2009年11月13日金曜日

ラッシュライフ

世の中には、またバラバラ殺人事件が起こっている。

で、思い出すのは、この小説

伊坂幸太郎作

「ラッシュライフ」である。

# ネタバレは避けたいけれど、、、

冒頭の一部にこんなセリフがでてくる。

「不景気、不景気と騒いでいるがな、これだけ長い間不景気なんだ、

 それが、この国の標準の状態なんだろう。

 子供がテストで一度満点を取ったからと言って、

 その後、五十点程度しか取っていなければ、

 その子の実力は五十点だろ。違うか? (あと略)」

私が、このセリフを読んだ時に、思わず、

”そうかも、、、。”と思った。

こんな発想ばかりの小説か?と思い、ついつい惹き込まれた。

けど、この小説、最終部での意外な展開で

面白いと言われているのはよくわかるのだけれど、

読んでいて、何だか小説に対しての魅力が感じられないのだ。

泥棒、新興宗教団体、失業者、拝金主義の画商、、、

いわゆる登場人物にあこがれるような人が出てこない。

人を殺そうとする気持ちが気軽に扱われ、バラバラに切り刻むシーンは、

結構、生々しいところもある。

確かにストーリーや構成が面白くても

ちょっと私の価値観には、合わなかった。

それにしても、現実にバラバラ事件が起きるというのは、

やっぱり、事実は、小説より奇なり、、、ってことだろうか?

それとも今回の犯人が、こういった小説に影響を受けたのではないか?と

ちょっと心配になったりも。

映画も出来たようですが、パス、、、です。




P.S

以上は、私の個人的な意見ですが、

個人の好みや価値観による違いは大きいでしょうから、

まぁ、異論も出てきそうでしょう。

でも、やっぱ、この手の小説なら、、、とフト思うのは、、、

”海辺のカフカ”のような小説の方が、好きです、私は。