2024年4月26日金曜日

ゴジラ-1.0

あまり怪獣ネタの映画は好きじゃないのだけれど、
ヤレ賞を取ったとか、メチャ面白かったとか耳に入ってくれば、
やはり映画ファンとしては、、、ねぇ。

で、鑑賞したのだけれど、、、

ここは賛否両論出てくるのはわかるのだけれど、、、

私としては、、、ん~、、、イマイチ感が。

そもそも歴史のあるゴジラネタと特攻隊の生き残りの話をかぶせて欲しくなかったな。

製作者側が、ゴジラ映画を撮りたかったのか、人間ドラマを描きたかったのか、いやその両方なのだろうけれど、
その内容と組み合わせは、正直言って私としては、観ていてツラかった、イタかった。

それにいろいろ「ん?」ってなるシーンの多いこと多いこと。
いやいやそんなことに引っかかっていては、素直に楽しめません。

更には、

このカップルは、まだ朝ドラの記憶が新しくてそれを振り切るのが大変だったし、
美波ちゃんまるでミッションインポッシブルだったし、
最後のシーンには、インディペンデンスデイが思い出されるし、、、

なかなか私には、何事もサラッと見過ごすことが必要な映画でした。



P.S

しかし、どうにも気になる点が、、、2点。

1、海の中のゴジラって、浮けるの?立ち泳ぎしてるの?

2、銀座からどっち方向に向かえば、すぐにあの海に近い田園風景になるの?

# だからぁ細ケーこと考えるなよ。

ゴジラも不死身でしたが、美波ちゃんも同等の不死身になったということで

次回作もやはり、ゴジラvs美波ちゃん路線でいって欲しいと思います。










2024年4月24日水曜日

焼き芋の自動販売機

仕事の昼休み、フト目にした焼き芋の自動販売機。

焼き芋好きな私は、ブログネタだな、と買ってみた。

内容は、焼き芋というよりも、、、どうやって調理されているんだろう?

もはや完全なるスイーツ感。

味は、それなりに美味しいのだけれど、コスパを考えるとちょっとこの贅沢は続けられないな、

そんな一品である。

大:500円、小:400円

100円しか違わないなら、やっぱ大買いますよねぇ。

写真は、大サイズです。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

P.S

ケースが何かに使えそう。

そんな思いも初購入の背中を押してくれたのは事実です。




2024年4月22日月曜日

遠い過去と遠い未来をつなげるために自分がいる。

ネットからのヒロイモノであります。

「遠い過去と遠い未来をつなげるために自分がいる。」

そんな一行にフト思うことがある。

私は、お正月の数日間は、着物で過ごす。
近所の初詣も着物で行く。

# たぶん30年以上続けている。

だけど、なんで着物を着るかと言えば、別にファッションで着ているつもりではない。

私の小さな頃は、母はいつも着物だったし、父の着物姿の写真を見るにつけ、
自分も着物くらい気軽に着るようでありたいと思ったワケで。

女性と違って男性は、ものの5分もあれば着られるワケで。

伝統というものは、今そうでもしないと、未来に伝わらないような気がして。

別に、私の子供たちに強制するつもりもない。

けれど、街で私の着物姿を見た男性が「オレも着てみようかな」と思ってくれればそれで嬉しいんだがな。



P.S

したがって、私は冬物を一枚しか持っていなかった。

が最近になって、身近に着物に目覚めた女性が出現した。

彼女は、着物に興味を持ちだすと、その深みへのハマり方が凄まじい。
冬物、夏物、浴衣と揃え、一年中着物を着ようとする。
同じ所へ同じ着物で行くのはちょっと、と買い足されてゆく。

私は、着物姿の彼女と会う時は、私も着物で立ち向かう。
私の方が20年以上も先輩なのに、彼女だけ着物というシーンがなんとなく悔しいからだ。

そうなると夏の着物も必要になりそうだけれど、
もし新しいのを新調しても、残りの人生で元が取れるのかぁ?
そう思ってしまう自分が、、、なんとも複雑である。

でも、、、とりあえず浴衣を買った。




2024年4月20日土曜日

DUNE


叙事詩的SF映画ということであれば、スターウォーズのように続くのかぁ?と思いながらも

DUNE2が出てるので、この際一作目を観るかぁ、とつい手に取ってしまった。

原作は、1965年作の“砂の惑星”。

この小説からスターウォーズやジブリが影響が受けたと言われていれば、
確かに思い当たることの多いのがよくわかる。

それにしても観終わって思うのは、また面倒な物語に出会ってしまったなぁ感。

なかなかわかりにくい物語であったりもするので、
映像が綺麗なのでその雰囲気で流されてしまうと、「ん?あらすじは?」に陥りますが、

イマドキはネット上で詳しくあらすじ解説してくれているサイトがありますので、
そこに助けを求めましょう。

それにしても、今となっては、スターウォーズを知っていたりすると、どちらが先に生まれたのか微妙な感じになりますね。

ナウシカにしても、砂漠のシーンであったり、
羽ばたく航空機が出てくると、あのラピュタの空飛ぶ乗り物を現実的に見せるとこうなるのかぁ、と思わされてしまうのがいいのやら悪いのやら。

しかし、設定は10191年というところだけれど、乗り物は凄いのだけれど、

着ているものや手持ちの武器に進化が見られないのは、原作製作時の技術的想像性の欠如だろうか。
スターウォーズ見ててもいつも思うことなのだけれど。



P.S

で、面白かったか?と尋ねられると、微妙で、、、すみません。

でもま、DUNE2もいつか観ることになるのだろうな、たぶん。

すっきり出来るかなぁ。

# って、そんな期待が哀しいかも、、、。






2024年4月18日木曜日

金のなる木

という名前であって、本当に金がなるわけではありません。

# わざわざ書く必要ないでしょうが。

よく行くフレンチ食堂で何気にもらった“金のなる木”のひとビン。

水耕栽培よりもやっぱり土の方がきっと嬉しかろうと鉢植えにしたら
めきめき大きくなりました。

5円玉に芽を通すテクニックも知りましたが、なんだか可哀想な気がして辞めました。

いつか花が咲くかなぁ。咲かない品種かなぁ。

多肉植物は“水はあまりやらない方がいい”ということだけれど、それが難しい。
万が一、干からびたら可哀想じゃんさ。

ベランダでの毎日の他の鉢への水やりの時に、世話好きな私は心を鬼にすることが求められている。



P.S

これからの季節、ちょっと株分けして、もう一鉢作るか迷い中。




2024年4月16日火曜日

だからこそ手札は多い方がいい


SNSで流れてきた一行。

「だからこそ手札は多い方がいい」

予備校の古文の講師の言だとか。

御意、である。

その後に続くコメント、、、

「若いうちに少しでもたくさん身に付けた方がいい。」
「もはや質よりも量。」
「手札が多い方が生き易くなる。」

これらコメントを何歳の人たちが書いているか想像もできないけれど、

確かに私も同意である。

「まずは、ブ~垂れる前に勉強しろ。」

ちょっと単純化し過ぎなひと言かもしれないけれど、

学生たちに伝えたい。



P.S

って、それを素直に受け付けて実行できれば、苦労はしないわ、、、よね。






2024年4月14日日曜日

ライフ

たまには、宇宙モノのSFでも見たいよね、と手に取ったDVD。

地球外生命体との遭遇の物語であれば、気持ち悪いかも、と思いながらも鑑賞開始。

ん?微生物ネタ?ならウィルスでの騒ぎなら、あんまり気持ち悪くないよね、と思ってたら

どんどん成長して、、、やっぱ、エイリアンものだったか。

# ま、やはりネタバレは避けて、、、

しかし、全編にわたる無重力シーンはどうやって撮影してるんですかね、流石です。

そして、ISSといい、制御室といい、極めて実体感があってよいのですが、、、

その割には、宇宙飛行士たち、、、もうちょっと精神的にも訓練されているはずじゃないの?感が残念。

それに比べて、エイリアン側は、、、成長したばっかで、、、知能高過ぎでしょ。

それにしてもこの終わり方、、、オラぁ信じていたんだがな。

# 思わずオイオイ、ウッソだろって声が出てしまいました。

と、とにもかくにもツラい映画でした。

ドキドキ感が途切れず、見入ってしまったことは確かなのですが、、、。

二度と観たくないな。



P.S

真田広之が出てました。
もう完全な本格的ハリウッド俳優になっていたんですね。

けど、、、やっぱツラい役柄だよなぁ。
日本なら、カッコいい主役を演じるだろうになぁ。

ちょっとその辺りも残念に思います。



2024年4月12日金曜日

背徳の味わい

いやなに、一般公共に売り出す商品名に“背徳”なんて単語使っちゃダメでしょうが。

が、第一印象である。

メーカーの勇気?なのか、賭け?なのか、品性の欠落?なのか。

そもそも“背徳の味わい”とは、どんなのをいうのか?

結局、手に取ってしまった。98円(税抜)

で、散歩途中で試食。

とりあえず甘い。菓子パンとしては、ハチミツたっぷり使用感もある。
口の周りがギトギトになるくらいに。

が、なぜ“背徳”なの?
美味しい割にカラダに悪いの?

とりあえず完食しましたが、特に“背徳”感は感じませんでしたが。

# って、既に背徳慣れしているのか?私。

まぁ、確かに商品名につられて購入してしまったひとりです。

結局、メーカー側の勝ちです。



P.S

けど、、、二度はないな。

老人には、ちょっと甘過ぎるっすよ、うん。 



2024年4月10日水曜日

捨てて生まれる空白に


「捨てられずとってあるもの」が時間と体力を奪い続ける。

 それは物だったり、関係だったり、感情、過去、プライド、自尊心、目標、約束、

 これらを捨てることはとても損をした気分になるのだが、

 捨てて生まれた空白に、ようやく待ってましたと、望んでいたものや人がすべりこんでくることが多い。」

―――――

ネットからのヒロイモノであります。

まぁふつうは、捨てずに新しいモノをツッコもうとするから

混乱とカオスの中で生きることになってしまうのかもしれません。

“二兎を追う者は一兎をも得ず”

新しいモノを手に入れたら、古いモノを捨てようと思いがちですが、

とりあえず古いモノを捨てた方が、本当に自分が必要としている新しいモノが入ってきやすいような気もしますよね。



P.S

いや、自戒の為のメモですよ。

是非、共有しましょう。







2024年4月8日月曜日

素晴らしき、きのこの世界

Tumblerで気になるコメントが流れてきて、どうにも見たくなって鑑賞。

タイトル通り“きのこ”に特化したお話であります。

PG-16。

# 最初、なんで?と思った。

それにしても初めて知ったことの多いこと多いこと。

# ホントなの?もかなり感じますが。

CGでの表現も実に色鮮やかで直感的であって綺麗で分かり易い。

そして“きのこ”というよりも、菌や胞子でのお話に拡がってゆく。

その不思議さには、確かに驚かされる。

けれど、中盤を過ぎると、その幻覚作用の効能や、それに伴う精神性、果ては、宗教まで絡んでくると、、、

ちょっと行き過ぎてない?と思わざるを得ない。

# この辺りで、PG-16に大いに納得。

人類の進化は、きのこの幻覚作用で起こった、とか、
マジックマッシュルームのポジティブ効果を全面的に打ち出されると、

そりゃ勘違いする人も出てくるでしょうよ、きっと。

前半の部分までは、なかなかよい映画だと思ったんだがなぁ。

ちょっと残念です。


P.S

そうそうこの映画を見ようと思ったのは、その中に出てくるシロアリの生態について。

自分たちに悪い菌をカラダに付けて巣に戻ってきたアリは

巣の門番アリに、自分たちの墓場まで連れられて、頭を食いちぎられて殺されるそうな。

そして、殺した門番アリ達も自殺するという、、、。

# ス、スゴい。

先日紹介した「風の中のマリア」(百田尚樹著)のハチのように、

アリも個々が集まってひとつの生物を構成してるんだろうなぁ、、、。

きのこよりもその壮絶なアリ目当てに鑑賞し出したのでありました。






2024年4月6日土曜日

366日 物語のある絵画


にわかとはいえ、10年以上中世の西洋絵画を勉強していた私。

けれど、そのほとんどがルネッサンス期の宗教画で、

世界にはもっといろいろな物語があって、それに絡む絵画もいっぱいあるはずで、、、

と思って買った一冊。

全ページがカラーで、確かに絵本のような美しい一冊であります。

だけど、やはり自分の知識の無さを再確認する一冊でもありました。

宗教画の前にギリシャ神話ネタがあり、騎士物語、シェークスピアからおとぎ話まで網羅されている。

そして、366ページの絵画には、数行の解説が付いているけれど、、、

如何せん、それらの物語の事前知識がないと、その解説は殆どわかりません。

と言うわけで、絵画は楽しめますが、物語の知識が付くかっていうとちょっと難しいかも。

もっとも新たな物語との遭遇のきっかけになるかも、と言う意味ではとても良い一冊かもしれません。


P.S

私としては、次は、中世の騎士物語でも追っかけてみようかな、と思っています。




2024年4月4日木曜日

4月、環境リセットの季節

――――

若い人たちが先に進めるのは、
3年か4年ごとに卒業式がやってきて強制的に環境がリセットされるからだと思う。

環境が新しくなれば、いずれ中味も新しくなる。
同じ連中とツルんでいたら人間は変われない。

20年同じ会社で働いているオヤジが腐るのは、淀んだ水の中で暮らしているから。

     小田嶋隆氏のツイートより

――――

ネットからのヒロイモノである。

なので、彼の本当のツイートかどうかはわからないけれど、
確かに彼らしい文言である。

この季節、子供たちの進級を見ていると、本当につくづくこれを思う。

環境の変化とともに、
子供たちには、慣れ親しんだ友との別れもあれば、
次なる友や先生との新たな出会いもある。

友との別れを残念に思う子は、ある意味、大切な瞬間かもしれないけれど
長い人生を送ってきた人間から見れば、まだまだこれからのとてもたくさんの出会いと別れがあることを思えば、

「人生をスタートしたばかりに出会った相手なんて、すぐに上書きされちゃうって」

などと密かに思っている冷たい私である。

確かに同じ会社で同じ環境で長く働くのは、効率はいいけれど、たしかに腐りやすいよなぁ。(笑)

# 本当に効率いいのか?

まぁ受け継がれる技術や思考の伝承を考えれば、ある程度仕方がないことなのだろうけれど。

私は、40年働いていた会社や同僚達に何も未練はないけれど、
定年過ぎても会社に居続けるオヤジ達には「まだ居るの?」と思えてしまってすみません。



P.S

そろそろ私の人生の“強制シャットダウン”も見えてきそうだけれど、

それも腐らないための人類の仕組みなんだろうなぁ。

よく出来てるわ、、、とつくづく思う。




2024年4月2日火曜日

パンドラの匣

ちょっと前に、太宰治の“正義と微笑”を読みたくて買った本のタイトルが“パンドラの匣

何せ私の頭の中では“正義と微笑”の方がメインだったわけで、

DVDでこの“パンドラの匣”を見つけた時に、てっきり“正義と微笑”と勘違いしてレンタル。

映画を観始めて、「なんか違うじゃん。」と小説本をペラペラと見てみて、その違いに気づいた次第。

# なんか情けないな。

で、頭を切り替えて、再度鑑賞を開始。

戦後間もない時代の結核療養所でのお話。

# やっぱり、あらすじはパスね。

まぁ太宰治の世界を映画にすれば、こんな風になってしまうんだろうな、とは思わせてくれるけれど、

戦争、結核、死、恋、、、といった話のちょっと不思議な趣を有する物語であれば、

特に飽きることもなくダレることもなく、映画自体は観ることは出来てしまいましたが、

なんとも、私の中に何も残ることがなかったような、、、。

なにか情緒を楽しむ映画なのかもしれません。

そんな気がしました。



P.S

やはり思うのは、、、

そもそも時間の枠もあれば、俳優のキャラクターの事前認識もあったりして、、、

純文学の映画化って、、、やっぱ無理があるようなぁ、、、と、つくづく。






2024年3月31日日曜日

ハグとナガラ

ブックオフで偶然に発見した一冊。

原田マハ“さいはての彼女”の続編(?)。

# 続編というよりもシリーズものだな。

10円で購入。

中年女性の旅物語である。

6編の短編からなり、ハグとナガラの女性二人の明るいやり取りが楽しい。

ただ、楽しさだけに終わらず、母の介護や死別といったことで、否応なく旅に絡んでくる話題もあって、、、。

人生は、なかなか思うようにはいかない。

けれど、それもまた自分の人生。

何気に、歳を取るってことも悪くないな、とも思わせてくれるこの二人とその関係もうらやましくもあります。

人生を足掻く、、、見習いたいと思います。


P.S

中年女性二人の旅物語、、、。

確かに中年男性二人だと、物語が成立しにくいのに納得できてしまう自分、、、

今どきは、ダメだろっ、ハハハ。






2024年3月29日金曜日

さいはての彼女


「楽園のカンヴァス」を読んで原田マハに興味を持った。

他にどんな小説を書いているの?と次に選んだ一冊。

4篇の短編からなるこの一冊、どれもとても爽やか。

自分に自信を持ちながらも、不意に落ち込んでしまった時、

その爽やかな出来事に、自分の変化を感じながら再生してゆく。

きっと現代にお疲れ気味な人間は自分を重ねる人も多いでしょう。

まぁ私のような現役を離れた人間には、ちょっと懐かしさも感じたりもするけれど、

例え物語が単純であっても、こういった爽やかな小説が私は好きです。



P.S

原田マハ、この歳でファンになりそうな予感。

次は何読むかな。








2024年3月27日水曜日

灼熱の魂

凄い映画だった。

2011年の作品。カナダとフランスでの製作。

ドンデン返しのその内容もスゴかったけれど、何だか百田尚樹の「幸福な生活」的なドンデン返しで哀しくなった。

場所は、中東。
宗教戦争での内戦で悲惨な状態の中での物語である。

シーンは、現代と35年前を行き来する。

やっぱりどうも外国人の顔の違いの識別に慣れていないせいか、最初のうちは、過去と現代との切り換わりに混乱したりもした。

# まぁネタバレは絶対に回避。

宗教戦争のはずなのに、こういうことに至っては、なんでもアリなのか?感を感じてしまうのは、平和日本に住んでいるからなのだろうか。

それにしても哀しい。

いったい母は、どんな気持ちで子供たちを育ててきたのだろう。
そして、真実がわかった時の母の気持ちは、、、?

もうただただ実話でないことを祈るばかりである。


 

P.S

この映画をドンデン返し映画で選んだのか、中東問題ネタで選んだのかが今となっては思い出せない。

しかし、確かに驚くべき物語であって、いくら映画がすごくても、
これを“傑作”と表現するのには、ちょっと私は抵抗があるな。





2024年3月25日月曜日

積水不可極 安知滄海東 九州何処遠


積水不可極 安知滄海東 九州何処遠
万里若乗空 日国惟春日 帰帆但信風
鰲身映天黒 魚眼射浪紅 郷樹扶桑外
主人孤島中 別離方異域 音信若為通

詩人の王維が阿倍仲麻呂へ詠んだ惜別の詩。

まぁ解釈は、ググってもらうとして、

もう二度と会えないであろう親しき人への想いである。

まぁ、イマドキであれば、同じ地球に住んでいれば、二度と会えないということもなかろう。

けれど、当時は、お隣の中国・長安から日本に渡るだけでも永遠の別れを感じたのだろうなぁ。

もっともこの後、阿倍仲麻呂は嵐にあって、二度と日本の地を踏むことにもならなかったわけだけれど。



P.S

お習字の先生も既に亡くなって久しい。

いつか来るであろう最後の日をどう迎えようか、しみじみ思ったりもする。





2024年3月23日土曜日

コンビニ人間

第155回芥川賞受賞作

なんだか複雑な思いにとらわれる物語だった。

村田 沙耶香 著

ちょっと寝る前に、と読み始めたものの、一気に読み終えてしまった。

薄い本なので、2時間程度で読めてしまいます。

それにしても、、、きっと評価が分かれるだろうなぁ。

多様性が求められる昨今、他人が別にどんな考え方でどんな生き方をしても、
特に害と思われなければ、私も認めてしまうかもしれないけれど、、、

なんだか読んでいて、、、ツラかったな。

# と感じた時点で、自分がどっち側(?)か再認識できるのかも。

# 複雑だな。

しかし、所詮世は自分の意識を中心にして回っていれば、
自分の良いと思う、生きやすいと思う選択の結果で生きていくのであれば
誰もそれを否定できないと思う。

それがマイノリティであれば、ある種の生き難さもあるかもしれないけれど、仕方がないよな。

# そう自分に言い聞かせて。

彼らの今後が気にならないわけでもないけれど、

自分もそういった面もあるんじゃないか?と反省しつつ。





P.S

2時間で一気に読み終えたのは、ある意味面白かったからかもしれない。

けれど、これを面白かったと言っていいのか?

なんだか読後感がくすぶる。





2024年3月21日木曜日

翔んで埼玉

まぁウワサだけで、あまりにもバカバカしそうで見る必要ないな、と思いつつも

「なに続編が出るの?」そんなに評判がいいの?

と恐いモノ見たさで鑑賞。

ま正直言って、超バカバカしい。

しかし、それを有名俳優で演じているのでバカバカしさが更に際立つ。

ただ、そのバカバカしさが現実と絡むので、なんともついつい受け入れて笑ってしまう。

そして、バカにしながらも自然に見ることが出来てしまったのは、この映画の作り手に負けた感が否定できない。

こんなもん二度と観ることはないな、、、

と思いながらも、何度か見返すシーンがあったりして。

エンディング曲も何回聞いたことか。いや面白いので。

おススメ度は、全くない。

けれど、面白かったっす。


P.S

続編を見るかどうか迷う。

# いつか、、、きっと見るんだろうな。ハハハ。




2024年3月19日火曜日

11111.1km

 原付の記録。

11111.1km。

ここまでくるのに7年程もかかっていれば、

次に期待される“2”のゾロ目は、

この人生じゃムリそうだなぁ。

P.S
 
次に狙うのは、“12345.6”か。
 
今の調子だと、それも結構先だな。
 
 
 
 

2024年3月17日日曜日

苦労を厭わずに取り組めば必ず報われるタイプの試練


つらいといえばつらいのだが、

この種の「苦労を厭わずに取り組めば必ず報われるタイプの試練」に従事するのは、

おそらく大学受験の勉強をしていた時以来で、なんだかなつかしくもある。

-------

ネットからのヒロイモノである。

まぁ大人のセリフであろう。

私は、努力は必ず報われる派思考の人間ではない。

そもそも「努力」という言葉も好きではない。

けれど、上記文が妙に納得できる。

そう、勉強っていう作業は、大学受験でさえも、苦労かもしれないけれど、

# 合格不合格は別にしても

必ず報われるモノなんだよ。

そう学生たちに伝えたい。




P.S

少なくとも、そう思えている私は、幸せ者である。






2024年3月15日金曜日

大河への道

予告編が目に留まり、現代モノなの?時代モノなの?

パッケージを見てもその疑問は解消されず、、、レンタル。

三谷幸喜もの?と思ってたけど、違ってた。

原作は、立川志の輔 『伊能忠敬物語 -大河への道-』
企画は、中井貴一
ちなみに脚本は、森下佳子

ま、ハズレはなさそうだよね、と鑑賞開始。

物語が伊能忠敬モノと知れば、おのずと興味が出てくる私である。

物語が、現代から江戸時代へと移る際には、所詮喜劇か?と思いきや、
いやいやなかなか見応えのある物語でありました。

しかも、伊能忠敬に関する「そうだったの?」的なエピソードはなかなかでありました。

# ちょっと涙がチョチョぎれたし。

いやぁ、実に観てよかった一本でありました。



P.S

しかし、ちょっと調べてみると、、、

この映画の主役である高橋景保は、その後、獄死して悲惨な最後を遂げる。

そんな事実は、、、なんだか知りたくなかったな。






2024年3月13日水曜日

現代語訳 学問のすすめ

人の家に伺った時に机の上に何気にこの「学問のすすめ」が置いてあって、

ちょっとパラパラ見させてもらいながら、いつも

「福沢諭吉の“天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず”のホントの意味はなぁ、、、」

などとエラソーに学生たちに講釈を垂れながらも、

そう言えば、自分もちゃんと読んだことがなかったな、と反省してブックオフでまた10円で買ってきまして。

いやぁ、これはもっと若い時に、学生の時に読むべき一冊だよなぁ、と、この歳になれば思うワケで、つくづく反省。

まぁ、「学問のすすめ」が超有名であって、福沢諭吉がお札の顔になるのには
やはりそれなりのことがあるんだなぁ、と今更ながら思った次第。

それにしても近代化まっしぐらの明治の時代に、西洋一途でもなく
こんなにも論理的にプラス思考の考え方が出来ていたことに
心から敬意を感じるわけであります。

私には、道徳の教本にも相当するような気がするのですが。

現代語訳版で訳者が斎藤孝なのでとても読みやすいのでおススメです。



P.S

本の版数を見たら、2020年3月で第56刷版と。

他の訳者バージョンもあるだろうから

いったい日本人の何パーセントの人がこの「学問のすすめ」を読んだのだろう。

この歳になって初めて読んでいることに、ちょっと恥ずかしく感じたりもして。





2024年3月11日月曜日

白鳥

 
白鳥 
 
かなしからずや空の青
 海のあをにも染まずただよふ

         若山牧水


これを書いたのはもう30年ほど前になる。

# 写真が出てきたので。
# 未熟だな。恥ずかしいな。

書きながらも、そのイメージは、青の中に漂う小さな白い鳥にしか過ぎず、色彩の妙を想って書いていた記憶がある。

けれど、この歳になってくると感じるものが違ってくる。

なんだか面倒に感じる世間と一歩離れて

孤独にゆらゆら波間に揺れているその情景が孤高でもあり寂しさを感じたりもする。

# なんとなく今の自分にかぶさるな。

若山牧水の深みがやっと自然に理解できるようになったってことなのかな。

いやなに今更ながら、、、。




P.S

いくらなんでも遅すぎるだろっ→自分。






2024年3月9日土曜日

ドニ―・ダーコ

2001年公開。

タイムパラドックスもの?

というかマニアの中では人気が高く、極めて難解という評判に挑戦してみた。

1回の鑑賞ではわからない、という評判の物語。
私も素直に理解できませんでした。

いろいろネットで調べて「ふ~ん」と思いながらもう一回ザックリ観直しましたが 、理解に向上があまり見られず。

# みなさんの解説も理解できなくはないのですが、、、ね。

まぁタイムパラドックスものでもあるのですが、素直に納得出来ない構成であるために なんともなー。

残念ながら、あまり深追いする気になれないまま、このままの印象で終わることにします。

細かいところを楽しむ映画なのかもしれませんが、どうもネタに好感が持てずに残念です。


P.S

「ドニ―・ダーコ2」なるものも出ているようですが、、、

# 劇場では公開されずDVDでのみだとか、、、。

どうもそれでスッキリできるようでもないのでスルーします。

もっと若い頃に見るべき映画だったのかもしれませんね。



2024年3月7日木曜日

カクテルパラソル

先日の鶴の水引細工
もうひとつなかなか捨てられないカクテルパラソル。

# いやそもそも持って帰ってくるなよ。
# 繰り返して使うモノだろ。→ なの?

こちらはネットでも購入できるからなんとなく価格がつかめたりする。

# 単価30円くらいかな。

にしてもやっぱ内職の世界だよなぁ。

ネットでは作り方を載せたサイトもよく見かけるけれど、
じゃぁ自分で作るか、と言えば、、、んー、、、。

かつて貧乏家庭だった我が家は、いろいろな内職の経験を持っていたりするけれど、
慣れてくれば、きっと手際よく作れるんだろうな。

まぁ販売価格が単価30円でも、内職の賃金は単価10円にもならないだろうなぁ。

カクテルパラソルが私を遥か昔の時代に連れて行ってくれるのがなんとなく尊い。




P.S

思い出すのは、トム・クルーズ主演の映画「カクテル」

「こんなカクテルパラソルにも作っている会社があって社長がいる。」

なるほど、、、と私も妙に感心した記憶が残っている。

もう30年以上も前のことである。







2024年3月5日火曜日

夢からさめて想うこと

# 老人の戯言である。

たまにこんな夢を見る。

どうしてちゃんと動かないんだろ。どこでプログラミングバグっているんだろ。
どうしてちゃんと動かないんだろ。どこの配線が間違っているんだろ。

悩んでも悩んでもわからない。どうしようもなく苦しむ、、、

そして、目が覚める。

あ~夢だったのかぁ。もう悩まなくていいことがわかって布団の中でホッとする。

けれど、問題なのは次に浮かんだ想いである。

「あ~、なんてオレの人生、つまらないことに時間を費やしてきたんだろう、、、」

仮にもエンジニアとして40年程を勤め上げ、お金の為、会社の為、と働いてきた。

その為に悩んできたことのその内容の無意味さを想う。

# 老人の戯言である。

入札なんかもどうやって落札するか、技術的差異をどうやってつけるか、なんてことに頭を悩ませてきたりもしたけれど、

そもそも、他にやりたがっている人や会社がいるなら、そこに任せりゃよくない?

# 老人の戯言である。

夢から覚めた時に、そんな発想が許される今がとても幸せな老人である。



P.S

今は、何ものにも所属せず、お金の為でもなく、どんなことでも、例え人がやろうとしないことでも、

きっと自分しかできないこと、自分しかやらないことをやっていこうと思う。

いつまでもそんな幸せな老人でありたい。





2024年3月3日日曜日

PLAN75

「PLAN75」とは、75歳以上に自死の自由の権利を与えるプログラムである。

それが国会で成立し、施行されているという日本の世界を物語る。

特に病気で苦しんでいるわけでもなく、健康であってもそのプランを選ぶことが出来るという。

そのプランを選ぶと、10万円が支給され、最後に自由に使っていいそうだ。

# 日本政府、小っさ。

で、特に身寄りのない人間、働き口が見つからない人間、、、

いわゆる、もうこれ以上生きてても仕方がないよね的な考えに到った人間達がこのプランの話に乗っかる。

しかし、人の気持ちも移り変われば、、、そこに葛藤の中で物語は終わる。

終わり方は実に曖昧だ。フランス映画的に。

# と思ったら日本・フランス・フィリピン・カタール合作だった。なるほど。

まぁ明確な結論が出せるものでもあるまいし、そんな終わり方が仕方がないのはわかる。

思い出されるのは、やはり「サイレントグリーン」であろう。

サイレントグリーンの世界では、人口増加による食糧難で

自死希望者が死ぬ時は、もう既に地球上には無くなってしまった大自然の中にいるような美しい映像を見せられて最後の時を迎えたものだ。

それに比べてこのPLAN75は、どうにも普通の病室のベッドのような環境で最後の瞬間を迎えるその状態があまりにもひどい。

などとそんなところが気になってしまったり。

しかし、、、

もし、このPLAN75が本当のことになったら、日本の人口の何パーセントの人々がこのプランに乗っかるだろうか?

そんなところに興味もなくはない。

それにしても、この主人公に倍賞千恵子を使って欲しくなかったな、昭和人間としては。




P.S

けど、、、

訳も分からず生まれてきて、本人の意思と関係なく名前を付けられ、そして一生を生き抜いてきた。

最後の時ぐらい、このタイミングがいい、と思う瞬間に死にたいやね。

というところは同感である。


2024年3月1日金曜日

水引細工

何気にいただいた贈答品に付いていた鶴の水引細工。

いつも思うことは、これを作るにあたって、すべてが機械化されているとはとても思えない。

であれば、いったいどのくらい時間をかけて作られているの?

やっぱり内職モノ?それとも海外からのモノ?

そもそもこの生産コストは?

相手に届いた瞬間に捨てられてしまいそうなそんな鶴をひたすら手作業で作っている人々を思うと、 簡単には捨てられなくなってしまうんだがな。


P.S

いやいやいや、、、今どきは、フル機械化されているのかも?

真実が知りたいな。




2024年2月28日水曜日

パラレルワールド


最近、昔の懐かしい人が出てくる夢ばかりを見る。

まぁ懐かしいって言えば懐かしいのだけれど、

どれも現実とは違った出来事ばかりだ。

# そりゃ夢だからね。

あたかもパラレルワールドを追体験しているような気分になる。

朝、夢から覚めて「いや現実の方が良かったはず。」と確信して布団から出る日々。

ちょっと疲れる。


 
 
P.S

まさか“最後は走馬灯のように”ってヤツじゃないだろうな。





2024年2月26日月曜日

眠れる森

# あえて映画のカテゴリにいれてしまう。

このシーズン、あまり見たいテレビドラマがないから、この際過去の面白かったと言われるテレビドラマをDVDで見るか、と思い立ち
回りの人間に尋ねてみた。

但し、若者の恋愛モノや学生ネタ、家族ネタは嫌いという条件を付けて。

そうしたらこの「眠れる森」が面白かった記憶がある、と言われて。

ただ、そう応えた人ももう物語は覚えておらず、単に意外性がスゴかったという記憶だけが残っている、とのことで。

# そりゃぁ25年も前のドラマだものね。

DVDで4枚。レンタルショップでちょうど4枚ともあったので、オトナ借りをして。

まぁ一回に数話ずつ楽しむかぁ、と思いきや、
観始めたら止まらなくなって、1クール12話、一気に連続して観てしまいましたよ。

ちょうど12時間ほどかかって。

# 自分でも信じられないっすよ。

主演は、キムタクと中山美穂。

最初は、この二人の恋愛モノも絡むのか?と思ってたらそれも違ってた。

まぁ確かにこれでもかこれでもか的な出来事に翻弄されながらも
最後は妙にあっさりと真実が語られてしまっ感があったけれど、
確かに、物語の意外性だけは凄かったな。

# ってネタバレ避けるとなんも書けんし。



P.S

12時間の連続鑑賞に充分満足して布団に入って寝ようとした時、
ふとスマホでググったら、とんでもないことが書かれているサイトがあって、
それを確認するために、また布団から出て観直したりして、、、。

まだまだテレビドラマに対する読みの浅さを実感しました。







2024年2月24日土曜日

電源制御 de ケータイ

かなり昔に作ってみた一品。

携帯電話でAC100VをON/OFFできるユニットであります。

どうやって?って中に(使わなくなった)キッズ携帯が入っていまして。

その携帯に向かって電話をかけて、ピポパ(DTMF)の制御でON/OFFします。

# ピポパの組み合わせを複雑にしてパスワード化してました。

ちゃんとON/OFFされたかは、中に音声発生ICが入っていて、

「Aがオンされました。」「Bがオフされました。」って返事をしてくれる優れもの。

ネット環境も不要でお気軽に使えます。

但し、キッズ携帯の通信契約料(当時は600円/月ぐらい)は必要ですが。



P.S

もっともこの通信契約料の数百円の壁が、、、ね。

有用と感じる人もいると思うんだがな。

# けど、そんな人には巡り会いませんでした。

私も特に必要性を感じず、キッズ携帯の契約をやめて、ガラだけが残っていたりするわけですが。






2024年2月22日木曜日

時が流れても、、、


いやなに独り言。

私は若い頃、きっと未来は今よりも良くなるだろうと漠然と思っていた。

冷戦の頃は、人類の最後は核戦争で終わるのかもしれない雰囲気もあったけれど、

そこまで人間はバカじゃなかろうという根拠のない期待も持ってた。

けれど、それから半世紀も経っても、、、

原爆が悲惨なものと知りながらも、核を持ちたがる国があり、

戦争は、未だになくならない。

政治家たちの質もちっとも上がった気がしないし、

様々な利便性を求めたシステムは、高度化複雑化しながらも、なかなかスムーズに進まない。

確かに便利になった技術もあるけれど、それが人間の本質を上げることになってる気がしない。

そもそも原始の頃と比べれば、頭は賢くなっているはずなのに、

それが出生率が2を切ることになっていそうな人間という生物の進化って

なんだかなー、と思う。

所詮、50年くらいのスパンじゃ人間の本質って変わらないんだろうな。

いやそもそももう頭打ちのレベルに到達してしまっているのか?

だとすると、あまりにも哀しい、、、な。




P.S

私の生きているうちには、やっぱ、、、無理か、、、
 
かつてSFの世界で夢見た“地球連邦”みたいな創設は。






2024年2月20日火曜日

湯を沸かすほどの熱い愛


「なんていう題名だよ。」

そう思いながらレンタルショップでDVDを手にした。

2016年の映画で、主演は宮沢りえ。

# ネタバレを避けたいけれど、、、

物語は、正直言って重い。

これでもか、というほどの出来事が折り重なる。

けれど、

家族とは何か、人の強さとは何か、様々なことに考えさせられる。

どんなにツラい状態でも、とりあえず明るくたくましく乗り越え、そして生き抜く姿に感心する。

私は、家族ネタや子どもネタの物語の映画は好きではないけれど、
この映画に対しては、彼女たちを応援したくなった。

それにしても悲劇はやはり哀しい。

が、それを乗り越えてとんでもないことを決行し
本作の題名へとつながるのだった。

こういう日本映画に頑張って欲しいとつくづく思う。



P.S

銭湯のシーンが私には懐かしい。

また銭湯巡りでもしてみようか、、、

そう思わせてもくれた。
 
 
 
 
 
 

2024年2月18日日曜日

もう好きにさせてよね。


「さてそろそろ起きるか」と日々しっかり眠って、

特に時間にとらわれずに、お腹がすいたら食事をする。

歳を取って、時間が自由になってくると、そんな夢のような生活も可能になる。

ところが、

「睡眠時間の摂り過ぎが寿命を縮める」

「健康の秘訣は、きちんと三食決まった時間に」

などの記事が目に入ってくる。

もうたくさん食べたいとも思わないし、寝たいだけ寝てちゃダメですか?


 
P.S

けど、、、ボケだけは回避せねばな。

とりあえず本を読む。とりあえず街を歩く。



2024年2月16日金曜日

白夜行

公開は、2011年。
原作は、東野圭吾。

ミリオンセラーにもなった長編小説の映画化である。

哀しい物語であるが、事の発端から性的虐待であったり、性的暴力ネタが繰り返され

なんとも意外性を通り越して、その生々しさがツラい。

それにしても、原作はかなりの長編をやっぱ150分程度の映画に収めるのは無理があるのだろう。

いろいろな経過や、なんで?どうやって?がどうしても未解明のまま物語は進んでしまう。

まぁ原作を読む代わりに映画を観たわけで、とりあえずのあらすじを知れたということでは目的を達成はしたけれど、

いまいち深みを感じられなかったのは、やはり時間枠とキャスティングのせいのような気もしないではない。

ま、小説で読まなくて良かったな、などと思えてしまって残念である。



P.S

原作を時間をかけて読めば面白かったのかなぁ。







2024年2月14日水曜日

バレンタインデー


「先生にもひとつあげる。」

そう言って、彼女は私に手作りのチョコクッキーをくれた。

学校帰りの彼女のカバンの中で、たくさんのチョコがガサガサ音を立てている。

「もてるんだな。」と言うと

「全部女子からのです。」

聞くと今日は、学校でみんなでチョコの交換会の様相だったようだ。

彼女は、今勉強を始める前に、ひとつ口に入れようか迷っている。

「今日、もうかなり食べちゃったんでこれ以上は、、、ヤバいな、太るな。」

そんなことを気にするんだな、と私は思う。

「バレンタインデーなんて、相手の太らせ合いイベントな感じがします。」

笑えた。

先日はこうも言っていた。

「この前の模試で会場でつくづく感じました。うちの高校の顔面偏差値は、、、高い。」

“顔面偏差値”という言葉に大笑いしてしまった。

「顔面偏差値と学力偏差値の関係はどんな感じ?」

「反比例。」

もう笑いが止まらなかった。

「でも歳を取って感じるのは、頭のいい教養のある人にブスはいない、って思うぞ。」

「なるほど、確かにそんな気がします。とりあえず勉強頑張ります。」

とりあえず話の流れを戻せてよかった。




P.S

高校の頃、男子校だった私には最近の高校生活なぞ想像もつかないけれど、

まぁ学校生活が楽しく過ごせているならなによりである。







2024年2月12日月曜日

下手の考え休むに似たり

ネットで目に入った。

私の嫌いな格言のひとつである。

「そんなこと言わないでよ、現実がそうであっても、今出来ることはそれしかないんだから。」

将棋や囲碁でよく使われるこの言葉、どうにも好きになれない。

そもそもこう発する輩は、どんだけ上から目線なんだよ。

ただ、じゃぁ「やってみなきゃわかんないじゃん。」という考えも私はあまり好きではないからに

葛藤しながら生きて行くしかないわけで。

ただただ今ある頭で考えながら慎重に進むしかないわけで。

下手でごめんなさいね。

と、一応先に謝っておきます。



P.S
 

しかし、今年初めの恒例のタナくじでは
 
「直感吉:直感を信じて進む年」
 
と出たんで、この際あまり考えずに進みますかぁ。


# なんだか危ない年になりそうだな。




2024年2月10日土曜日

2/7 11,000.0km

原付記録メモ。 
 
通勤に使わなくなってペースが大幅に落ちたけれど、

こう考えると地球の1/4周走ったことになるんだなぁ。

そろそろオイル交換せねばな。



P.S

大きな故障もせずに走り続けてくれるきみに感謝。





2024年2月8日木曜日

MONDAYS

いやまタイムパラドックスものと聞けば、一応見なければ、ね。

まジャンルがコメディーというのは、出演者たちからも想像つくわけだけれど、

発想は面白かったけれど、、、やはりコメディーだったな。

しかし、同じ一週間を何十回も繰り返すってのは、やっぱ苦痛だよな。

そりゃぁ起きることもかかってくる電話さえも事前に知っていれば、

仕事の手順も手さばきもどんどん向上してくる訳で。

# 一週間の繰り返しの証明を仕事の出来でプレゼンするのには笑えました。

じゃぁ疑似的に仕事が出来るようになっても、やっぱ日にちが進まないんじゃぁ、メンタルやられるわね。

けど、何がどうなろうと日々を暮さなきゃいけないんだから、そりゃツラいわ。

しかし、その一週間の繰り返しの原因が、、、じゃなぁ。

# ちょっと萎えました。

それにしてもこのグループだけに起きる現象であることが面白い。

どんなに仲いいんだよ。(笑)

最後のクレジットの後のシーンも深いんだろうなぁ。

今度の脱出劇も気にはなりますが、、、もういいや。

時間を繰り返す映画は、“恋はデジャ・ブ”が好きだったけれど、

あれは毎日の繰り返しだったもんなぁ。

一日の繰り返しと一週間の繰り返しは、どっちが苦痛なんだろう、、、な。



P.S

まさか、全人類は、同じ一生を繰り返して生きてたりして、、、

げぇ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!







2024年2月6日火曜日

ペットフード自販機

こんなモノもあるんだぁ、と思わずパシャッ。

コストと価格と売れ行きが気になるところだけれど、
メーカー側の供給戦略とユーザー側の必要需要が一致した結果なんだろうな。

この自販機で売られているフードは、ペットにとってどうなんだろうか。やっぱりグルメ?

感想を聞けないのが、、、無念。



 
 
P.S

巷では、ペットを飛行機に乗せる際のことが問題になっている。
私はネコ派であって、以前から買いたくて仕方がないのだけれど、

# その理由はかつて書いたはずだよな。

「旅行に行けなくなるでしょっ。」のひと言で却下されている。

“ペットを残して旅行に行けないでしょ派” と
旅行にペットも同伴させたい派” は、

どちらがペット想いなのでしょうか、、、ね。





2024年2月4日日曜日

廃棄物処理場

月に一度の不燃物廃棄回収の日、雪が降った。

ちょっと大量の不燃物を回収所に出していたので、「あ~濡れちゃうなぁ。申し訳ないなぁ」と気が気でならなかった。

回収所が窓から見える場所なので、一日中気にしていたけれど、その日回収はされなかった。

「雪だったんだもんな、仕方がないよね。」

ところが次の日も回収されなかった。

「ん?この量に拒否されたか?」

まず感じたのは、自分の罪悪感だった。

「仕方がない、自分で持ち込むか。」

大量の廃棄物を車に載せて、とりあえず事業所へ。
で、手続きをしながら、尋ねてみた。

「やっぱり多過ぎたでしょうか?」

そして、その返事を聞いて愕然とした。

「回収日は、来週ですよ。」「へ?」

うちの町内の月に一度の回収日は、第4水曜日である。
ただ、この1月の最初の水曜日は、1月3日のお休みであった為、週の数え方が1週間後ろにずれたとのことで。

「年末年始の回収日のお知らせにはちゃんと書いてあったんですけどねぇ。」

如何せん1月も半月ほど経った時に、そんな紙は捨ててしまっている。

「昨日は、問い合わせの電話が多くて、、、。」

もう穴があったら入りたかった。

さてもうここまで来たら、このまま押し進もうと決めた。

廃棄物の内容は、タイルだったので、破砕できないものの為に、そのまま埋め立て場へと指示され、
車で1時間チョイの道のりを行ってきました。

山の中、関係者立入禁止区域に入り込み、山を上がる上がる。
すると車両重量測定所があり、そこで車ごと重量を測定。

で、更にまた1kmほど上に上ると広大な廃棄場が。
担当の人が待っていてくれて、車から廃棄物を取り出してくれて。

いやなに、その広大さにビックリ。それに眺めにも。
かなり上ってきたんだろうか、遥か向こうに雪を戴いた山々が見える。

しかしこうも広いと、自分の持ってきた廃棄物が些細なものに錯覚してしまうからダメです。

「一応、あと30年分ぐらいはここで処理できそうな計画ですが、少しでも減らす努力をしています。

 ちなみにあそこのゴミの山は、年末の大火事の焼け残りで。」

いろいろ説明を聞きながら、あ~世の中には、こういった仕事や場所があるのだなぁ、とつくづく感じた次第。

更に帰ってきて、今日行ってきた処理場のサイトを見てみた。

単に埋めるだけじゃなくて、埋めるための処理が山中に施されていることとその規模の大きさにビックリ。

すごく勉強になりました。




P.S

山から掘り出した材料で生活物質を作り、人工的に加工した物を使い終わったらそれをまた山に埋める、、、。

放射性廃棄物じゃなくったって、

人類のこんな営みって、いつまでも続けられるものなの?