期、大量の偽札が出回ってもわからないんじゃないの?

なんて情けない不純な思い。

けど日本人の性善説を信じるしかないっか、、、と。

しかし、新札を見ていてつくづく思うのは、、、

インバウンドのせいで海外の人にも分かり易いように、ってのにも一定の理解もあるつもりだけれど、、、

あの数字のフォントっていうか配置っていうかデザイン、、、

もうちょっと何とかならなかったの?

# って思うのは私だけ?





P.S

新1万円札と出会う機会は、、、しばらくありそうもない、、、、な。







2024年9月10日火曜日

ファイナル・インパクト

2022年ロシア製作。

ロシア製作なのに英語をしゃべっている珍しい映画である。

国際宇宙ステーションであれば、そこで使われる言語は英語ということが暗黙の了解として認められているんでしょうかね。

物語は、地球に隕石が降ってくるディザスターもの。

といっても地球が滅ぶレベルではなく、オーストラリアから日本、ウラジオストク、いわゆる極東辺りが大災害に見舞われるというロシアには端っこの方の大災害で。

そこを宇宙ステーションにいる父と、現場にいる娘とのやり取りで被害を抑え込もうとするある意味でのすごいスケールのお話。

宇宙にいる父と、地上の娘のコミュニケーション手段がこの映画の真骨頂ではないでしょうか。
それもロシアならではの(?)すごい手段で。

# 私にはそう思えたんだがな。

# って、そこはネタとしてバラしません。

まぁディザスターものであれば、ちったぁドキドキハラハラするかと思いましたが、
かつてハリウッドモノでこちらもかなり耐性が出来てしまっているせいもあって
いろいろ既視感があって、珍しさもイマイチだったのが残念。

それよりもなによりもこの映画の一番のネタは、
全ての出演者にイライラさせられたこと。

# いや、マジ、全員にじゃないの?

最終的にはお決まりのある意味ハッピーエンド風に終わっていますが

# 私は決してそうは思えないんですが

なんだかなー、という極めてモヤモヤ感の残る映画でした。

大作ではあるのでしょうが、おススメ度が上げられないなぁ、ですね。



P.S

2022年ロシア製作ってんだから極めて微妙な時期の映画なのだけれど

それだけ戦争開始の寸前でも一般社会は普通の状態だったんだろうな、

まぁ当初は戦争も数日で終わるつもりだった、というくらいのノリだったのが想像できますね。

今もこの手の規模の映画が作れているのかしらん。

私はそこが気になったりもします。




2024年9月8日日曜日

まんがで読破 カラマーゾフの兄弟


世の中には二種類の人間がいる。「カラマーゾフの兄弟」を読んだことのある人とない人だ。

なんていう村上春樹の名言(?)はよく知られているところで。

なんでまた今更?と言われるかもしれないけれど、

NODAMAP「正三角関係」の予習の為であったりする。

# だから私は原作を読んだことがない人間です。

今回のNODAMAPの演劇「正三角関係」が「カラマーゾフの兄弟」をベースにしているということで

ただでさえいつも難解なNODAMAPであれば、そんな情報を耳にすれば、事前予習しておかないわけにはいかないでしょ。

以前、100de名著で見た記憶もおぼろげで、YOUTUBEで調べてみたりしてもイマいちイメージ的で

なに?マンガなら一冊で済むの?と買って読んだ次第。

しかし、マンガというものは、小説のイメージをことごとく具体化されてしまうので、

それがいいのやら悪いのやら、、、。

確かにマンガ作家による小説のイメージの勝手な固定化には抵抗があるけれど、
言葉で表されている情景を、ひと目でわかる絵として描かれていれば、

今回のようにとりあえず内容が知りたい人間にとっては、実に便利であったりもする。

# とんでもないヤツだな、ワ、タ、シ。

“まんがで読破”シリーズは他にもいろいろあるので、
他にもサラっと読みたくなってしまいますね。

きっと、そのマンガが面白ければ、原作を読みたくなるかもしれないし。

# いや、それは考えにくいな、正直。マンガで気軽に満足しちゃいそうで。

いやとりあえずサラッと内容を把握できた意味ではよかったです。



P.S

で、NODAMAP演劇「正三角関係」の役に立った?

いやそれはもう、絶対に事前予習しておいて良かったでした。

この演劇は、たとえザックリでも「カラマーゾフの兄弟」を知っているかどうかで、楽しみ方が全然違いました。

まだこれから九州公演もありますので、「カラマーゾフの兄弟」を全く知らない方は、まだ間に合うので是非読んでおくことをおススメします。






2024年9月6日金曜日

最強の敵軍と無双の援軍


「人生において最強の敵軍である

 しかし窮地にあっては無双の援軍だ」



某番組で耳にした言葉である。

なかなか深い言葉であると思う。

けれど私のような凡人はつい思ってしまう。

日頃も敵軍でなきゃいけないの?

切磋琢磨という言葉は好きなのだけれど、
そんなところから自分の甘さを知る。



P.S

今まさに地球上で敵軍として戦っている国々も

いざ宇宙からの侵略者などが到来したら

お互い無双の援軍として戦うことは出来るのだろうか?

そんなところに素朴な疑問があったりもする。








2024年9月4日水曜日

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち

日本での公開は1998年。

今までも何度も手に取りながら、どうも物語を察するに苦手感を感じてしまっていた。

# が、それがひどい誤解であることを知った。

ちなみに脚本は、マット・デイモンとベン・アフレック。
元は、マット・デイモンがハーバード大学在学中に授業のために書いたものだそうだ。

そして、時間は幾らかかかったものの映画化され、アカデミー賞やゴールデングローブ賞で脚本賞を受賞している。

物語は、幼少の頃に辛い環境で育ちながらも天才的な頭脳の持ち主をマット・デイモンを
その彼のトラウマをほぐしながらも自分自身も再生する心理学者をロビン・ウィリアムスが演じる。
ちなみにベン・アフレックも彼の友達として出演している。

まぁ古い映画であってもネタバレは避けておいて、、、と。

しかし、天才(最近はギフテッドっていうのかな)というのも、その為にか難しい思いに囚われるのであろうことは想像できるけれど、凡人がそれを実感するのはやっぱ無理なような気がして、彼の思い悩み葛藤がどこまで自分が理解できているのかモヤモヤ感が残ったままである。

そして、心理学者のショーン先生の忍耐強さにも尊敬の念を抱いてしまう。

むしろランボー教授の気持ちの方がなんとなく理解できる自分も哀しいかも。

結果、、、物語としては、とても面白く、感動もします。

ですが、どこまで自分は登場人物たちの思いがわかっているかと言われると、ちょっと自信がなかったりする私であります。

深読みし過ぎかなぁ。




P.S

以前、子供たちに勉強を教えていた時に、

「うちの娘は、学校に馴染めていないようなのですが、IQだけは高いんです。」

そんな母親に出会ったことがある。

私は、教育者でも心理学者でもないので彼女への対応が出来なかったけれど、
教育者や心理学者ならば本当に的確な対応が出来るのだろうか?

私は今もそう疑い続けている凡人である。








2024年9月2日月曜日

輿論と世論


メモ。

輿論:よろん 公的な意見 (public opinion)

世論:せろん 世間的な感情 (popular sentiments)



P.S

ただ、戦後、当用漢字から「輿」という漢字が外されてしまった為に
どちらも「世論」という漢字に統一されてしまったという。

何かとても大切な区別が、現在は曖昧なカタチになって、混乱の元になっている気がする。

せめて口から発する言葉の上では、ちゃんと区別して使いたいと思う。








2024年8月31日土曜日

鳩の根性

鳩よけワイヤーに根性でとまる鳩たち。

# 池袋にて。

ったく。



P.S

と書いたものの、

日頃から鳩に悩まされている私は、、、
 
彼らは別に根性を使っていると思えないからまた腹が立つ。

ったく。




2024年8月30日金曜日

しあわせの隠れ場所

実話である。

私としては、物語としてはとてもいいお話でした。

親からは捨てられたも同然の若者を、とある女性が気まぐれともいえる思いで彼を家庭に引き入れる。

体型が極めて大きい割には運動神経の良い彼は、やがてアメリカンラグビーで活躍するようになり
勉学も努力し、奨学生として大学へも入学し、、、。

その女性をサンドラブロックが演じ、アカデミー賞で主演女優賞を受賞した。

当の彼が黒人であり、女性が白人であるために、
上下関係の露骨さを指摘する人もいるかもしれないけれど、
女性のダンナも息子も娘も彼に対するまるで家族のようなシーンが清々しく、
家族全員がそういった黒人差別的なコトを乗り越えてしまっているコトが見ていて心地よい。

サンドラブロックもこんな演技が出来るおばさんになったんだぁ、とつくづく。
夫婦関係もいい。ダンナも出来過ぎてない?

彼もまじめでつつましく、純真無垢さが嬉しい。
スポーツも勉学もどんどん受け入れて育ってゆくのが嬉しい。

明確な悪人が出てこないのが良かった。

いわゆる単純とはいえ、文字通り体ひとつからの成功物語であれば、感心と感動で満たされるには違いない。

それも実話ということであれば、そんな物語も知って良かったと思えた。



P.S

が、その後、とても残念なことを知る。

現実の世界では、彼は、彼を引き取った夫妻に対して裁判を起こしている。

本映画のヒットなどによって、金銭的な利益を得ていたと主張していたりもするのだ。

詳細についてはわからぬのでコメントはできないけれど、

やはり現実の世界は、厳しく哀しい。








2024年8月28日水曜日

1通話代1900円の悲劇


iPhoneで電話をかけ終わった後、電話アプリを終了せず持っていたら

知らないうちに履歴ボタンを触ったらしく、
その中から不本意にも宛先に触ったために勝手に発信してしまって
かかった先が、以前受けた飛び込み営業会社だったものでそのまま留守電で着信。

しかも向こうから切られることなく、なんと私が気が付くまで52分間録音されてしまって。

AHAMO回線は、通話は5分間無料なのだけれど、、、この接続だけで1900円だった哀しみ。

悔しいっていうか、恥ずかしいっていうか、、、。

で、再発防止処置として、iPhoneのオートメーション機能で、電話アプリを立ち上げたら5分後にアラームが鳴るようにプログラミングしてみた。

皆さんもお気を付けあれ。




P.S

問題は、、、52分間、私の日常の会話がすべて聞かれたことでもあったり。

変なこと話してなかったよなー、とそれが一番の問題だったりする。

哀しい。

 

 

 

 

2024年8月26日月曜日

たのしくやりきる Scratch3

“子どもAIプログラミング入門”というプログラミング教育の為の本であります。

対象は、小学4年生~ となっているけれど、その内容がすごい。

目次は、1~7日目ということになっていて


1日目 マウスで線を描こう

ここは、マウスの動かし方や線の引き方を練習する。


2日目 〇×クイズを作ろう

ここでは、簡単なクイズを作って〇か×かで答えるゲーム。
ただし、〇と×は画面上に手書きで答える。
したがって、〇と×の画像認識をさせるところからその手法を覚える。


3日目 AIレジを作ろう

な、なんと商品(ペン、消しゴム、はさみ)をカメラに写させて、その形状を画像認識させて
カメラに商品をかざすことによって、その商品を識別し、合計金額を計算するという内容。


4日目以降はゲームのプログラミングになるのだけれど、
カメラに自分を写させて、ジェスチャーで画面の中のモノを動かしたり、、、
音声波形を学習させて、その後は音声認識でキャラを動かしたり相手を攻撃したり、、、

いやはやスゴいっていうか、、、これが対象:小学4年生~ですぜ。

そもそもパソコンがあって、ネットもつながっているという前提が必要、
なんてことに壁を感じていたりしてはこの本は読めません。

確かに“ドラッグ&ドロップ”とか“ダウンロード”“URL”なんて言葉も
唐突にフツーに出てきますので、プログラミングというかPCド初心者にとってはツラいでしょうね。

しかし、AIが流行る現代において、小学校からこんなレベルのことに手を出すんだぁ、と驚いてしまいます。

世の若いお父さんお母さんたちは、子供たちの前にまず自分が理解して、
ちゃんと子供たちに教えられるかどうかにかかっているような気がしてなりません。


 

P.S

けど、、、と、ココまで書いて思うのは、、、

私も思い出されるのは、小学校3~4年の時に買ってもらった電子ブロックの類。

# 私は、電子ボード派だったけど

最初は、ワケもわからずテキスト通りにブロックを組み合わせて
ラジオやアンプ、断線警報器など作って楽しんでいた記憶がある。

その後、中学に入った頃には、部品を買ってきて、はんだごてと格闘しながら
自分でアレコレいろいろ作ってた。

文系一族だった我が家の環境の中で、誰にも教わることもなく黙々と工作していたことは、
エンジニアへの道を選んだ私の一生の中での電子ブロックの位置付けは極めて重要だった。

まぁ時代が進めば、やることが難しくなるのは仕方がないことだろうし
その環境を用意するのもお金もかかろう。

この本が小学生にとって難しいかどうか、興味が持てるようになるかどうかは

その親の心意気にかかっているように思えてならない。




2024年8月24日土曜日

Dr.コトー診療所

2022年公開。

集大成にしてシリーズ完結編ということでやはり観ておかないとな、と鑑賞。

# 私は、この手の映画は、あまり映画館では見ない。
# なぜかって、思いっきり泣けないからである。

さてこの映画、16年ぶりということで、やはりとにかく懐かしい。
新しく投入された配役もあったけれど、
ベースを担う役者たちが昔のままであることが嬉しい。

# 剛洋は、大きくなってたぁ、ビックリ。
# でも、昔の面影のまんまだったぁ。

自然の美しさも、登場人物たちのキャラや雰囲気が昔のままであったことがなんともうれしい。

物語の前半は、とてもいい雰囲気でありました。

が後半、台風のシーンから、雰囲気は一気にこれでもかこれでもかと過酷になる。

何で今そうするの?何で今そう言うの?

いろいろツッコミどころ満載になってしまって、イラついたりも。

でもハッピーエンドで終わってくれるのがコトーシリーズだよな。そう信じて。

ところが、、、

# やめておこう。

さて、終わりのシーンはハッピーエンドか否か、意見が分かれるところであろう。

けど、コトー先生の症状からすると、、、やっぱり夢?

いやいやこれはハッピーエンドだよ、という人がいるかもしれないけれど、、、

もしハッピーエンドなら、やはり根性と自己犠牲の精神で医療が続いていくのでしょうか。

どちらの世界線でも、、、なんともツラい、、、な。

# って、そこは議論しちゃいけないんだよね、きっと。



P.S

集大成として、シリーズ完結編として製作した気持ちもわからぬものではない。
ハッピーだけでなく、今どきの問題もあることを提起したかった思いもあろう。

でも、みんながそれとなくハッピーな想い出として忘れかけていたものを
最終話から16年も経てから、あえてこの物語を作らなくてもよかったんじゃないかと思ったりもして。

なんだか観たくなかったな、そんな感想を持ってしまって残念である。






2024年8月22日木曜日

たびレジ


“たびレジ”とは、外務省の海外安全情報配信サービスである。

無料なので、ちょっと登録してみた。

そしたら、毎日何通も送られてくるメールの量にビックリ。

# 国指定をしなかったからね。

世界中の、災害情報をはじめ、政治的不安定によるデモ情報、治安悪化による警告、、、。
発生時にリアルタイムで送られてくるもののその量に驚くばかりだ。

世界って広い、地球って大きい、こんなにもトラブルがどこかで起きているんだ。
そんなことをつくづく思う。

そして、きっと日本人も世界中にくまなく散らばっている。

その日本人に、また、今から行くであろう日本人に、その情報を刻々と整理して伝えようとしている外務省のこの仕事も大変だなぁと心底思う。

登録をおススメするものではないけれど、この世の世界の今の出来事を垣間見るにはテレビなんかよりも有用かもしれない。

詳細は、“たびレジ”でググってみてください。



P.S

私としては、特に海外へ行く予定のない方には、あまりおススメ出来ないです。

きっと、その量とその内容に疲れてしまうから。

私も全てに目を通すのに疲れてきました。

本音を言えば、世界にネガティブなイメージを持ってしまいそうで、しばらくしたら登録を外そうかと思ったりもしています。





2024年8月20日火曜日

ストーリー・セラー

有川浩。

“恋愛小説部門第1位”と帯に書かれ、

“とにかく泣ける”とポップに書かれていれば、思わず手に取ってしまうというものである。

構成は、SideAとSideBに分かれていて、

SideAは、小説を書く側の作家である彼女の死を、
SideBは、書けなくて読む側の彼の死を描く。

# って、読んだ人にしかわからない表現だろうな

物語の雰囲気は、ライトノベル感覚であって、明るく爽やかでもある。

# って、ホントは重いお話でもあるわけだけれど。

二人の馴れ初めや夫婦としての生活は、私からしたらちょっと現実感がないけれど、

# って、彼、優しすぎでしょっ。

それもこの小説を楽しくしている。

ただ、、、深読みだろうか、、、

SideAとSideBを絡ませて考え始めると、いろいろな見方が出来てわからなくなってしまった。

どちらが現実で、どちらが妄想小説の設定なの?

どちらも有り得そうな気がして。

# って、そこが作家の狙いだったり?

いや、そんな深読みはしなくていいのかもな。

そもそもSideAとSideBは、発表時期も離れているわけで、、、かな?

でもまぁ、あっという間に楽しく読めました。



P.S

けど、、、

大泣きもせず、、、

悲しい話を明るくサクッて読んでしまってちょっと反省中。





2024年8月18日日曜日

暗くなるまでこの恋を

原作は「暗闇へのワルツ」というサスペンス映画であります。

私は、この物語を追い続けている。

それはかつて40年以上前になる。
テレビで「仮面の花嫁 暗闇へのワルツ」という日活の2時間ドラマが放映された。
何気に見ていて、その最後の終わり方に強烈な印象を受け、トラウマとなった。

金持ちのオトコが美女に騙される。
何度も何度も騙され続ける。
最後には生命保険に入れさせられ毒薬を盛られて死にかけるところにまで至る。

ところが自分が毒を盛られていることがわかっても、
オトコは、もうそれでいいと告げるのである。
本当に幸せだったから、本当に愛していたから、と。

オンナは、その様子を見て後悔するのであるが、、、。

そんなストーリーを見て、私はものすごいショックを受けた。
自分が殺されかけている時に、そんな気持ちになりうるものなんだろうか、と。
そう思える幸せ度って究極だな、、、と。

悪女は、酒井和歌子。騙される男は、愛川欽也であった。
もう一度見たい、と思いながらも、まだ録画ということが出来ない時代のことである。
あまりにも古くビデオ化もされてなく、悔しい思いをしていた。

ところがその後20年も経った頃、偶然見た米国映画「ポワゾン」
「この物語、あれだっ!」と直感。
悪女役は、アンジェリーナ・ジョリーだった。

その時知ったのである。
「原作があるんだっ。」と。

で、更にフランス版があることを知って、一応これも観ておかないとな、と。
悪女役は、カトリーヌ・ドヌーヴ。騙される男は、ジャン=ポール・ベルモンド。

ちなみに、時系列順に並べると

1947年 原作「暗闇へのワルツ」(米国)発表
1969年 フランス版「暗くなるまでこの恋を」
1981年 日本版「仮面の花嫁 暗闇へのワルツ」
2001年 米国版「ポワゾン」

だから、今回のこの映画は、原作を初めてフランスで映画化したものになります。

繰り返して映画化されているってことは、
やっぱり私だけでなく、多くの人がショックを受ける物語なんだろうなぁ、とツクヅク。

カトリーヌ・ドヌーヴもやっぱり、、、美女でした。


P.S

あ~、日本版、もう一回観たいなぁ。
昔の映画でもう一回観たいのにテープやディスクになっていない映画が何本あることか。

昔のテレビや映画って、ホント一期一会だったことをしみじみ感じます。






2024年8月16日金曜日

取り残されたボトル

写真は、地下鉄ホームの椅子の下に置き忘れられたであろうドリンクボトルである。

街中をウォーキングしていると、地面の上に様々なものに出会う。

ゴミだけでなく、どこからか飛ばされてきたものや、きっと落とされたもの、置き忘れ去られたであろうものたち。

先日なんかも100円玉が落ちていたりもして、拾ってそのままネコババしちゃおうかなんて思ったりもして(笑)

けれど、、、

きっと落とした子供が探しに戻ってくるんじゃないかと、そんな期待を夢みてそのまま通り過ぎる。

# 君子危うきに近づかず的な思いもあるのだけれど。

先日、私もウォーキング中に、ビニール袋の口を閉じる為に使っていたマグネットを落とした。

どこで落としたか全く身に覚えがないので、もう諦めかけていたのだけれど、
2時間後、ウォーキングのスタート地点にそのまま落ちていたので回収できた。

正直言って、嬉しかった。

予備校でもらった無料のノベルティで値段も付かないようなものだったけれど。

そのまま、地面に落ちていたことが嬉しかった。
そのまま、地面に落ちていてくれていたことが嬉しかった。

だから、落とし物や忘れ物は、私はそっと見過ごす。

もちろん財布や免許証などそのままにしておくわけにはいかないけれど、、、さ。

# いや使い方違うでしょうが。
 
 
P.S

早く持ち主が戻ってくるといいね、ドリンクボトル。
 
「あったぁ~、よかったぁ~」って。
 
地下鉄のホームじゃ、難しいかなぁ。