2022年3月30日水曜日

父と暮らせば

基本的に二人芝居である。

原爆投下から3年後の広島。
何気ない父娘の会話だけで物語は進む。

けど、なんとなくわかりましたよ、前半から、、、
いえ、父の存在・立ち位置が。

それとなく知らせる演出が盛りだくさんだし。

原作が、井上ひさしによる戯曲であれば、
きっと何度もお芝居になっているんだろうな。

ちょっとググってみると

「戦後“命”の三部作」の第1作に位置付けられてるという。

ん?第3作の「母と暮らせば」は、かつて既に映画館で観てたぞ。

これは、第2作も観ておかないと、、、かな。

しかし、心が元気な時に観ないといけない気がするのは
私だけだろうか。

後味の悪い物語ではないけれど、、、やっぱツラい。


P.S

このところ、核の話題がチラホラ耳に入ってくる。

けれど、こういった物語は、日本でしか作れないのは
間違いのない事実なんだろう、、、な。




2022年3月28日月曜日

急がば学べ


いやなにハローワークで目にした素敵な言葉

   「急がば学べ」

うん、マジそうだよね、って思った元学習塾講師。

現役時代に知りたかったなぁ。


 
 
P.S

60代なら、まだ該当しますよね?私にも。

うん、頑張ろう。







2022年3月26日土曜日

I've just started learning English.


ネットからのヒロイモノであります。

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英語はわかりますか?と尋ねられた時に

" I can't speak English. " って言うよりも

" I've just started learning English."

に置き換えてみるといいよ。

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思わず、なるほどと感心してしまった。

少なからず英語を勉強している、または、勉強をした人間にとって

「英語が話せません。」と否定的に断定するよりも
「まだ英語の勉強を始めたばかりで。」と言った方が

なんだか自分の気持ちに近いかもしれないな。


先日、仮想空間でのこと。

横で全く知らない二人の外国人が日本語のことについて話し合っていた。

# もちろん英語で。

一人の外国人が言った。

「“ありがとうございます。”に対して
 “ありがとうございました。”って過去形のなの?」

その時、もう一人の外国人が答えに困っていたので、
思わず横から声をかけてしまった。

「そう、“ました”は、過去形になるよ。」

すると、矛先はこちらに向かってきた。

「あなた、英語がわかる人?」

ん~、もう次に行きたいのでそこを立ち去りたかったのだけれど、

なんとなく「英語がわからない。」とも言いたくないし、

# そもそも英語で応えてしまったし。

かと言ってペラペラという訳でもない。

今ここで、面倒な深みにはまりたくないし、、、

そんな時、冒頭のセリフがよかったな、と今思うわけで。

うん、何気に使おうと思います。


P.S

なんか頻繁に使うようになっても情けないんですけど、、、ね。





2022年3月24日木曜日

ヴァイオレット・エヴァーガーデン

人気が目に留まって、気になりだしたアニメ。

レンタルで一話から観だそうとフト思ったものの なかなか借りられない。

で、ま、とりあえず劇場版アニメでいいっか、と鑑賞。

全体の雰囲気・物語は、把握できたけれど、
これ、やっぱり2時間にムリムリ詰め込んだでしょがミエミエ。

この“あらすじ見た感”がどうにも後悔になってて失敗感満載。

なので、じっくり楽しもうとする方にはこの劇場版はお勧めできません。

モチーフや恋愛ものとしては、イライラさせられながらも
素敵な物語だと思いましたが。

やっぱ一話から観直すかなぁ。
原作読むかなぁ。

物語を中途半端に知ってしまったことで、
つまらぬ悩みに苛まれている。


P.S

いろいろ調べてみると、、、

原作はハッピーエンドだけれど、テレビアニメは違う、、、そうだ。

やっぱ選ぶなら、、、原作の方、、、だな。





2022年3月22日火曜日

ウォッシュレット選び

ウォッシュレット選びについて書く。

自分の経験談として参考になれば、という思いで。

# あ、いや、大したことない内容だけれど。

今まで数台のウォッシュレットの交換をした。

もちろん私は、そんな業者じゃないけれど
最初は、自宅のウォッシュレットに水漏れが起こり、

# それも1階と2階がほぼ同じ時期に。
# 日本の品質管理、恐るべし。

いろいろ調べてたら、こんなの自分で出来るんじゃね?と感じて。

そう、今どきは、アマゾンでも買える。で、ポチッ。

まぁ、新規設置じゃなく、交換であれば、電気配線作業も要らないし
マジ簡単な作業で交換できる。

その後も今度は他の家のも頼まれて、、、。

# 大掃除のタイミングとしては、おススメである。

で、問題は、ウォッシュレットの機種選びである。

古いタイプの置き換えであれば、結構な年月が経っていれば、
きっと今までよりも機能アップのその種類に、迷ってしまうに違いない。

でまぁ、いろいろな機能の比較をしてみるわけだけれど、
個人的に一番重要だな、と感じたのは、その噴出水量である。
噴出の勢い、という言い方になろうか。

# あくまでも私の感覚である。

別に単に洗浄ということであれば、そんな勢いなんか気にすることはないかもしれないけれど、 どうにもその使用感が違うワケである。

考えてみれば、便座の大きさのメーカー差にそんなに違いはない。

# もちろんサイズは重要だけれども。

便座温度なるものも、殆どはどれもそれなりに調整できよう。

なので、ユーザーがカラダとして体感するのは、噴出する水の圧力なわけである。

きっと、これもある程度調整できるようになっているだろうけれど、
上限としては、やはり今までの水圧は是非欲しい。
じゃないと、なんだかモノ足りなく感じてしまう。

というわけで、ウォッシュレット選びの際には、洗浄水量(リットル/分)の値もしっかりチェックした方がよろしいかと。

というのが、本コラムで書きたかったことである。

参考になれば。


P.S

遥か昔、、、そう約40年前、、、大学生の頃、、、

照明工学の教授が授業中、ウォッシュレットの話題に流れ、
授業中に放ったひと言に学生たちがたじろいだことがあった。

「トイレで用を足した後で、紙で拭くだけで綺麗になるわけがないじゃん。」

教授のその一言に学生たちはどよめいたけれど、恐ろしいほどの説得力があった。
多くの学生にとって、なんらかのトラウマを植え付けられたに違いない。

# 私もその証人。

まだ、ウォッシュレットがどんなものかイメージさえも持てなかった頃のことである。













2022年3月20日日曜日

土筆採り

いやなに懐かしい風景である。

# 私にとっては。

お墓参りに遠出した際に、いつも川の土手を走ってショートカットする。

そんな時に、ふとつくしを採っている人を見かけた。

そう言えば、遥か昔、、、そう50年以上前、、、
毎年、私もよくつくしを取りに行ったものだ。

貧しいから野草を食べる、というのではなく、
それは、ひとつの風物詩だった。

爪の隙間に土が入りながらもせっせと採って
帰ってきたら、新聞紙を敷いてハカマ取りだ。
それは、いつもおばぁちゃんと私の仕事。

その後、水に浸してアク取りをして
最後は、卵とじでお皿に上がる。

正直言って、子供にとっては美味しいというモノではなかったけれど、
夕飯に食卓を彩る一品には違いなかった。

が、やがて時代に流され、採りに行くのも忘れてしまった。

最近の人からみたらどう感じるだろう。
不衛生的とか、所詮雑草でしょ的なんだろうな。

ま、私もそう思う。

ただ、そのシーン、その作業は、私の家族にとっては、
大切な想い出なのは間違いない。


P.S

しかし、、、今も採っている人はいるのだろうから、

私は、、、風流を忘れた都会人の部類になってしまったんだろうな。





2022年3月18日金曜日

先日、DVDでマクベスを観た。

シェイクスピアの悲劇ということであれば、 どんな悲劇?という興味で観たのだけれど、 次元こそ違えども、日本の昔の悲劇の物語もあるよね、

で、とりあえず思い出したのがこの「乱」だった。 もうかなり前だよね。

悲しい悲劇・結末だったことは記憶に残っている。

けど、なんでそこに至ったかが思い出せずにレンタルを決行。

長いんだよね。2時間半以上もあって。
ただ、さすが黒澤明監督か、飽きずに観られる。

まぁ、あらすじに関しては、ググってください。

今となっては、30年以上前の映画だから、出てくる人たちがすごく懐かしい。

# って、自分の歳を感じてしまうわけですが。

けど、哀しいなぁ。

やはり、日本人であれば、「乱」の方が悲劇感に同感できそうな気がするのは 、私だけかしらん。


P.S

この物語がシェイクスピアの「リア王」が元になってるっていうなら、 リア王も観てみるかなぁ。

# って、この前、もうシェイクスピアは観ないって言ったでしょうが。








2022年3月16日水曜日

ゴッホ展

ゴッホ展に行ってきました。

私の極めて個人的なイメージとして
印象派というのは、静かでありながらも 油絵の場合は力強さを感じてしまって 、絵を楽しむというよりも鑑賞に力が必要な気がしていけません。

ただ私は、日頃から「アルルの寝室」が大好きで
、小さな絵が寝室に置いてあったりします。

ゴーギャンがアルルに来ると聞いて 、待ちわびて描いた何枚かの絵画が代表作になるのだから、 きっと彼の幸せのピークのひとつだったに違いないと思うんだがな。

そして、小さな幸せとは、こういう部屋にもきっと来るんだよね。
私は、そんなゴッホの気持ちをこの絵に感じるのであります。

で、今回、この部屋の外側の絵が展示されている。

タイトルは「黄色い家」

この窓があの窓なの?あの部屋の外はこんなんだったの?

と実に感慨深かった。

いやぁ、これが見られただけで、今回のゴッホ展の意味はデカかったぞぃ。

それにムーランルージュの周りって、当時何もなかったの?
モンマルトルもあんなに淋しいところだったの?
新発見も多かった。

# 間違ったイメージを持ってしまったかもしれないけれど。

まぁゴッホファンには、微妙な今回の展覧会ですが、
人出は、あまりにも混んでいて、ちょっとツラかったな。


P.S

今回、一番好きになったのは「レストランの内部」。

明るく静かな雰囲気好きな私には、こういうの好きだなぁ。

点描にチャレンジしながらもゴッホも葛藤していたのがわかるのが
なんとも私を惹きつけてくれました。







2022年3月14日月曜日

先祖の怨念

「先祖の怨念なんかありませんよ。

 あなた子供が可愛いでしょう?

 仏壇買わないからって子孫を恨んで呪う様なヤツは
 ご先祖様なんかじゃありません。

 出てきたら私が丸太でぶん殴ってやります」

と禅宗のエライ坊さんが言ってた。私はかなり同感である。

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ネットからのヒロイモノであります。

うちも禅宗なら、墓仕舞い簡単にさせてもらえるかなぁ。


 
P.S

そんな作業、次の代に持ち越したくないもんなぁ。

ふぅ。






2022年3月12日土曜日

ウォー・ゲーム

信じられないことだけれど
最近にわかに核ミサイルの話題を耳にする。

けど、50年も昔の冷戦時代の頃、
大国の加速する核ミサイル配備に
人類は、いつか核戦争で滅んでしまうんだろうなぁ。
そんな思いはふつうだった。

そんな頃の映画である。

一発核ミサイルを飛ばしたら、それを察知して相手国は無数の核ミサイルで反撃する。

そのシミュレーションが妙に生々しかった記憶があって、
もう一度観たくなってレンタル鑑賞。

まぁマイコンオタクがハックできてしまうその世界観がとても稚拙ではあるけれど、 現実もこんなんなんだろうなぁ、と凡人は感じたものである。

印象深い映画であったから、物語も覚えているし、 冒頭の部分のショッキングなシーンもトラウマになっている。

そしてその中の、最後のその核戦争のシミュレーションの場面をもう一度見たくなってレンタル。

いやなに、そのコンピュータ上に展開される核ミサイルの軌跡があまりにもわかりやすいのだ。 
 
# 著作権が、、、とか言われそうだけれど、
# やっぱ、時間限定で、ちょっと貼っておこ。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

現実は、どうなのか。また、この映画の製作以降、ソ連もなくなり
核戦争のに対する技術だって格段に変わっているはずだ。

でも、それらが変わっていても、核戦争が一旦起きれば、
世界は、滅んでしまうということには、きっと変わりがないはずで。

この映画を観ながら、今一度、核戦争が起きるとどうなるのかを
想像でも描いてみることが必要な気がしている。


P.S

なにしろ核爆弾が使用されたのは、唯一日本だけである。
それ故に、核爆弾の恐ろしさは、日本人なら小さな頃から教わってきた。

最近、こんなことも耳にした。

「海外では、核爆弾というのは、超大きな爆弾に過ぎないと思っている人がいる。」

ホントかどうかは大いに疑問だけれども、 なんだか有り得そうで、、、怖い。





2022年3月10日木曜日

切手の無駄遣い

写真は、お年玉年賀状で当たった切手であります。

ある意味貴重なはずなのですが、
とりあえず手元に切手が無くて
120円分の為にこんな使い方をしてしまった。

しかもこの書類、確定申告書で税務署に送る封筒だったりする。

# ま、書類だから120円で済むのだけれど。

あ~切手も金額ももったいないよなぁ、

と思いながらも、じゃわざわざコンビニまで買いに行くの?

「じゃいつ使うの?今でいいんじゃない?」

そんな思考が発生するのは、やはり年老いたせいなのでしょうね。

昔は、切手も収集していた時期もあったけれど、
今は、別に価値が上がってるものなんて少数だし、
そもそも額面以下で売る?

ちょっと前、80歳過ぎた母が、かなり前に収集していた切手を
平気で使っていたのを見て、

「もったいなくない?」って言ったら
「使わない方がもっともったいなくない?」

と言われ、KO負けしたけれど、
いつか自分もそんな思いになる時が来るとは思わなかったな。

まぁ基本的には、現金と同じ価値を持つ代物であれば、
この際、記念だとかきれいだとかの価値には目をつむって、
使ってあげなければ可哀そうでしょ切手も。

これからはこの考え方で行きます。



P.S

しかし、、、それにしてもこの貼り方は

色気も何もないなぁ、、、と反省している次第ですが。



 
 

2022年3月8日火曜日

298円と98円のチューリップ

スーパーの店頭に花の苗が売られていることがある。

私は、売り残っている苗を見てしまうと
どうにも不憫でつい買ってしまうことがある。

ま、正直言って、売れ残りの苗であれば、見た目もイマイチなのだけれど、 でも、ちゃんと水やって、それなりの土に植え替えてやれば、きっと元気に育つよね、そう信じて。

今回も98円のチューリップの苗が目に留まった。
一つ買っていくか、とそれを手に取ったら、
棚の斜め上の段に298円の同じような苗を見つけた。

ん?なにが違うの?なんでこっちは安いの?

まぁよくわからないけれど、98円の方の苗を買って帰ってきた。
さて、とりあえず植木鉢にでも植え替えようか、と苗をビニールの鉢から取り出した時 、その秘密が分かった。

要は、3種類の色の球根が土に植えられていたのである。

で、3個とも芽が出て育っているのが298円。
2個しか芽が出てないのが98円だった。
単純に98円の方がお買い得だったんじゃないの?と思ってしまったセコイ私。

けど、私は信じている。
きっと最後の球根も芽が出てくれることを。

3個の芽が同じタイミングで咲くのもいいけれど、
時間差で咲いてくれるのも楽しめる時間が長くていいんじゃない?

まだ芽が出ぬ1個、頑張れ。


P.S

昔、庭にチューリップの球根を20個ほど植えたことがある。

するとまだ小さかった娘は恐がったものである。

「ハチが来るからいやだぁ~」っと。

何の絵本を読んだのか知らないけれど、
今もチューリップは苦手なのかなぁ。

ちなみに現在、娘は1児の母。




2022年3月6日日曜日

フェイクスピア3

 
実に3回目の鑑賞であります。

1回目は、東京芸術劇場で鑑賞。
2回目は、東京芸術劇場鑑賞の予定が大雨で新幹線が止まり断念した。
3回目は、何としてももう一回観たいと大阪公演の席をゲット。で2回目鑑賞。

で、今回、さらにネットでも放映されるということでPCでの鑑賞であります。

ネットでの鑑賞金額は、3,500円。
期間内は、何回でも観られるということで迷うことなく鑑賞。
 
で3回目になるわけです。

1回目は大泣きしてしまったけれど、2回目も大泣きしてしまったのは
やはり私の琴線を刺激するものがあるのだろう。

で、3回目もこたつに入っての鑑賞なのだけれど、
大泣きとは言えないまでも、やはり泣けた。

何なんだろうねぇ、野田秀樹に弄ばれてんなぁ。
いや、それを楽しみに毎回NODAMAPを鑑賞するわけだけれど。

けれど、今回のネタは、特に自分に刺さった。

そう、あの事件は、当時私にとってもすごいショッキングな出来事だったから。
それをこんな風に見せつけられては、やはり涙腺が切れる。

あえてネタバレを避けて書いているけれど、
とんでもないお芝居を作ってくれるもんだとつくづく思うわけです。

おススメかどうかは、貴方次第。

私は、何回でも観られます。

そんなお芝居です。


 
P.S

はやくDVDにでもなってくれないかなぁ。

画面で見せるのに抵抗がある野田氏の哲学もわかるけれど、
とにかくもう一回観たい、っていう人にとっては
どんなカタチでもいいから見せて欲しいんだけどな。

早くお芝居もVRか何かでオンデマンドで見られるようになってほしいと
つくづく思います。

いつかきっとなりますよね?

今のDVDがレンタルで見られるように、、、さ。




2022年3月4日金曜日

バースデイ・ガール 村上春樹

「ん~、すっきりしないっ!」

目の前の席の女子高生が言う。

「先生も読んでみてください。15分で読めますから。」

まぁ、村上春樹だものね。

で、ちょっと借りて読んだ。

まず読後の私の第一感想は、

「素敵なお話でした。」

ネット上では、スッキリしない、とか、願い事はなんだ?とかの感想が見られるけれど、

そんなことは別にどうでもいいじゃない、と私は思う。

# なんとなくそれらしいことは書かれているんだけどね。

いや、それが何かを想像するのもいいでしょ。

# だって、素敵な今がある状態なのだし。

それよりもこういった出来事が素敵だ。

人生になかなかないぞ、こういうドラマチックな出会いと会話は。

それを素敵と楽しめてしまう私は、やはり大人なのである。

この物語、中学校の教科書に採用されているそうである。

なんで?と思ってしまうのは、

私のような老人だからこそ味わえる一冊なような気がするんだな。

おススメ度は高くないけれど、村上春樹ですから、、、ね。


 
P.S

私の二十歳の誕生日がどんなだったかは、、、まったく思い出せないのですが。

それが悔しい。

だからこそ、この物語が素敵に思えるんですよ、きっと。




2022年3月2日水曜日

くだらなく感じていいと思う。

高1男子がすり寄ってきた。

「先生、ねえ、ねえ、ねえ、なんでウクライナは戦争しているの?」

「どこから説明すればいいの?」

そう言いながら、いつものように雑紙の裏に赤ペンで地図を書きながらソ連時代の説明から始めた。

ひと通り説明が終わると彼が言った。

「そんなくっだらねぇことで戦争してんの?あほらしぃ~。」

ちょっと説明の仕方がまずかったかな、とも思ったけれど、
いや、健康な人間にとっては、戦争を始める理由なんてくだらない、
と思われるはずでいい。

そう信じて。


 
 
P.S

「自分で調べようね。」

言い忘れた。