2021年7月30日金曜日

源氏物語を知りたい

何かで(たぶんネットだな)源氏物語の54帖の一行要約が話題になっていて、ネット上でも見つけられたのだけれど、それをまとめたのはこの本の上で、という記事を見つけ、どんな本?とググってみたら
なんとアマゾンで1円だった。
 
# なんで?
もちろん中古本だけど、それなりのソフトカバーなわけで。

でも1円だとボロボロの本か?と思いながら
1円なら、とポチってしまった。
# 実に送料は350円かかるわけですが。
 
で、届いてみたら、全然ちゃんとした綺麗な本だった。
こんなこともあるんだなー、とつくづく。
 
さて内容は、、、
まぁ、源氏物語の代表的な部分が、マンガチックにまとめてあります。
まったく既成知識がない人には、源氏物語って、こういうモノなんだぁ、
という導入本にはいいかもしれません。
 
けど、一般教養として、また、受験生などにとっては、
ちょっと力不足でしょう。
 
ということですが、一行要約は私はなかなか上手にまとめてあると思います、はい。
 
# 実にチャレンジャーですね、この作者。
 
 
P.S
しかし、、、果たしてこの本を読んで、
どれだけ源氏物語に挑戦する気持ちになるかは微妙だなー。
 
なんか、とりあえずわかった気持ちになって終わってしまうような気がするのは
ワタシだけですかね。
 
 
AM 09:19:12

2021年7月28日水曜日

記憶屋 あなたを忘れない

ん~、ん~、
記憶が消せるという能力のお話であれば、

# すごいネタバレだな。
 
もうちょっとのどかな感動的なモノを期待していただけに、
 
# 甘かったな。
 
その全体的な結果としての重々しさにちょっと残念だった。
原作は面白いのだろうか?
 
それにしても、その能力の持ち主がそんな身近に?
しかもまだ若い人間が?
そんな彼女が自分なりに判断して、それを実行するのが
なんとなく見ていてツラかった。

まぁ、私は歳を取っているせいか
蔵之介さんの気持ちが分からぬでもない。
死ぬ前の最後の頼みであれば、
聞いてあげて欲しかったな。

# 私は、切にそう思った。

にしても、一般的に消したい記憶という話になれば、
相当悲惨な悲しい想い出ばかりなってしまうのは仕方がないのは想像できるけれど、小説としては、もっと違ったカタチにしてほしかったというのは、私のワガママなんだろうな。


P.S
しかし、、、なんだかなー、、、結果としては、
なんとなく早く忘れたい映画だなぁ。
 
記憶屋さんにこの映画を見た記憶を消してもらいたいけれど、
観た記憶が亡くなったら、私は、きっとこのタイトルに、またレンタルショップで借りちゃうんだろうな。

それもまた無駄だな。

と、低次元な話題で今日は(も)終わります。
 
 
AM 07:36:55

2021年7月26日月曜日

食べ放題

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以前は「食べ放題」の料金は食事に対して支払うものだと思っていた。
だから元を取った取らないで一喜一憂していた。
しかし違う。「食べ放題」の対価は「自由」に対して支払われるのだ。
量は問題ではない。財布のことを気にせず
楽しく好きなものを好きなだけ食べることができれば、その時点で勝者なのだ
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以上は、ネットからのヒロイモノであります。
 
いや実にわかる。
歳を取ってくると、所詮食べる量が落ちてくれば、
食べ放題で量的に元を取ろうとすること自体が無理ゲーなわけで、
それよりも、何をどれだけ食べても追加料金がかからないという
極めてその解放感に価値があるわけで。

# 一般的老人ですみません。
 
けれど、、、私は食べ放題というモノ、あまり好きではない。
なぜかというと、やはりその食事の価値が下がっているような気がしてならない。
作る方だって、大量生産する必要があるわけだし、
そうであれば、質的低下は大丈夫なのか?
 
また、食べる方だって、いくらでも食べても良いということになれば、1品あたりの価値観は、どうしても下がろうというものであろう。
それがなんとなく私は哀しく感じてしまうからだったりする。
ま、所詮老人の思考なのでしょうが、、、ね。

 
P.S
けれど、未だに食べ放題ということになれば、
帰りには満腹で苦しい思いをしがちな私は、
結局は、少しでも取り戻そうとしているセコイ老人なんだろうな
間違いなく、、、ははは。
 
 
 
AM 07:28:49

2021年7月24日土曜日

未来に不安を覚えた瞬間

仕事中のことである。

郵便物を会社近くのポストに投函し、その戻り際、ふと足元を見ると
なななななななななぁんと
右足は安全靴を履き、左足はサンダル履きの状態であったのである。

恐い! 怖い!
 
いつからそんな状態なのか全く思い出せない。
ちょっと前には、もっと遠いコンビニまでも行ったぞ。
 
やばいよ、やばいよ。
ボケ? まじ?
 
とうとう感が怖い。
 
 
P.S
それに気づいた瞬間、私のとった行動は、
左足にケガをしているフリだった。
 
# まだ、そういうところには頭が回るんだよな。
 
# いや、本能でしょ。
 
その様相は、まるで棺桶に片足を入れて引きずっているようだったに違いない。
 
 
 
AM 07:26:22

2021年7月22日木曜日

問題のあるレストラン

なぜかネットの評判で観る気になって、、、
軽いお話かと思って観だしたら、、、
第一話は、結構重かったぞ、私には。

けれど、スカッとするシーンが多いという評判だったので、全話頑張って観ましたよ。

結果的には、まぁ面白かったけれど、
こんな終わり方になってしまうのかぁ、という残念感も。
 
それにしてもいやらしいオヤジらしさには
キャスティングに成功しています。
 
それに比べて、女性側の方に無理無理感を感じてしまったのは
私の俳優に対する先入観でしょうね、きっと。
 
それにしても確かにアルアル感が全編に満ちていて、
しかも、状態の昇降が激しい物語であれば、
せっかくの良いシーンが出てきても、
で、この後、どうやって堕ちていくの?が気になってしまう。
 
堕ち切れば堕ちきったで、どうやって昇るの?に期待してしまう。
そして最後の終わり方は、このパターンかぁ、、、。
 
充分ハラハラドキドキさせてくれたんだから、
最後は正統的にスカッと終わって欲しかったなぁ。
 
というのが、私の極めて個人的な感想でありました。
まぁ、強いおススメにはならないかなぁ。
すみません。
 
 
P.S
しかし、つくづく思うのは、、、
 
昭和って、女性にとっては、確かに大変な時代だったよねぇ。
今も全く同じでないことをただただ祈るばかりですが、、、。
 
 
AM 07:22:21

2021年7月20日火曜日

私もワクチンを打つつもりですが

最初に断言しておけば、私もワクチンを打つつもりですが。

さてここからは、勇気の思考の散歩であります。
世の中の状況を察するに、今まさに
極めて貴重な体験をしているのではないかと
あえて、いろいろ思考の散歩をしてみるわけで。

私が高年齢組に入っているせいもあろうかと思うのだけれど、
なんでワクチンを打たない者がいるのか、と愚痴るワクチン肯定組。
 
マスコミもそこに登場する専門家も
公衆衛生の向上を目指して打つべきと論ずるその中で
打ちたくない者に対して、非国民的な見方さえもしていないか?
 
極論を言えば、国民全員一致を求める世情は、
それは、まるで戦争に突入していった時のようではないのか?
ともすれば、こういう状況の時にヒットラーのような人間が生まれ易かったりしないのか?
 
そんなことを思ったり。
まぁ、その時代と違うのは、
きっぱり打たない人間がまだ存在できる雰囲気が残っている、ってことか。
 
しかし、こうも思う。
まだ生まれて間もないワクチンをそんなに鵜呑みにする肯定側の雰囲気は、
100%大丈夫と言われながら原発が生まれた時に似てないか?
そして何十年かした時に思わぬ事故に遭遇したりしないか?
 
いや、こんなことも思う。
ワクチンを打つか打たないかに二分するのは、
何かあった時にどちらかは生き残るかもしれないという
人間という種の保存に対しての本能的な行為ではないのか?

もし何かあった時には、
例えば、ワクチンを打った側が生き残る側になった時、
世の中は、老人だらけになってしまうな。
例えば、ワクチンを打った側が数年以内に滅ぶことになったら、
世の中は、医療関係者の少ない元気のいい若者ばかりになってしまうってか。
その中では、きっと私は住みにくそうだな。

元気のいい若者は、ワクチンに頼らずとも生き抜いていくだろう。
ワクチンを接種したものは、高年齢者の方から世の中から退場してゆくことを考えれば、やがて、やはりワクチンが不要の人類ばかりになり得るのか?
 
それともコロナと付き合いながら、50歳過ぎたらワクチンを打ちましょう的世界になるのか?

そんなこんなをいろいろ思うにつけ、
人類は、歴史から何を学んだか、今まさにそれを試されているような気がしないでもない。

 
P.S
私は、、、ですか?
 
私は、専門家ではないので、
いつもかかっている主治医に判断をお任せします。
血液サラサラの薬も飲んでいますしね。

私の通っている病院は結構大きいので、HP上では、
「当院に通っている当人とその家族(65歳以上)の希望者のみに摂取します。
 電話での予約も受け付けておりません。
 詳しくは、診療日に主治医とご相談ください。」
というスタンスですので、まぁ慌てずに次の診療日に調整します。

って次は、お盆の頃ですが。
 
 
AM 07:13:01

2021年7月18日日曜日

ガンダム風(?)ヘルメット

ガンダム風(?)ヘルメット

いやなに東京駅を歩いていて、フト目に入って、思わず衝動買いしてしまった一品。

現場デビューは、まだで、ちょっと勇気が要るけれど、まぁこちとら歳取ってるし、もう現場でハードな作業する立場じゃないし、話題にでもなるか?なんて。

ま、一応、規格も通っていそうなので、文句を言われる筋合いもないのだけれど、現場で怒られる時にはまずいかなー。
 
ま、基本は、災害用に家に飾っておこうと思います。
 
 
P.S
取説を読むと、接着剤が変質して素材が変化することがあるので
シール類は貼らないでください。って書いてあるけど、、、
 
それ、無理でしょ普通。
少なくとも名前と血液型、現場の教育受講済みシールは必要でしょ。
 
って、普通のヘルメットもそんなこと書かれてたのかな。
 
今更ながら、、、。
 
 
 
AM 04:26:29

2021年7月16日金曜日

シン・エヴァンゲリオン EVANGELION:3.0+1.01 新ver.

2回目の鑑賞であります。

1回目の鑑賞は、もう3か月ほども前のことなので、かなり忘れてしまっている部分も多々。
 
前回特にストーリーについていけなくなったところ辺りからは、かなりのシーンが飛んでいる。
こんなシーンあったっけか?
すみません、そんな程度の鑑賞力っていうかエヴァファンで。
 
しかし、さすが2回目ともなれば、
鑑賞に対する臨み方も覚悟も違うわけで、
なるほど感はかなり増えました。

また、最近は、ストーリーはほとんどウィキペディアに書かれているので、予習なり復習でストーリーで迷子になることは避けられそうです。

しかし、マイナス世界が出てきちゃったら
やっぱりついて行けなくなっちゃうでしょ
現実的な理科系人間としては。

もうそこからは、文科系のイメージの世界で乗り切るしかないわけで。
哀愁漂わせながら、エンディングへ向かう中で、
もうそこは、情緒を味わうしかなくなるところも多々。
 
いや、そうでいいんじゃないの?
 
# と、居直る。
 
まぁ次は、DVDになったら、またじっくり見返したいと思います。
 
 
P.S
うん、涙がちょちょ切れそうになったシーンもあり
劇場版のエヴァの世界観はなかなか良かったです。
 
若い人にもわかるのかなぁ。
いや、老人には分からない部分の方が多いんだろうな、きっと。
 
 
AM 04:23:52

2021年7月14日水曜日

教師ってのは

ツイッターからのヒロイモノであります。

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教師ってのは、
小中高大学出て、そのまま学校に戻って来ます。
つまり社会に出てないんですよ。
-----
 
教師にとっては、痛い表現かも。

自分でいうのもなんなんですが、
私は、基本エンジニアであるけれど、
50歳過ぎて、塾で勉強を教えるという二足の草鞋を履きだした。

昨年度、とある高校3年生に言われたことがある。

「先生は、実社会で生きている先生としてアドバンテージ高いですよ。」

そんなもんかなー、と自分では実感がないけれど、
確かに上の文を読むと、
スムーズに教師になった先生は、
社会に出ることなく先生になるんだなぁ、とつくづく思ったり。

社会や会社の不条理な出来事の体験なく

# ある意味、教師の世界の煩雑なことは体験するのだろうけど、

子どもたちの教師になってしまうんだなぁ。
もっとも、その方がいいのかもしれないんじゃないか。

とりあえず、そう思ってゴックンするのだけれど。
なんだか、ここにもアイロニーを感じたり。

 
P.S
一度実社会に出てしまったら、なかなか教師には戻れないんじゃないか?

その可能性がかなり高そうな気がしないわけでもないけれど。

 
AM 04:20:23

2021年7月12日月曜日

還暦もとうに過ぎて

まもなく仕事人生に一区切りつきそうな予感である。
 
私は、よく言われる。
「好きなことがし続けられた仕事人生で良かったですね。」

まぁ過去を振り返ってみれば、
転職経験もあるけれど、概して好きなことをしてきたことは事実である。
 
体力的にも精神的にも辛いことは無くはなかったけれど、
だからと言って逃げたいとは思わなかったし。
 
# 性格の問題かもな。
 
モノを作り続けて30年以上過ぎて、もうモノ作りはいいかな、と感じて
50代から学習塾で二足のワラジを履き始めて、まもなく10年。
 
若い学生たちと話をするのは楽しいし、
自分の発した言葉が、彼らの成長の一部となるならば
モノ作り以上に意義を感じることも事実である。
 
そして、それがヒト作り(過大表現だな)とでも言えるのであれば、
最後の10年は、ジブン作りがしたい。
 
まだ読めてない本、観れていない映画、
もう海外旅行は難しくなってしまったけれど、
この人生内にやっておきたいコトは実に多い。
 
教室で私がつぶやく。
「最後は、今まで読めてない本を全部読み切って、
 絵本でも見ながら逝きたいなぁ。」
 
以後は、学生達の会話である。
「読み切れなくないっすか?」
「残った本は、棺桶に入れてあげるね。」
「棺桶持ち上がらなくならね?」
「全部燃え切っちゃうから大丈夫ですよね。」
「なんか、もったいねー。」
 
そんな話で盛り上がるなっ。
 
 
P.S
「代わりに読んで、あとで天国で教えてあげるね。」
 
って言ってくれる生徒がいなかったのが無念である。
 
 
AM 05:45:26

2021年7月10日土曜日

マイ・フェア・レディ

最初に頭に浮かんだ感想は、、、
 
もうこの手の物語の映画は、作れないだろうなぁ。

この映画、超有名であるはずで(若者は知らないんだろうな。)
 
# オードリー・ヘップバーンは知っているのかな?
 
ってか、私もちゃんと観たことがなかったので、この人生で、やっぱり観ておかなきゃいけない映画でしょ、というわけで、あらためて鑑賞に及んだ。

時間は、172分。途中で休憩が入る。
が、やはりオードリー・ヘップバーンの映画は飽きない。
# っていう発言そのものがもはやアブないのかな。

まぁ物語については、避けよう。
いわゆるシンデレラストーリーであります。(のはずなんだがな。)

昔なら純粋に楽しめたであろう物語が、
最近の風潮を考えると、楽しめなくなってないか?この映画。
# って、意識過剰かなぁ。

なかなか名言も多いし、ワクワクドキドキしてしまうシーンもあれば
エンターテイメントとしては、優秀だと思うんだがな。

あの曲って、この映画からの曲だったのかぁ。
きっとあなたも(中年以降の方なら)思うはず。

ただ、やっぱり終わり方に消化不良になるよね。
で、この後、二人はどうなったの?と誰もが思うはず。

けど、原作では、この二人は結ばれずに
イライザは、、、と一緒になって、、、
と、やっぱりそんなんじゃ映画にはならないわ。
で、ギリギリの終わり方なんだろうな、と無理に納得してます。

しかし、イライザの言葉の悪さが緻密にわかる人は、
英語の達人なんだろうなぁ。
エイとアイの違いぐらいしかわかんないです私には。
 
 
P.S
しかし、、、
私は、アラン・ドロンのファンである。
なので、アラン・ドロンの映画は、すべて楽しく観られる。
 
そういう意味では、オードリー・ヘップバーンの映画も
つまらなく感じた映画はないなぁ、、、。
 
美男美女は、もうそれだけで、、、と書くと
ヤバそうなので、今日はココまで。
 
では。
 
 
 
AM 04:48:45

2021年7月8日木曜日

ポンペイに関してのプチ復習

ポンペイの地震は、紀元62年
ヴェスヴィオ噴火は、紀元79年
とされている。

何せ紀元二桁の時代であれば、どこまで正確なことなのかは疑問が残るけれど、少なくとも、地震と噴火の間には、かなりの時間があったのである。

そして、想像するに、、、
ポンペイの地震の後、当然そこに住んでいた人は復興を試みたであろう。

長年住んでいたところだもん、
財産もあれば、それまで幸せに楽しく住んでいたところである。

地震直後には、火事場泥棒にもあったはずだけど
災害を受けて一時的にそこを去った人も、それでもまたそこに戻ってくる、戻りたいと思うのは、自然なことで。

そして、それから17年後に大噴火の前兆の地震があったところで、きっと、またか、と思うことを想像するのは容易なことである。

ところが今回は、噴火であった。
逃げる間もなく火砕流に飲み込まれた。
あっという間に、多くの命が犠牲になった。

ちなみにWikiによると、ヴェスヴィオ噴火は、472年、1139年、1631年にも大噴火を起こし、多数の犠牲者を出している、ということであれば、次も必ず起きそうなもので、、、。

それで言ったら、富士山も同じかぁ、、、。
17年という時間差を考えると、
あの東北の震災の関連災害が起きる可能性はまったくないとは言い切れないってことで。

くわばら、くわばら。

 
P.S
しかし、、、人間にとっての17年は、結構長いと思うのだけれど、
大自然にとっては、連続した時間になってしまうんだろうなぁ。
 
人間の営みの小ささを実感してしまいます。
 
 
 
AM 04:42:10

2021年7月6日火曜日

わからない悔しさ

小さな女の子が涙をいっぱいためて
下を向いてシクシク泣いていた。

ノートが濡れている。
どうしたの?って聞いても反応がない。
 
が、やがてわかった。
彼女は、算数の問題が解けなくて泣いている。
悔しくて悔しくて泣いている。
 
「わからなかったら聞けばいいんだよ。
 わからないことを聞くことは恥ずかしいことじゃないんだよ。」
 
けれど、彼女の中では、悔しさの方が勝っているようだ。
 
生き方の要領のよさを身に付ける前のそんな彼女の純粋さに
忘れてしまった何かを思い出せない自分がいる。
 
P.S
ものすごい量の問題を解きながらも
自分の少し上のレベルに挑戦する受験生。
 
新しい問題と接する度に、解ける気がしないという学生が多い。
 
そんな彼ら彼女らに私は言う。
「そもそも誰にも聞かずに解けた問題なんて、
 本当は、やらなくていい問題だったんだから。」
 
わからないことを答えを見て「なるほど」と思うことを
もっと楽しめばいいんだけどな。
 
という考えは、人生終わりかけの人間の発想かなぁ。
 
 
AM 10:16:55

2021年7月4日日曜日

善き人のためのソナタ

ジャンルはサスペンスだそうだけれど、ヒューマンドラマのはずなんだけどな。

時代は戦争中でもなく、比較的最近の(って私はジジイ)東ドイツの物語である。
体制側の監視官のはずの主役の彼の心の移り変わりを描く。

一番の主役が全編を貫いて基本無表情でありながらも、時々見せる仕草がなんともそれを凌駕している。

時間というものは戻れないし、人生はたった一回きりでしかなければ、基本的には、悲劇の物語である。

が、少しだけ報われたのが、せめてもの救いか。

結果、遠回りした人生であることが、見ていて心苦しい。

# がんばってネタバレ回避
 
評価が高かったので観てみたけれど、
その評価の良さもわかるのだけれど、
しかし、、、哀しいなぁ、、、。
 
政治による罪の重さは、極めて重い。
そんなことをしみじみ思う。
 
 
P.S
盗聴と監視の世界って、そっちの側に立てばわからなくもない。
全てを知っていたいと思うからね。

ある意味、知りたいと思うことは、
そこには対象に相手というものがあって関心があるわけで、
どうでもいいという無関心もまた哀しい気がしないでもない。

そんなことも頭に浮かぶ複雑な脳。

 
AM 09:56:46

2021年7月2日金曜日

スマホ一時預かりボックス

 

生徒1「先生、ちょっとスマホ預かっててもらえませんか?」

先生 「いいよ。この引き出しに入れておくから。」

私は、そう言ってすぐ隣にある文具棚の引き出しに入れておいた。

彼が帰る際には、私が席を外している時にもわかるように
“スマホ一時預かりボックス”と書いて貼っておいた。

しばらく経って、他の生徒も言う。

生徒2「ボクのも入れておいていいですか?」

先生 「どうぞどうぞ。帰りに間違えて他の人のを持っていくなよー。」

そんなノリである。

1時間ほど経った時だろうか、生徒2が言う。

「手元にスマホがないだけで今日はメチャクチャ集中できるわー。」

そんなもんかなー、と私は思う。

そもそも自分のカバンに入れておくだけではダメなんだそうだ。
音がすれば、見ないわけにいかず。
見れば、それなりの応答せざるを得なくなるようで。

まぁわからぬものではないけれど
何をしていても、外部のどこかと繋がっているのは、
それは自由なのか?縛られているのか?

面白いアイロニーだな、と感じたり。

P.S

私は、と言えば、そんなのが嫌いでLINEは削除。

そもそもプッシュ設定にしてないし。
それも急ぎの人から見れば、我儘な設定かもしれないけれど、
本当に急ぎの時って、やっぱ電話がかかってくるのでしょ?

そんなノリですみません。