2006年7月29日土曜日

ゲド戦記

いやぁ、初日に行ってきました。
レイトショーで1200円。
 
感想コメントは、今回はパスします。
なぜって、、、上映中、不覚にも寝てしまいました。
 
疲れていたのか、面白くなかったのか、、、。
したがって、コメントを書きたくても書けず。
 
パンフ、久々買いませんでした。
ジブリ作品に大いなる期待を寄せていらっしゃる方へ、
お奨めしません。
では。

P.S
宮崎さんちのお父さんは、何してたんだろう?
1200円でよかった。

# ボロボロのコメントですね。反省。
 
 

AM 10:36:14

2006年7月26日水曜日

女子高生の君ぃ!

今朝、ひとりの制服を着た女子高生がとぼとぼとぼとぼ歩いていました。
とぼとぼとぼとぼ、、、です。
 
確かに、学校の方には向かっているのですが、、、。
学校に行きたくないのか?
どこかが痛いのか?
失恋でもしたの?
 
どんな理由があっても、もっとシャカシャカ歩かなきゃダメだよ。
君達は、若いんだから。
若い時間を大切にしなきゃダメだよ。
 
背中をたたいて、「おいっ、しっかりしろっ!」
声をかけたかった。
 
 
P.S
おじさんの歳になるとねぇ、もう残り時間が少ないのだよ。
とぼとぼとぼとぼ、している暇がないのだよ。
 
そう思ってもいるのですが、、、シャカシャカしているとも思えんな、このおじさんも。
 

 

PM 08:11:02

2006年7月25日火曜日

「探す選ぶ」は仕事ではない。

某特許事務所から定期的に送られてくるダイレクトメールの中での一文です。

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「探す選ぶ」は仕事ではない。
 
仕事の進め方を突く言葉です。
トヨタ工場ではモノを探している人はいないといわれます。
整理整頓が徹底されているからです。
 
書類の山から必要なものを探すのに
何十分とかかった経験は誰でも持っていると思いますが、
トヨタ式では付加価値を生まないこの時間は
仕事ではないとされています。
 
-----
 
以上、DMより引用。
 
 
P.S
探している時間は、確かに自己嫌悪の塊になる時である。
しかし、「選ぶ」時間も認められないのか、、、
 
確かに、自分自身に正しい情報と選択の論理が備わっていれば、
「選ぶ」際に迷うことはないのであろう。
 
ほらほら、レストランでメニューを見ながら、いつも迷っている貴方。
トヨタ工場では、許されないのですよ。
 

 

PM 07:46:37

2006年7月24日月曜日

りんご

昔々、まだ私が大学生の頃の思い出であります。
 
私は、学園祭の実行委員長をやっていて。
何の為にこんな大変なことをやることになったのか、
まぁ当時の大学生のことですから、損も得も考えずに実行するのが若者の本分でしょう。
 
# なんてね。
 
その日も徹夜明けでした。
若者の無鉄砲さと体力にもの言わせて、、、
まぁカッコよく言えば青春だな。アハ。

そんな徹夜明けで大学内を歩いていると、向こうからクラスメートの女性が紙袋を抱えて歩いてきました。
私は、工学部電気工学科。その女性は、私の学年80人の中のたった一人の女性でした。
北海道出身の素朴な女性でした。
とてもいい感じの女性でした。でも、たまぁ~にしか話すこともなく。
 
そんな彼女が近づいてきた時、抱えていた紙袋から、リンゴをひとつ取り出し、
 
「委員長、おはよ。これ朝ごはん。はいっ!」
 
とリンゴをひとつ私に向かって放り投げてくれたのですね。
そのリンゴは妙にスローな放物線を描きながら、私はしっかり受け取りました。
 
「サンキュー。」
 
そして私は、そのまま歩きながら袖でリンゴをゴシゴシやって、食べ始めました。
 
ただ、それだけです。
 
そのやりとりに、恋だ愛だの感情もなく、とても清清しく。
それでいて、自分の今していることが何故か無性に報われたような気がした瞬間でした。
 
それ以来、スーパーなどでもふとリンゴを買うことがあります。
部屋に一個転がしておくと、ほのかな甘い香りに包まれて、
そんな想い出を思い出しながら、とても心が洗われる気がするのです。
 
 
P.S
この写真の木製のリンゴですか?
先日「おつかれさま!」って投げてもらいました。
私は、しっかり受けとめました。
 
ひとつの大きな役目を果たした区切りと
       これまで一生懸命でいられた自分へのご褒美です。
 
 

PM 10:20:42

2006年7月22日土曜日

解夏

この映画を観ようと思ったのは、単純なことである。
「解夏」ってどういう意味?
 
# まぁ古い映画なので、少しぐらいのネタバレは、許してもらえよう。
 
主人公は、ベーチェット病にかかったことがわかり、次第に視力を失っていくお話である。
 
その時、恋人は、、、親は、、、友達は、、、自分自身は、、、
そんな映画である。
 
主人公の病気が治るわけではない。
みなそれぞれの心の葛藤と、まだ見えるうちに何を見ておきたいか、、、
そんな暗中模索のストーリーである。
# まぁ、想像つきますでしょ?
 
お奨めは、あまりする必要はないかもしれませんが、
そんな病気もあるんだ、ということを知っておくことも大切かも知れません。
絵がきれいでした。
 
公式ホームページは、なくなってしまいました。
 
# あえて感想を避けているような今日のコメントだな。
 
P.S
え?「解夏」の意味ですか?
インターネットの時代です。ご自分でお調べくださいね。
で、なんでこの映画にこのタイトルが?
については、やはり映画を観ていただかないとわかんないでしょう。
では。

 

PM 09:45:21

2006年7月20日木曜日

M:i:III

まぁ、この映画を面白くないと論評することは、かなりヒネクレ者と思われそう、、、であろう。
 
そんな映画である。
 
ただ楽しむだけであれば、文句なく面白い。
けど私は、見終わって数分後に、何だかちょっと虚しくなったりもして。
# まぁ、私は、ヒネクレ者ですから。
 
上映中ですので、極力ネタバレは避けるつもりですが、結果としてそうでなかったらすみません。
 
そりゃね、スリル満点ですよ。
トムがやることなすこと、そりゃハラハラドキドキで、2時間という時間、飽きさせてくれる事は決してないです。
そういう意味では、デート向けかも。
 
けど、見終わって数分後、私の心の中には、何も残っているものが全くないのに気が付くのでありました。
ストーリーさえ正確に思い出せない。
もう、そのシーンに見入ってしまっただけで、2時間が過ぎてしまって。
感動もなければ、考えることも殆どない。
 
こんなハリウッド映画には、日本人はもう飽きてしまったんじゃなかったんだっけ?
そう思うと、単に遊園地でジェットコースターに乗っただけのような気がして。
もちろんそれを目的とした映画ですから、それをとやかく言う必要はないのだけれど。
やっぱ、ヒネクレ者だな、わたし。
 
公式HPは、こちら。(は、もうありませんでした。)
 
P.S
もうひとつ年寄りの冷や水を言わせてください。
30年前のスパイ大作戦は、ほとんど死ぬ人が出てこなかったのですね。
あくまでもスパイの知能戦のドラマだったはずです。
ところが最近は、もう死人がゴロゴロ平気で。
何だか、時代が進んで、人間は退化、というか鈍化してしまったんじゃないか?
そんな感想も持ってしまったのは、やはりヒネクレ者?

 

PM 09:25:19

2006年7月17日月曜日

海猿

海猿である。
 

私は、スキューバで潜ることがあるけれど、
潜水モノの映画は、好きではない。
「彼女が水着に着替えたら」的な楽しい映画なら良いのですが、
だいたいシリアスな映画は、窒息シーンが出てくる。
実際、潜っている経験、窒息しそうな経験がある人間は、何かとそれを映像で見るのは辛い。
だから、この海猿もどうも好きにはなれないのだな。
 

まぁ、ストーリーには、あえて触れないけれど、
フト思い出したのは、「愛と青春の旅立ち」
# 制服のせいかもね。


「ウォーターボーイズ」
# なんでだ?
 

若い人々には、評判がいいかもしれませんが、
お奨めかどうか?と言われると、ボク的にはどうかしらん?
公式HPは、こちら。
 

P.S
ちょっと余談で私のスキューバ資格取得の最終試験の時のお話をちょっと書く。
私の学校は、結構厳しいと言われていました。
ちなみに最終試験の内容は、以下である。
1.フル装備で水深8mほどの海底まで潜っていきます。
2.その水底で足ヒレ以外の全ての装備を外します。
  タンク、ジャケット、ウェイト、マスク、
  いわゆる、足ヒレとグローブ以外の装備を全て外して、海底に置きます。
  タンクやマスクは流れていかないようにウェイトを重しにして。
3.水面まで浮上します。数人で試験を受けるので、水面で次のステップの順番を待ちます。
4.さて自分の番が来ます。
5.海底で教官が私のタンクから空気をチョロチョロと出します。
6.その泡を頼りに、いわゆる巣潜りです。
7.所詮、日本の海岸ですから、8m下の海底なんて見えません。
  マスクもつけていませんから、ほとんど何も見えない状態で、
  泡と勘に頼っての巣潜り状態です。
8.何とか海底にたどり着きます。
9.とにかくマウスピースを探して、エアーを確保。
  次にマスクをして、とにかく視界を確保。
  ウェットスーツのおかげで体が浮いてしまうので、
  下方へ足で漕ぎながらの作業です。
10.で、次にウェイトを確保。体が浮かなくなって、ここでやっと一息ですね。
11.タンクのついたジャケットを装着。
12.だいたいこの時に教官は、タンクのバルブをそっと閉めます。
13.ですから、ジャケットを羽織ったあたりでエアーが出なくなりますので、
   もう一度、ジャケットを緩めて、タンクのバルブを確認。自分で開けます。
14.その後、全ての装備を身に付けて、OKサインを教官に送ります。
15.教官のOKサインがもらえれば、終了です。
16.だいたいその時に周りを見渡すと、先に受けた人間が海底で
   私のやっていたことをみんな見ていたりするわけで。
   ドタバタしていたことが非常に恥ずかしいわけで。
ただ、こう書きますと非常に簡単なように見えますが、
まず、女性は、ほとんど合格できないようです。
ウェットスーツで海水でマスクなしでの8mの巣潜りは、
女性の腕力では、海底までたどり着けません。
一生懸命、下方に向かってもがくのですが、
思ったように下方に潜れなくて、苦しくなって浮上です。
一回失敗すると、体力の減少と不安で二回目での成功は、より難しい気がします。
ちなみに私も危なかったでした。
私ももう思いっきり腕力に任せて海底に潜るのですが、
思ったように進まない。
目が殆ど見えないので、いったいどのくらい潜っているのかもわからない。
ある瞬間、私ももうダメだぁ!と思いました。
息が苦しくて、限界を超えた時、私は、思いっきりゴックンと海水を飲んでしまいました。
息がしたくても出来ない、そんな時、私のやったことは、海水を思いっきり飲むことでした。
たぶんこれは本能的な行動のような気がします。
息して、気管支に海水が入ったらもう終わりですものね。
で、一回目ゴックンと飲んだ時、もうダメだ、と思いました。
ところがそうなった時には、たぶんもう、海上まで浮上する時間もない。
そんな時、腕力にもの言わせて潜ったんだ!
いつもの感覚からすれば、きっと海底はすぐそこのはずだっ!
苦し紛れに選択した私の結果は、浮上するよりもこのままタンクを探した方が近いはずだっ!でした。
本当に苦し紛れの選択でした。
案の定、もう殆ど海底でした。
必死でマウスピースを探しました。
が、それを手にするまでに二回目の限界がやってきて、また、ゴックンっ!
必死でマウスピースをくわえてエアーを確保した時、
もうこれで恐いものなしだ。と思いました。
後は、ゆっくり装備を装着すればよいのですから。
やはり海底では、数人が私のドタバタを見ていたはずです。
でも、全員が必死のはずで、お互いに笑える状態ではありません。
教官に採点を聞いた時、貴方は満点に近いですよ。と言われましたが、
きっと誰も私が思いっきり海水を飲んでいることなんて、気づいていないでしょうね。
貴重な体験ですが、スキューバがとても怖いものだとも実感しました。
もっとも、普通に水中を泳ぐ分には、怖いことなんて殆どないのですけどね。
貴方もお気をつけください。
いざという時は、やっぱり恐い海です。
PM 06:28:30

2006年7月16日日曜日

なごり雪

冒頭から、この映画を鑑賞するにあたっての注意を。
 
「なごり雪」と聞けば、多くの方がイルカを思い浮かべるでありましょう。
けれど、この映画を観る時には、イルカを思い出してはいけません。
まず、これがポイントです。
 
さて、映画についてです。
まず、役者さんたちのセリフの棒読みにとらわれてはいけません。
それを乗り越える必要があります。
 
が、それを乗り越えますと、実に味わいのある映画のような気がしました。
美しい風景、懐かしい風景、そして、古き良き人情。
そういったものを彷彿とさせてくれる映画です。
 
決して、ハッピーエンドではありません。
けれど、人生とはこういうものなのだ。
現実とは、こういうものなのだ。
そんなことをさりげなく教えてくれるような気がします。 
ある程度、歳を召された方ではないと、そういった余裕のある観方は出来ないかもしれませんが。
 
この映画が貴方にとってお奨めかどうかは、皆目見当がつきません。
貴方の過ごしてきた人生によって、この映画に対する判断は大きく異なるような気もします。
 
ハリウッド映画に食傷気味の方には、お奨めかも?
 
 
P.S
映画を観終わって、私は、井上陽水の曲がフト思い出されました。
 
    人生が二度あれば、、、
 
 

PM 10:39:03

2006年7月14日金曜日

名古屋の100m道路

フト思い出して、ちょっとだけ書く。
正確な内容か?と言われると、私も自信がない。
要は、本で読んだことがあるだけだからである。
 
さて、本日のテーマである。
名古屋市には、その中心に、100m道路がある。
道幅100mの道路が東西南北に走っている。
もちろんその100mの道幅そのものが、自動車の走行の為の道幅ではない。
道幅100mの間には、公園もあれば、テレビ塔もある。

名古屋も戦後直後は、空襲でこの辺りも焼け野原となった。
戦後の混乱の時期に、市の人間は、まず道路を設定した。
その時に、未来に備えての道幅100mの道路を設定したのである。
 
さて、なぜ道幅100mの道路を名古屋の中心に東西南北に走らせたか?である。
貴方はご存知だろうか?
 
いろいろな噂もある。
将来の車社会を見越して、、、ブ~!
非常時には、戦闘機の滑走路になりうる、、、ブッブ~!
 
実は、、、防火対策である。
戦後の焼け野原を見ながら、
どんな火災が起きても、延焼を食い止め、名古屋全域が焦土と化さないように
名古屋の中心のタテヨコに幅100mの空間(道路)を作ったのである。
 
というお話でした。
 
 
P.S
無駄な知識だ、、、なんて言わないでください。
幸せなことに、まだ有事に見舞われていないだけで、
きっといざと言う時には、この道に救われるかもしれないのです。
もっともそんなことにはなって欲しくないわけですが、、、。
 

 

PM 10:14:28

2006年7月12日水曜日

ちょっと泣けます。おおいに泣けます。

ネットでの拾い物です。


音もちゃんとスピーカーから出して見て下さい。
 

http://pya.cc/pyaimg/pimg.php?imgid=5318
 

http://pya.cc/pyaimg/pimg.php?imgid=7415
 

http://pya.cc/pyaimg/pimg.php?imgid=6133
 

 

P.S
ホラホラ、まず身近にティッシュを用意して。

 

フラッシュがなくなっていたので、上記リンクはYoutubeに飛びます。


 

PM 08:59:36

2006年7月11日火曜日

時を盗む。時を埋める。

「時」は、過去から未来へと、とうとうと流れてゆく。
決して、とどまるところを知らず、どんな時でも無情に進む。
 
されど悔しいかな、人の人生の長さには、限りがある。
 
だから、「時」は、人の持ち物となる。
だから、持てる「時」の量に限りがある。
 
限りの有る「時」の中で人と人とが接する。
 
私は、相手の人の「時」を盗んでいないか?
あなたは、人の「時」を盗んでいないか?
 
自分の自覚がないまま、人の「時」を盗んでいないか不安になる時がある。
 
限りの有る「時」を持って私はたたずむ。
 
「時」を有効に使っているか?
後で後悔しない使い方をしているか?
 
砂時計のビンの中の砂の落下が止められないように
時間も誰にも止められないまま過ぎてゆく。
 
無意味な「時」を減らしたくて、
楽しい想い出で「時」を埋めようとする。
 
おまえは、自分の「時」を埋める為に、人の「時」を盗んでいないか?
 
 
P.S
正直言うと、こわい。
けれど、私は、人の「時」を絶対に盗もうとはしない。
そんな大切な「時」を故意に人から盗もうとはしない。
自分も盗まれたら悔しい大切な「時」を
絶対人から盗もうなどとは、思っていない。
それだけは、誓う。
それだけは、心から誓う。
 

 

PM 08:19:10

2006年7月10日月曜日

ジダンよ。

ジダンよ、決して後悔するな。
 
たとえ、その事が自分にとって取り返しがつかないことになろうとも。
 
まわりが、その行為が軽薄だ、衝動的だ、浅はかだ。そんな批判が出てこようとも。
 
男には、信じて疑わないものがある。
たとえ、衝動的とはいえ、放っておけないことがある。許せないことがある。
 
それを示す時、それを伝えなければならぬ時、
それによってもたらされる行為は、全てを優先させなければいけない時がある。
 
価値観がぶつかろうとも、回りがなんと言おうとも、
自分を信じて、疑わない時、
言葉で伝わらない時は、手を出してでも伝えなければいけない時がある。
それを後悔するな。
 
それは、オレ達の正直なところ。
それは、オレ達の誠意でもあるはずだ。
オレ達は、それを優先させないで、他の何を優先させる?
私は、そう信じる。
 
そして、そう実行した君を、私は決して否定はしない。
 
ジダンよ、後悔するな。
 
他人から何を言われようとも、これからもお互いにそんな人生の歩き方をしていこう。
 
 
P.S
ジダンよ。
君には聞こえていたか?
君が潔くピッチを去った後のサポーター達のその歓声を。
フランスがボールを手にする度に大きな歓声に包まれたことを。
イタリアがボールを手にする度に大きなブーイングに包まれたことを。
まるで、観客席の全てが、フランスのサポーターのように思われたあの歓声を。
君を見つめていたであろうきっと何億の人間は、君を否定してはいない。
それが証になっているはずだ。
君もボクも、まだお互いに人生は続く。
でも、まずはボクから君に言おう
「おつかれさまでした。」って。

 

 

PM 08:10:31

2006年7月2日日曜日

小さな花

むかえの駐車場の端っこに
小さな花が咲いた。
 
車の出入りが多いのに、
ちょうどそれを避けて、
やっとここまで育って、
可愛い可愛い花を咲かせた。
 
大きく育てば、きっと踏まれる。
その花は、そんな過酷な未来を知っているだろうか?
 
せっかくここまで育ったのだもの。
せっかくこんなにきれいに咲いたのだもの。
 
せめてそれに気づいた私は、
何とかして彼女が生きていた証を
残してやりたいと思った。
 
誰も見ていないブログだろうと、
その姿をいつまでも残してやりたいと思って
写真を撮った。
 
 
P.S
二日後、彼女は、天に昇った。
 

 

PM 08:41:22