2004年9月30日木曜日

貴殿達の幸せを心から祈る。

本人たちの承諾も得ずに無断掲載である。(怒るかなぁ。)

ポンペイで知り合ったハネムーナーである。

ひょんなことから夕飯を誘った。(こちらもいつもひとりじゃ、まともなものが食べられないもんで。)

彼らは、二人っきりでイタリアで結婚式を挙げたそうである。なかなか今風でいいなぁと思った。そうだよなぁ、結婚というのは、本来二人だけの問題のはずだもんなぁ。

この夜、中華に誘った。

まぁ、いっぱいしゃべった。いっぱい飲んだ。
(こっちの一方的なオヤジのダジャベリだったかも?んー。)

しかし、新婚さんの話はいい。まず、明るい。それにドラマもある。そりゃ将来に対しての不安もあるだろうが、とりあえずそんなのは抜きでいい。

つかのま、何よりも新鮮で心が洗われたような気がしたよ。

それに大切なことを思い出させてくれた。感謝しているよ。(その話はまた今度。)

P.S

私は遥か若い頃、よくヒッチハイクをしたものである。車に乗せてもらうだけでなく、見ず知らずの人に食事をご馳走になったこともある。

いつのまにかご馳走する側になってしまったのかなぁ、、、

老いを感じた瞬間でもあった。

PM 09:08:45

2004年9月29日水曜日

「ポンペイ初めての日」

私は小さい頃、「ポンペイ最後の日」なる映画を見た覚えがある。
かなり小さな頃ゆえに、とてもショッキングな映画となり、トラウマになってしまっている部分もある。

そういう意味では、ポンペイは憧れの地であった。

しかし、、、である。今から2000年も前に、既にホントにこんな街があったのかよっ!つくづく思う。

ポンペイ展などで写真や遺品を見ることはあっても、街そのものの遺跡なんぞそうあるものではない。それも当時のままであるからにして。

ガイドさんの解説を聞きながら、ウンウン感心するばかりであった。

ちなみに私は、遺跡に触るのが好きである。

遺跡の建物や柱に触りながら、過去2000年以上前の人も触ったであろう感触を時を越えて共有出来るような気がするからである。

P.S

したがって、ポンペイの遺跡は、私の指紋だらけである。

が、安心されよ。そんな程度は、ポンペイの遺跡全体から見れば、ハエが停まった程度であるはずだ。

PM 08:35:39

2004年9月28日火曜日

決死の仕事である。

ウワサでは聞いていたが初めて見たのである。

信号中にセンターブロックにダンボールで腰掛けていたかと思うと、信号が赤になり、車が止まり出すと、次々と停車中の車のフロントガラスを拭いてまわってチップをもらおうとするのである。

ほとんどの車から嫌がられ、自分の車のガラスが拭かれそうになると、車を前に進めたりするのである。

あ、あぶねっ!

そんなシーンもある。

いったい一日に何台の車からチップがもらえて、いくらぐらいになるのだろう?

彼女と私の違いはどこから来るのか?

政治か?哲学か?

何もかもが想像できないけれど、そこまでしなければならない彼女の生活を思った。

P.S

自分の幸せを感じなければいけないと痛切に感じた。


PM 08:17:27

2004年9月27日月曜日

花時計じゃなくて、花カレンダー

カステル・ヌオヴォである。

その前に広場があって、花時計ならぬ、花カレンダーがある。

粋なアイデアだな、、、と思った。

ちなみにこの日、私の姉の誕生日なので記念にパシャ!

姉の誕生日に海外旅行中の薄情な弟である。

P.S

深夜、0時に植え替えるのかしらん?大変だなー。

つまらぬことを思い付いた自分がわびしい。


PM 08:04:50

2004年9月26日日曜日

ナポリのママ達

ナポリでは、治安の問題もあり、チビッコ達が学校に行くのには、ママ達がアッシーとなる。

となると、学校の下校時間には、その門前の道路は、ママさんアッシーの車で大渋滞となる。
私も巻きこまれ、イライラであるが、イタリア人は、そのイライラがないと言うので、こちらのイライラ度は、更に上昇する。

写真は、学校に迎えにきたママ達である。
いわゆる井戸端会議中ってところか。

P.S

これも何か雰囲気違うんだよな―。日本とはさ。当然なんだけどさ。


PM 07:50:12

2004年9月25日土曜日

町並みは美しいナポリ。けど、、、

私は、小さい頃からナポリの街の眺めの美しさを父親から聞かされていた。確かに美しかった。

けど、治安の話題もなくならないナポリである。

私は住人ではないので、正確なことではなく、人から聞いたことに過ぎないけど、昔と比べれば良くなったと言うものの、今も決して安心できる街ではないそうである。

ま、私のような観光人には、いやな目に会わない限りわかんないのでしょうが、ね。

P.S

郵便局に長蛇の列がありましたが、これは治安の問題ではなく、イタリアでは有名なお話ですね。

何だか悪口ばかりになっちゃいそうだから、情報はご自分で。

PM 07:34:29

2004年9月24日金曜日

600円のスプライト

バスをあきらめ、真実の口をあきらめ、歩き通してコロッセオに到着である。

さすがに疲れた。

思わずスプライトを購入。

4.5ユーロ。

ん?630円?
(1ユーロ=140円換算)

あ、うっそだろっ?

と気が付いた時には、もう飲み始めていた。

知っている人には常識であろうが、こちらでは、飲む水は、買うものである。同じ水で、飲んだり車を洗ったりする日本人を不思議がっているフランス人は知っていたけど、やっぱスプライト600円は、高いよぉ!

ま、ここは観光地でもあるから、お店が儲けているのか、コカコーラが儲けているのかまではわからないけどさ。

P.S

ちなみにレストランに入っても日本のように当然のように水は出てこない。
水を頼めば、お金が取られ、ボトルが置かれていく。
ただやはり、テーブルで水を頼むのは、普通なのであろう。
ワインをフルボトルで頼んだからといって、水を頼まなかったら冷たい視線を浴びた店もあったような気がする。

しかし、、、イタリアの水は、硬水だから飲むのに適さないと言う。
けど、硬水ってダイエットにいいんじゃなかったっけ?


PM 07:01:28

2004年9月23日木曜日

イタリア版結婚式

今日が日曜日のためであろう。

教会での結婚式風景をよく目にした。これは、その中のひとつである。

教会タイプの結婚式は、やはり何となく日本とは違って、本場もののような気がした。

しかし、オトコもオンナもオシャレでカッコイイのだ。
ジーパン姿は、場にそぐわないと思いながらもしばしその眺めに目を奪われた。

P.S

フト、ゴッドファーザーのシーンを思い出して、脇を走る車が気になりだした。
それが、その場を離れるキッカケとなった事実は、内緒です。



PM 06:45:39

2004年9月22日水曜日

ウィークディ オンリー バス

サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラーノ大聖堂の帰り道、真実の口まで行こうと思いたち、バスに乗ろうと思って、バス停にたどり着いた。

が、待てども待てどもバスは来ない。

なんで、なんで?

事前にバス路線図が買ってあったのでひたすら調べたら、この路線のところに小さくonly weekdayと書かれていた。

今日は日曜日だった。待ってても来ないわけである。

しかし、このバス停のこの看板のどこかにその旨が書いてあるのだろうか?
イタリア語が読めない自分がとても情けなく感じた。
内容が読める方、教えてください。

P.S

通りすぎる車の中からきっと、この路線のことを知るイタリア人は、私のことを哀れなアジア人に見えたに違いない。(イジケモード)

PM 06:23:28

2004年9月21日火曜日

世界で最も重要で由緒ある教会。(だそうである)

サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラーノ大聖堂。

「ローマで、そして世界で最も重要で由緒ある教会だ。」(地球の歩き方より抜粋)

私は、世界史にはウトいが、こう書かれていては、見ないわけにはいかないであろう。

第一印象は、まず広い。大きい。何もかもが大きい。今回まだ初めての教会であるが、こうもスケールが大きいものか、、、まずはその一言につきた。

周りを囲んでいる数々の人物像も大きく、とても美しい。白色の石像をこうも忠実に大スケールで彫れるものなのか不思議である。

このシーンは忘れたくないと思い、写真を撮りまくり、記念におみやげを買った。

P.S

大きな聖堂のおみやげ屋さんもとても混んでいました。売店で販売している人は、シスター姿の女性であります。

様々なおみやげ品が並んだカウンターの向こうで、テキパキと応対し、包み、お勘定をこなすその動きがなんとなく不自然に感じたのは、やはり間違いなく私の偏見だろう。(反省)


PM 08:42:06

2004年9月20日月曜日

陣取り合戦の跡

ローマ市は、城壁で囲まれている。

日本のお城の城壁は、お城の周りだけだけれど、ローマの城壁は、ローマ市全てを包んでいるのだから、それなりに規模もデカイ。

作られたのは、かなり古いわけで、今となってはジャマそうであるが、世界遺産になっちゃったのだから、今更壊すわけにもいかないだろう。

けど、ローマ市民よ!大いに誇るべきである。市民全体を守ろうとしていた過去の指導者たちのその心の大きさにである。

P.S

それに比べて、日本の城壁は、お城を守るだけだったんだもんなぁ。ちいせぇちいせぇ。



PM 08:31:41

2004年9月19日日曜日

インターネットカフェでしばし現実へ

トレビの泉から歩き始めたら、ふとインターネットカフェの看板が目に留まった。

めずらしいかったので、フラッと入ってみた。

日本語も使えるというので、ちょっとメールでも読んでみようか、、、と。

仕事のメールが溜まっていた。思わず返事を書き始めてしまった。はまった。しまった。

旅行中もメールが届くのか、、、と相手に重要機密を知られることになってしまった。

こちらもこの後、毎日妙にメールが気になるようになってしまった。

何か荷物が増えたような気がした。

しかし、ローマもフィレンツェもインターネットカフェはいっぱいある。どこも日本語が使えるので、便利と言えば便利である。システムも使いやすいし、料金体制もわかり易いので安心して使えました。

P.S

メールをくれたK.Aさん。
メキシコではありません。ボクは、今ローマに居ます。


PM 08:28:43

2004年9月18日土曜日

トレビの泉に23へぇ。

トレビの泉に到着。

へぇ、こんな街中に建物に囲まれてあったんだぁ。(23へぇ)

しかし、メチャ混み。満員。まるで砂漠の水溜りに群がる人間たちのようである。
周りに腰掛けて誰も動きゃしない。観光客が集まってきて溜まるばかりである。

後ろ向きになって、コインを投げるだとぉ?恥ずかしいよ。

あとでゆっくり投げなおせるようにと、トレビの泉のミニチュアを買ってきた。

けどちょっと、小さすぎた。後ろに向かってコインを投げて、入るサイズではないことに気が付き、失敗したと思った。

P.S

トレビの泉に向けてのこのコイン投げ。
後ろ向きになって右手で左肩からコインを投げるのである。

1枚投げると再びローマに来ることが出来る。
2枚投げると好きな人と結ばれる。
3枚投げると離縁することが出来る。

そんな伝説があります。

投げ出したら、恥ずかしくても途中で止められない事情があるので、慎重にならざるを得なかったのである。(詳細不問)

AM 10:21:45

2004年9月17日金曜日

「ローマの休日」舞台裏からの撮影

なんてことありませんが、スペイン階段の上からの撮影であります。
(トリニタ・ディ・モンティ寺の前)

いわゆる「ローマの休日」舞台裏からの撮影です。

見なれないかな、、、と思って。

が、どうってことないか。

P.S

たぶんに自己満足のこのイタリア紀行である。

PM 10:49:41

2004年9月16日木曜日

「ローマの平日」

スペイン階段である。

あの「ローマの休日」のである。

今まで映画を見ながら、映画のパンフを見ながら、私の持っていたイメージは白黒であった。

今、現場に立ち、これまで抱いていたイメージと現物の違いに躊躇しなら、確かにここにオードリーヘップバーンとグレゴリーペックが立っていたのであろう、、、感慨に浸りながら、同時に40年の時の流れを感じた。

しかし、人人人である。この中でロマンチックなシーンを現実に行うのは果たして可能なのだろうか?そんな思いが頭をよぎった。

けれど、周りを見るとアベックも多い。彼らは、みんな今、オードリーとグレゴリーを演じている結果となっているのだろうなぁ、、、。

ひとりそこに立つ孤独を実感した哀しい観光地となった。

P.S
写真に突っ立って写っているオヤジは、怖いオヤジではありません。観光写真を撮っているオヤジ達です。(こわいオヤジ達かも。)

PM 10:10:11

2004年9月15日水曜日

もうすぐスペイン広場。

写真正面がスペイン広場である。

したがってここは、スペイン広場に続く道である。

路上にいろいろ店を広げ、何やら品質のわからぬ物品を並べて商売しているのは、どこの観光地でも似たりよったりであろう。

ただ、ここに2店を紹介しようと思った。

右側は、動く彫像である。
前の箱にチップを入れると、彫像のように動く。(彫像のように動くというのが何とも不思議な表現であるな。でも、彫像のように動くのである。)日本ではこの手のパフォーマンスは珍しいが海外ではよく見かける。されどとてもイタリアチックで思わずパシャリ。

左側は、たぶんチャイニーズ。
葉っぱを仕入れてきて(天然か?)、ペットボトルに水を入れて、葉っぱを折って虫などを作る。よく出来ていた。

どちらも葉っぱや衣装代だけで商売を始めるその行為が、改めて商売の原点の再確認と、そのたくましさを思い出した。
彼らがどこまでわらしべ長者となりうるのか?人生の折り返し地点を過ぎた自分も、彼らのような人種を見るにつけ、何かモチベーションを引き上げられる気がするものである。

P.S
私はアメリカなどでは、チップを投げつけるとそれまで止まっていた状態から、ピクッと動いて、コインをパシッて受け止める姿を楽しむことが時々ある。が、このイタリア彫像には、何か威厳があってそれをやる勇気が出てこなかった。
確かに周囲の笑いは受けるであろう。けれどそれと同程度の、いえそれ以上のヒンシュクも受けそうな気がしたのは、やはり遺跡の街中の所以であろう。

PM 09:40:44

2004年9月14日火曜日

ワンパターンランチ

ポポロ広場から歩き始めて、フト地図を見るとその行程の長さに突然、飢えを感じた。

で、ローマ初の昼食である。

なかなかおいしそうではないか、と思われる人もいるとは思いますが、ちなみにこの後も毎日こんなものばかりであろうと想像するに、数日後にラーメン、カレーライス、牛丼のたぐいに懐かしさを感じ、強い欲求が体内に発生するであろうことは容易に想像できた。

日本人のグルメ度には、本当に感心するのである。

P.S
とりあえず写真を撮ったが、既にジュースが減っている。
写真を撮る前に、思わずまず一口飲んでしまっていた状況から、当時の飢え度が想像出来ます。

PM 11:44:40

2004年9月13日月曜日

いざポポロ門からローマ入場

写真(下)はポポロ門である。

ローマの北の玄関口と言われている。
やはり最初はここからローマ入場!である。

上は、ポポロ広場。

ポポロは、英語でpeople。いわゆる市民広場なのである。
広い。とても広い。さすがに第一印象は、「オ~」であった。
思わず階段に腰掛けていたアベックに写真を撮ってもらったものの、ここへの掲載はパス。ハズい。

左右対称の双子教会がイマイチ見えにくいな。
オベリスクも頭切れちゃってるし。
ここから始まる3本の直線道路もよく見えないなぁ。

情報量を少しでも多く撮影しようとパノラマ写真にしたけど、ここに掲載するには、細かくなっちゃってダメですぅ。すみません。

P.S
このブログへの書き込みは、自分の想い出の維持と、少しでもこれからイタリア旅行への行かれる方への指針にでもなればと書き始めたものである。
他のホームページのようにきれいな写真を載せて、ネタバレするよりいいと思います。現場に立たれた時の感動は大きいはずですもんね。

苦しい言い訳である。


PM 10:41:13

2004年9月12日日曜日

ボルゲーゼ公園で天使の気分

たまには、まともな情報も。

テレビで紹介されたり、イタリア観光局のホームページでも紹介されているのでご存知の方も多いのであろう。

ボルゲーゼ公園の馬術場Galloppatoioで大気球に乗れるのである。

気球で地上150mまで昇ってのローマ360度大パノラマは、圧巻である。確かにバチカンのクーポラに登ってもパノラマは体験出来るけど、バチカンの建物が上空から見られるのがうれしい。

ちなみに写真は、
上 :気球のカゴ内部である。
中 :バチカン方面である。(ネタバレ?)
下左:テルミニ方面
下右:気球そのものである。

この気球、遠くから見てもデカイが、近くで見るとなおデカイ。そもそも5~30人乗りである。(私の時は、10人/回だった。)
ワイアー1本で支えられ(表現が適切じゃないな。)、切れたら飛んでいってしまう心配はある。下から見ていると風に揺られ、相当な距離を移動している。けど、乗っているとそれはあまりわからなかった。

1回の上空滞在は、約15分。15ユーロ前後。曜日によって違うのだ。乗り場に行くと整理券の自動発券機があるので、それをゲット。自分の番号が電光表示機に出るまで待つ。出たらカウンターでチケットを買って、チケットを見せて乗り場に向かう。1回が15分なのでこの辺のやり取りはスムーズである。ただ、リザーブ団体客が既に確保している回もあるので、そこに居る人数から待ち時間が読めないこともある。私も結局1時間ほど待たされた。チケット売り場には僅かな椅子もあるけど、かなりここで日に焼けたと思う。まぁ、ちょっと高いけど、話の種にはお奨めである。

ちなみに私は高所恐怖症の傾向がある。最初気球を見た時には、正直とても乗れないなと思った。されど周りに乗る人が居る。こんなチャンスもなかろう。理性が本能に勝った瞬間である。
けど、想像していたよりも怖くありませんでした。ある程度まで上がってしまうとそれ以上の高さの違いは余りわからなくなってしまって。それよりも眺めに圧倒されてしまうのも事実です。カゴが網になっているのも安心です。

P.S
最初から最後までこわがっていたおばぁちゃんも一緒でした。
「おばぁちゃん、落ちる時はボクも一緒だよ。」
伝えたかったけど、伝えても意味がなさそうで辞めました。


PM 09:07:35

2004年9月11日土曜日

American Bar in Rome

イタリアでのカフェ、いわゆる喫茶店はBarと書いてバールと読む。

ここは、アメリカン・バールだそうである。

ヨーロッパは歴史が古く、特にローマなどは歴史の街であり、アメリカンスタイルのような軽薄(表現がまずいかな?でも歴史は確かに比べ物にならないくらいに短いもんな。)なものは、とても受け入れられない心情があると聞いていた。

あのハンバーガーのマックさえも、最初かなり抵抗があったという。
けど、この店は、「アメリカン・バール」をうたっている。

あえて理由は聞かなかったけど、やっぱり他との差別化を計るためには、この命名も良いと店主は考えたのだろう。

店主が商売人なのか、革新的な考えの持ち主なのかは、わからないけど、ローマの中にもそういった人間がいるのだろうなぁ、と思った。

P.S

しかし、、、
店主がアメリカ人かもしれないなぁ?

それだけは確認してくればよかったぁ。
今日のコメントは、裏づけが手落ちである。
間違っていたら、ごめんなさい。



PM 10:00:04

2004年9月10日金曜日

ボルゲーゼ美術館チクリ情報

ボルゲーゼ美術館である。

予約が必要である。手荷物も預けさせられる。
日本語音声ガイドがなかったので、公式ガイド【日本語版】の小冊子を買った。

地下の入り口から一気に3階(2階?)へ。
仮にも予約制の美術館である。建物は大きくなくともそれなりに見応えがある。公式ガイドを見ながら丁寧に観た。

が、そこでショックを受けたのである。
とある天井画の絵が公式ガイドブック上で左右対称に印刷されているページを発見したのである。印刷屋がネガを裏で焼いて印刷してしまったのであろう。

公式ガイドが正しくて、天井画が逆じゃないのか?
バカな思いが一瞬頭をよぎった自分が哀しい。

関係者をつかまえて、問いただしてみた。
「印刷屋がフィルムの表裏間違えたんだろうねぇ。」
悪びれもせず(どうしようもないのも理解できるのだが)驚きもせず、さも珍しくもなさそうなその対応に改めてイタリア風土を感じた。

ちなみに階下に降りて2階を観ようとすると、ごく自然に外に出されてしまう。知らない人は、そこでもう帰ってしまいそうである。

2階に入ると天井画がすごい。私には、その価値はわからないけど、入った瞬間そのスケールの大きさに私もとなりの外人も(イタリア人じゃなかろうたぶん。)思わず「ホ~」っと声を出してしまった。

それで2時間半ぐらいその美術館に居たかなぁ。
この後を知らぬ私は、うんうんいいものを見た。と思った。

P.S

預けた荷物を取り戻しがてら、ガイドブックを買った店に戻った。誤植がどうにも釈然としない。誤植が日本語版だけだったら怒るぞぉ。

英語版も見てみた。同じように間違っていた。
ちょっと気が収まった。

PM 09:55:39

2004年9月9日木曜日

ボルゲーゼ公園でひとり

ボルゲーゼ公園である。

犬の散歩中の一団と出くわした。

人と言い、犬と言い、雰囲気はヨーロッパであった。

フト思った。

このシーンの人間を日本人に置き換えたら、どのように見えるのだろう?

自分の奥底に、何かコンプレックスのようなものがあるのを僅かに感じた。

P.S

されど神は、人間をうまく作ってくれたものである。
たったひとりでいると自分は意識しないでも済むのである。
自分が日本人であることも忘れられるのである。

まさに自分もイタリアに溶け込んでいる気になれたひとときであった。

PM 09:15:26

2004年9月8日水曜日

機内食における葛藤

上から昼食、軽食、夕食である。

12時間程度乗っているのであるから、三食出るのは、不思議ではないのだけれど、こちらはカゴノトリである。お腹が空くものではない。

されどひとたび食事の配布が始まれば、ある種の期待はするものである。

どこかのCMのようにフィッシュ・オンリーなんて言われたら哀しいな、、、と思っていたら、座席が前の方であった幸運に救われ、私の時には、選択権が残っていた。

ところがその選択権に悩まされることになる。

選択肢は、日本食orイタリアン? なのである。

今からイタリアへ行くのである。イヤってほどのイタリアン攻めにあうのならここは日本食の選択である。しかし、さっきまで食べていた日本食をここで選ぶのもまたシャクじゃんさ。
ここに軽い葛藤があった。

私は航空会社に提案したい。
発着国以外の食事種サービスも良いのではないか?
いっそ、訳のわからぬ無国籍食、宇宙食などを出すのも海外旅行の楽しみを増やすのではないだろうか?と。(無責任な発言である。)

P.S

んー、ここで飛行機が落ちて、最後の食事になる可能性も否定できないことを考えたら、人生を締めくくるのはやはり日本食だな。

私が、日本食を選んだ理由である。

PM 08:49:16

2004年9月7日火曜日

ゲームボーイだらけの飛行機

機内の設備である。
各シートの前に液晶モニタが付いている。
(写真はもちろんエコノミー席。)

エレクトロニクス産業に従事している私でさえもこれはすごいなと思う。

ボーイング777の座席数は、確か291席である。全ての人が自由に映画を選択して、思い思いに見られるのである。もちろん簡単な早送り巻き戻しもある。画質はイマイチだがVOD(ビデオ・オン・デマンド)システムとしては、なかなかである。

更に言えば、ビデオゲームも出来る。NINTENDOのゲームボーイのゲームを自由に選んで遊べたりもする。
各シートにソフトをダウンロードして遊べるのである。

そう考えると、この飛行機は、ゲームボーイだらけであるな。

ちなみに、座席ひとつおいたとなりの席の女性は、夜を徹して(正確には、昼も夜もないのだが)ゲームにはまり込んでいた。

私もやってみたかったが、壊れていてゲームは出来なかった。
しかたなく、映画「半落ち」を観た。

映画が1時間ほど経ったところで、画面はそのまま進むのだが、音声は最初に戻るというトラブルがあった。どうみても録画に失敗していた。
録画確認してないんだろうなぁ。

なんだかちょっと飛行機が心配になった。

P.S

したがって、映画「半落ち」の後半は、イヤホンを外し、そのまま字幕で観続けた。やっぱり最後は泣けた。「半落ち」については、映画のカテゴリで書こうと思っていたのだけど、この調子だと、いつのことになるのかわかんないな。

PM 08:22:51

2004年9月6日月曜日

恥ずかしいけど成田

何も書くまい。

いまどきこんな写真を撮る人も少なかろう。

が、やはりスタート地点だからである。

ちなみに下から3行目のALITALIAで11:30発ROME行きである。


P.S

文字も読めなきゃ、顔も判別できない情報量の少ないページとなった。
すみません。

PM 07:20:44

2004年9月5日日曜日

アダムは「バツイチ」

9月の中旬、2週間ほどの休みを無理やりゲット。
名目は、20年勤続のリフレッシュ休暇である。
(が、私の会社にそんな制度はありません。)

で、ふらっとイタリア旅行を決行。
いろいろ想い出を綴ろうとプログのカテゴリーに「イタリア紀行」を追加したのである。

美術館と遺跡・教会巡りの旅である。

私は、キリスト教信者ではないのであるが、
ちょっとだけ聖書関連知識をむさぼった。

そしたら、旧約聖書の冒頭から、新発見があった。

最初の人類であるアダムは、実は「バツイチ」だったのである。

ちなみに人類最初の女性は、イブではなく、リリスという。

宗教家の方たちの攻撃を受けたくないので詳しい話は避ける。

興味のある方は、ネット上でも充分調べられるのでご自分でどうぞ。

P.S

もっと言えば、イブにとっても最初の男性は、アダムでなかったという説も目にした。

人類は、最初っから、結構ドロドロしかったのである。





AM 03:28:34

2004年9月4日土曜日

夏の風物詩 「夏休みの宿題」

夏の風物詩のひとつ、夏休みの宿題についてである。

(私の自分の学生時代の話は、あへて棚に乗せる。)

今の私は、工作が好きである。読書感想文も好きである。

今日も娘がつぶやく。

「課題の本は読んだけど、感想文が書けない、、、。」と。

「ノルマは?」「原稿用紙5枚。」「なんだ、たったそれだけ?」

と、ちょっとエラソーに言ってみたりする。ヤな親である。
更に追い討ちで娘にトドメを刺す。

「感想文なんだから、あらすじで行を稼ぐなよ―。」とか、
「5枚にまとめる方が難しいんじゃないの?」
これ以上イヤミな親も少なかろう。

「しゃぁ~ねぇ~な~、ちょっとヒントに書いてやっかぁ。」

おもむろに読み始める。
読むのに1時間半。書くのに1時間。

「ホイッ。」と娘の勉強部屋に持って行くと、
もう既に彼女も半分くらい書き終えていたりする。

「あ~、オレの作業は、ムダだったのかぁ~。」

などとは決して思わない私である。

子供と同じ本を読み、自分の感想を伝える。
子供は、なるほど、と思うかもしれない。
逆に、反発な感想が沸くかもしれない。

しかし、それはそれでいい。

親の考え、価値観を子に伝える大切な瞬間である。

工作も然り。子と一緒に作り、そこには、親の工夫や考え方を伝えられる瞬間であり、それは、親と子との大切なコミュニケーションの瞬間のはずである。

世の親達よ、もっと子らの宿題に参加しよう!

P.S

世の親の大多数から反発を受けるであろう今日の日記である。


PM 10:19:37

2004年9月3日金曜日

岡山からの土産は、、、

息子は、岡山の大学に在学中である。

1年に夏と冬の2回、学校の休みを使って帰省する。
一応、それとなく土産を持って帰って来ます。

他の家族への土産は何か知りませんが、
私への土産は、息子が過去半年に読んだであろうマンガであります。

今回は、手塚治虫の「ブッダ」全巻と、いつものOnePiece、Hunter x Hunter、DeathNoteもあったな。

特に好みのヅレがないのは、私の待ちが広いから?

まぁ、甘いお菓子の土産よりは、私はうれしい。

P.S

けど、まさか半年間に書物といってこれしか読んでいないってことはないだろうなぁ?

一抹の不安がよぎるのも確かである。

PM 09:59:01

2004年9月2日木曜日

注意書き

一応、密かに誤解をされているといけないので、ミジメ的言い訳を記す。

このブログをお使いの方はご存知でありますが、
この日記は、日付を過去にさかのぼって書けるのであります。

ところが、書いた時刻はそのままに残るのであります。

私の場合、毎日日記を書けるほど類い稀な性格ではないため
土曜日とか日曜日とかの午前中にまとめて書きこんだりする。

そうすると、その選んだ日のその書きこんだ時刻となるのであります。

「コイツ、仕事中に書きこんでるなっ!」
などと勘違いせぬようにお願い申し上げます。

P.S
こんな注意書きが必要な私の職場での二重人格性を察してください。



PM 09:47:18

2004年9月1日水曜日

電気の消えぬ勉強室

今日は、9月1日である。
深夜2時。子供の勉強室の明かりが消えない。

受験勉強ではない。
 定期試験勉強でもない。

何をしているのか賢明な読者はもう既にお分かりであろう。

「部活、忙しいんだもん!」

彼女の言い訳である。

残念ながら私のDNAを受け継いでいる以上、
私は、それ以上何も言えなかった。

遥か昔の私のように、明日、熱を出さなければ良いが、、、と心配した。

P.S

ちなみに私は、雑誌掲載記事の脱稿期限がやはり昨日だったのだが、

「す、すみません。原稿締切を10日延ばしてください。」と

編集部に頼み込んでしまった事実は、とても娘には言えない。


「だって、仕事、忙しいんだもん!」

PM 10:03:39