2023年6月30日金曜日

オーシャンズ8

毎日の日々の惰性感から逃れられるか?

と刺激を求めて鑑賞。

オーシャンズシリーズは、何本か映画館で観てきたけれど、
今回は、女性ばかり8人での物語であれば、それなりに明るく華やかか?と期待して。

で、鑑賞した結果、、、
 
ちょっと私には合わなかったな。

まず、なんだかいろいろ軽薄過ぎくない?

装いもやることもクールではあるけれど、
クールっぽさの割には、ぎこちなさ感が残るし、
技術が現代離れして凄過ぎでしょ。まるでミッションインポッシブル?

そもそも一番受け入れられなかった点は、
手に入れたダイヤの宝石をバラバラにして報酬として分けちゃうわけ?

うっそぉ、それ有り得ないでしょ!許せないですよ私には。

という最大の課題点が私には受け入れられなくて、

「あ~この人ら、ダメだわぁ、、、。」

という泥棒としての低レベルさに愕然としてしまったのでありました。

ったく。



P.S

なんだかな~~~~。








2023年6月28日水曜日

Kowaの自販機

とあるバスターミナルで発見。

Kowaのキューピーコーワドリンクの自動販売機であります。

いやなに初めて見たので。

第一に思ったことは、「こんなに種類があるんだぁ。」

それにしても、団地街から出てきたサラリーマンが、
朝ここで一本飲んで出勤。

「24時間戦えますか?」って気分で(?)

# ちょっとメーカーが違うか。

何だかちょっとその現実さ感にたじろいでしまった私でありました。

この自販機での売り上げが気になりますが、
あまり売り上げが多くても、ちょっと哀しいなぁ。



P.S

キューピーコーワの錠剤は、日々お世話になってます。

確かにイザという時にムリが利きます。

Kowaさんにひそかに感謝。






2023年6月26日月曜日

あこがれのサイゼリア

価格が安いという評判のサイゼリア。

めったに行くことがないし、たまに行く時はいつも車なのでお酒が飲めなかった。

が、この度、サイゼリアのワインを飲むためにわざわざ徒歩で敢行。

なにせグラスワインが一杯100円(税込)である。
等価的に、基本、ワインが飲み放題である。

どんなワイン?マズかったらヤだな。
けど、普通からして高いワイン飲んでいるわけでもなし、
どんなのだって1~2杯は飲めるだろう。

グラスごとに持ってきてもらうのも申し訳ないと思って、
250ml(200円税込)のデキャンタを赤と白で。

# 500mlのデキャンタもあったけれど、
# それ2個飲んだらボトル一本以上になっちゃうでしょ。

贅沢に、赤と白用にグラスも2個もらって。

いやなに、普通のワインじゃん。全然アリじゃん。

ツマミに、サラだとか、ピザとか、グラタンとか、、、
普通に、いや、結構おいしいし。

いやぁ、お金のことを気にせずに楽しめるイタリアン、とてもグッドです。

もっと気軽に行けたらいいのになぁ。



P.S

一番の問題は、、、やはり、、、

この空間でいつも私が最高年齢者っぽいこと。

それに、いつも入り口では列が出来てるし、、、

ちょっと落ち着かないソワソワ感から逃れられないのは、
私の小心さじゃなくて、きっと優しさです。(きっぱり)












2023年6月24日土曜日

ターン

2000年の映画なのだけれど、こんな映画があるとは知らなかった。

いやなに、同じ一日を何回も繰り返す物語である。

という物語であれば、外すわけにはいかないでしょタイムパラドックスものが大好きな私としては。

まぁ、どんな内容で、どんな終わり方になるの?
ワクワクしながら、鑑賞に及んだ。

で、まぁ、なんとも、、、ん~。

# 20年以上も前の映画だからちょっぴりネタバレ許したもう。

序盤、自分がそんな立場になったら、、、
という身につまされた思いは確かに持った。

けれど、意外にも他にも同様な人がいて、、、
で、結構、そいつが悪者で、、、

っていう展開が、どうにも日本的、というか、なんだか意外性に乏しくて残念感が。

ま、物語のタイムリープ的な構成としては、それなりに楽しめますが、
物語の展開の意外性が、タイムリープ好きで諸々観てきた人間には、ちょっと不足感が残念。

まぁタイムリープしてしまうきっかけやその方法、最後の終端、、、については 、

議論しても無意味だから、そこはサラッと流して観るのがこの手の物語の鑑賞の仕方でしょうし、、、ね。

「ん?」と何回も観直す気が起きなくてごめんなさい。



P.S

これに一番近そうな映画としては、、、

やっぱ「恋はデジャ・ブ」の方が、なんとなく深みもあって、

物語も爽やかなハッピーエンド感もあって好きだな。






2023年6月22日木曜日

EVって、、、


最近、路線バスをハイキングで歩くようになった。

そして、つくづく思うのは、その車の多さである。

# 今さら感は、当然なのだけれど。

そして、その車の多さから連鎖することは、

「こんな排ガスの中、ハイキングしてて健康にいいのか?」

であったりする。

ただ、それも私はあまり気にしてないのだけれど、

それよりも世の動きは、電気自動車化なのでしょ?

ま、確かに電気自動車になってくれれば、
その現場での排ガスの悩みは消えよう。

けれど、一応、電気業界で一生過ごしてきた私としては、

この膨大な数の車をすべて電気自動車にすることなんて、
どう考えたって無理でしょ。

どんだけ電気が要るんだよ。

そもそも電気ってヤツは、制御はし易いかもしれないけれど、

流すだけでも、、、その経路で減る。
貯めても、、、、徐々に減る。
簡単に一気に大量に流せないし、、、

そもそも、そんな電気量、どうやって作るの?

やっぱ原子力?火力でどこかで化石燃料から?って本末転倒。

いろいろ考えるに、、、なんだかなぁ。

私の電気に対する知識・感覚が遅れているのかなぁ、、、。

世の流れが理解できない。


 
P.S

近い将来、、、

バックトゥーザヒューチャーのデロリアンみたいにゴミをエネルギーにして走る車が産まれるのかしらん。

いや、30年じゃムリっしょ。

それが確認できそうもない自分の体ハードウェアの寿命が残念。












2023年6月20日火曜日

ファッションにおける黒好きな人が言う。

“黒は、何ものにもとらわれず

 媚びず、ブレず、染まらず、、、クール。”

まぁイメージとしてわからぬものでもないけれど、

理系にとっての“黒”は、

全ての光を取り込んで、外に出さないから“黒”であって

そこには、清濁すべてを飲み込んだ、
内部は結構ドロドロなイメージを思いついてしまうんだがな、私は。


 
P.S

違うの?




2023年6月18日日曜日

天使の恋

なんでこの映画がネットレンタルのカートに入っていたのかわからないけれど、 きっと世の評価を見て入れたんだろうな。

で、鑑賞。

あ、いやなに、実に世のオヤジに夢を見させてくれる物語である。

映画化が2009年ということであれば、10年以上前の作品であります。

でもって、とにかく、やはり、佐々木希が、なんとも、、、可愛い。

まぁ初主演作ということであれば、いささかたどたどしいところも気にならなくもないけれど、それも高校生らしさと見れば、見れなくもないか、、、ふぅ。

まぁストーリー自体は、重い部分も多い。

けれど、高校生と中年(?)男性との恋物語ということであれば、やっぱオヤジは幾らか夢見ちゃうでしょ。

元ワルの高校生であっても、そこから始まる純愛であっても、
世の辛酸をある程度なめてきたオヤジであれば、
許せてしまう気がしないでもない。

しかし、傍観者として言わせてもらえば、

「まだ高校生なのだから、老い先短いオヤジなんかさっさと捨てて、もっと未来に生きなさい。」

この一言に尽きるな。

それにしてもこの映画、中年男性に向けた物語としか思えない。

元は、ケータイ小説だということで、かなりのアクセス数を得たというけれど、
若い女性は、この物語にどういう感想が湧くのかまったく見当がつかないんだな。

オヤジ達のアクセス数の凄さだったんじゃないか?と思ってしまう、、、ぞ、このオヤジは。




P.S

私も日頃、女子高校生と接することはあるけれど、、、

イマイチこんな関係に陥らないのは、、、

私のネガティブな特性と、
やはり人生を長く生き過ぎた気がする、、、な。







2023年6月16日金曜日

「七転び八起き」は非論理的


ツイッターネタである。

-----

「七転び八起き」という言葉は起きる回数が1回多く、非論理的である

-----

なるほどと、この歳で人生初めて気が付いたりしている。


 
 
P.S

みんなは気がついていたの?


2023年6月14日水曜日

ほかならぬ人へ

ほかならぬ人へ

  白石 一文著

直木賞を受賞している。

「ほかならぬ人へ」
「かけがえのない人へ」

の2編で構成されている。
物語としては、2編は独立している。

タイトルからして、何か長い人生を越えて、大切な人への想いの情景を期待して読んだけれど、

私の期待は外れて、結婚に絡む若い(私から見たら)男女の恋愛事情でありました。

しかし、それぞれの章に出てくる男女の、その思考の自由さに驚いてしまうのは、私の高齢が故か。

何だか読んでいても、「まじか。」と思わされる点が多いこと多いこと。

だから小説だ、と言われればその通りだけれど、あまりにも凡人の世界からかけ離れていやしないか?

# と、切に信じたいのだが。

しかし、マジこういった関係の男女もいたりするんだろうな、世の中には。

ただ、この物語の内容はともかく、その形而上的な人とのつながりとは何だろう、ということはつくづく考えさせられた。

なにか言葉にはできない、論理的に説明できない、それでもつながってしまう人間を

「ほかならぬ人」であり「かけがえのない人」なのであろうか。

本物語は、いささかその辺りが漠然としている気がする。

もっと長編でいいから、一生を通して人間にとって、「ほかならぬ人」「かけがえのない人」を表現して欲しかった感が否めない。

けど、それは、高齢者の行きついた末の思考であれば、小説として生まれるのは難しいかもなぁ。

もしそんな本が生まれれば、それはある種の哲学書になり得ると思うのだが。



P.S

「かけがえのない人へ」を読みながら、島耕作を思い出してしまってすみません。







2023年6月12日月曜日

誘拐報道

公開が1982年ということであれば、ざっくり40年ほど前の映画である。
となると、情景も物もとにかく懐かしい。

まだ携帯電話なんかもなかったし、ポケベルの時代であった。
レコーダーもオープンテープだったけど、もうカセットテープはあったんだよな。

しかし、、、

誘拐犯の行き当たりばったりさ、警察の動きの稚拙さ、報道関係者のずさんさ、、、

いくら昭和と言っても、こんなんだったっけ?

# コンプラのコの字もほぼほぼ無かった頃だからな。

ただ、やはりキャスティングが良かったのかもしれない。
演じる俳優たちの熱演、泥臭さが、この映画の魅力であることは間違いない。

ただ、その泥臭さゆえに、いくらか観ていてツラいのは、40年の時の流れか?
最近の犯罪ドラマ類は、スマートさ、思考の緻密さ、意外性ばかりが際立っているけれど、そういう意味では、この映画はドップリ昭和の映画でありました。

時間は、134分。ちょっと長めであったけれど、
昭和のオヤジは、ドップリ楽しめました。
ただ、今更、おススメ度はありません。



P.S

鬼籍に入ってしまった俳優も多く、とても懐かしかった。

あ~「前略おふくろ様」なんかをまた観たいなぁ。

と調べてみたら、DVDが存在することを発見!

けど、、、高っ!!!!

レンタルショップにあるのかなぁ。

最近、映画も本も懐かしいモノばかり追求するようになってしまってダメポ。







2023年6月10日土曜日

喰人鬼の噴水

先日、立原えりかをほぼほぼ半世紀ぶりに読んでその余りの懐かしさに、思わず次の一冊を本棚から引っ張り出して読んでしまった。

私の本棚に数多く並ぶ立原えりかの本の中から、なぜこの一冊を選んだかと言えば、

半世紀経っても、やはり私の記憶に強烈に刺さっている一冊だからで。

# まぁ、古い本だからネタバレは許されるよな。

小さな村の少女が、一匹のユニコーンと出会う。
だが、彼は魔法で不老のユニコーンにされてしまった若者だったのだ。

毎月、彼は月末の最後の3時間だけ人間に戻ることが出来た。
少女は、彼を愛し、やがて森で一緒に住み始める。
そして、彼の魔法を解くという木の実を求めて雪山に冒険に出るのだ。

しかし、やっとの思いで見つけ出すものの、
木の実を目の前にして食べようとする瞬間、彼は雪崩に埋まってしまう。

木の実を食べて人間に戻ってしまったのであれば、この雪崩では助からない。
もしまだ食べていなかったとしても、この万年雪の雪崩の中からは出てこられないだろう。
彼女は、彼を諦め、普通の人間の生活に戻ってゆく。

何十年も経った時、彼女は懐かしさにスイスのベルンの喰人鬼の噴水を訪れる。
昔、何があってもそこで待ってるという彼の約束を思い出して。

そして、車でそこを通りかかると、かつて彼女が渡したフルートを持った若者が立っていたのだった。

けれど彼女は、そのまま通り過ぎてゆく。
 
若者はわたしをみつめて、ほほえんだようでした。大きく見ひらかれた目に、
とまどいとかなしみの色がうかんでいました。
若々しいくちびるは、「これでいいのだよ」とささやいているようにおもわれたのです。

――――――

最後の3行は、そのまま原文を引用してしまった。

純真な若者たちの恋、ファンタジックな日々、そして、時空を超えた出会い、、、
私に強烈な記憶を焼きつけた。

高校生の時に読んだであろうこの一冊は、その後、地元を離れ大学に行き
読み返すことなく本棚の一冊になった。

けれど、もう一度あの物語をちゃんと思い出そうと、半世紀ぶりに読んだ。
読んでいた数時間は、私は間違いなく高校生に戻っていた。
私とこの本との出会いは、まるで彼らの再会のように時空を超えたものとなった。



P.S

もう、この物語は、私は死ぬまで忘れない。

これも、私の終活である。







2023年6月8日木曜日

カルチベート

 
私が「カルチベート」という言葉に出会ったのは、まだ最近のことだ。

いつも本棚を見て思うことがある。
例えば小説に限ってしても、本棚に並ぶ8割の本はあらすじが言えない。
そう、まったく思い出せないのだ。

読んでいる時は、現実を忘れて楽しんで読んでいるものの、
数年、数十年も経てば、もうその内容は、殆ど、いや、まったく思い出せない。

であるとすると、そもそも本を読む意味があるのか?と常々思っていた。
読書は、単にその場限りの愉楽の種に過ぎないのか?

世の他の人はどう感じているのだろう?とググっていたら、
「カルチベート」という言葉に巡り会えた。

まぁ、誤解を避けるために、あえて一部を引用してしまう。
太宰治の“正義と微笑”からである。

―――――

勉強というものは、いいものだ。
代数や幾何の勉強が、学校を卒業してしまえば、
もう何の役にも立たないものだと思っている人もあるようだが、大間違いだ。

植物でも、動物でも、物理でも化学でも、時間のゆるす限り勉強して置かなければならん。
日常の生活に直接役に立たないような勉強こそ、将来、君たちの人格を完成させるのだ。

何も自分の知識を誇る必要はない。勉強して、それから、けろりと忘れてもいいんだ。
覚えるということが大事なのではなくて、大事なのは、カルチベートされるということなんだ。
カルチュアというのは、公式や単語をたくさん暗記《あんき》している事でなくて、心を広く持つという事なんだ。
つまり、愛するという事を知る事だ。

学生時代に不勉強だった人は、社会に出てからも、かならずむごいエゴイストだ。
学問なんて、覚えると同時に忘れてしまってもいいものなんだ。
けれども、全部忘れてしまっても、その勉強の訓練の底に一つかみの砂金が残っているものだ。
これだ。これが貴いのだ。

勉強しなければいかん。そうして、その学問を、生活に無理に直接に役立てようとあせってはいかん。
ゆったりと、真にカルチベートされた人間になれ! これだけだ、俺の言いたいのは。

―――――

実に、うれしい。背中を押される。流石、太宰治である。
私も、もっと若い時にこの文に出会えたかったなぁ、と思う。

これからは、若者たちにウザいぐらいに伝えたいと、、、思う。



P.S

ところで、老い先短い人間にとっては、どうなんでしょ?

いやいや、本を読むことが楽しければいいんじゃないの?

それこそ、後に役立つかどうかを考えずに楽しめることが、
今、人生の一番楽しい時期であろうと信じて。






2023年6月6日火曜日

息子の部屋

2001年のパルム・ドール受賞作品であります。

もはやあらすじなんてものよりもその心象風景が問題で、、、。

イタリアの小さな町で暮らす、まるで理想的なような家族、父母兄妹4人。

ところが息子が突然事故死で亡くなる。

そこから後の家族の物語である。

正直言って、ツラい、重い。

理想的な家族であったが故に、余計にツラい。

やがて、息子にたった一日だけのガールフレンドがいたことを知り、

家族は、彼女を呼び寄せ、彼女が家にやってきたものの

彼女には、ボーイフレンドがいて、今ヒッチハイク中だという。

そして、家族は彼らを車に乗せ、フランスの国境まで夜通し車を走らせるのだった。

息子の喪失から、家族から笑顔も消え失せ、ギリギリな状態に陥ったものの

その行為は、彼らに優しさと笑顔をもたらせてくれた。

最後の海岸のシーンは、実に印象的だ。

3人がそれぞれ水際をトボトボ歩いている。

3人は全くの別の方向に向かっているのだけれど、

そこには、彼ら各自の再生と次へのステップが感じられた。




P.S

まぁパルムドール受賞作品ということであれば、

最後スッキリ簡潔完結、というわけにはいかないのは既知のことだけれど、

いろいろな評を読むと、ついつい観てみたくなっちゃいますよね。

くれぐれも心身ともに万全な状態で臨みたいものです。









2023年6月4日日曜日

フィットネス

半年前から何気に始めて見たiPhoneアプリ
 
“フィットネス”

とにかく半年続けないとデータ解析が得られないということだったけれど、

まぁ特に気にすることもなく放っておいたのでありますが、

今年に入って、“バス路線deハイキング”なるモノも始めて、これが結果的にいい感じに結果を出してきて

フト気がつけばバッジがもらえてて、単純なオヤジは、これに励まされて頑張ってきましたよ。

月が変わるたびに、新しい課題が与えられて、だんだんハードルが高くなっていくわけですが、

そのハードルが出来なさそうで出来そう、という極めて鋭いレベルをついてくる訳で。

で、とうとう半年6カ月分のバッジをゲット。

さぁ6月に入って、新しい課題に今月も頑張るぜ、と意気込んでいるのだけれど、

なにせ週に2~3日しか散歩が予定できないオヤジ、

梅雨時は、雨ばかりでそもそも歩けなきゃノルマ果たせないでしょ。

iPhoneは、日本の天候も考慮してレベル設定して欲しいなぁ、、、。

# 雨の中、傘をさしてまで10km散歩する気にならない根性無しオヤジですみません。



P.S

ググってみると、ハードにこなしている人たちが、

アプリから出してくる新しい課題に“いくらなんでもそれはムリだろ”と泣いている人が多数見かける。

ま、ここらで軟弱に終わらせるのがいいかもな、と言い訳を考えているオヤジ、情けないぜ。

















2023年6月2日金曜日

恋する魔女

恋する魔女

 立原えりか著

ちょっと前に「図書室の海」(恩田陸)を読んで、
その短編集の中に「国境の南」という物語があって、

「ん?この物語、知ってるぞ。」
 
とすぐに思い出せたのである。

そう、喫茶店のウェイトレスが、水差しの中にヒ素を忍ばせて客に注ぐ物語である。

# ま、彼女に興味を持った人間ほど、ヒ素の摂取量が増えてしまうというコワいお話でありました。

その物語の載っているのが、この「恋する魔女」
構成は、短編集である。
発刊は、1966年ということだけれど、私はたぶん高校生の時に読んだ。

当時、「詩とメルヘン」なる雑誌があって、
その中で、たびたび出てくる「立原えりか」なる作家を知ったのである。

高校生の私は、実にロマンチストであり、

# いや、今も。

私の“推し”となり、立原えりか著の本は、今も結構本棚に並んでいる。

立原えりかの作品は、言わばメルヘン調であって、とてもロマンチックな作品ばかりである。

その作者が、いわゆる殺人モノを書いたということであるけれど、
物語は、やはり女性目線からのロマンチック(?)なものであって、
まぁ軽く楽しく読める内容になっている。

今読み返してみると、結構、女性のホンネをザバッと書かれたりもしているけれど、
当時高校生だった私には、「ふぅ~ん。」てなものだったんだろうな。

ただ、この物語をすぐに思い出せたのは、
やはり読んだ当時にかなり強烈に脳に刻み込まれたんだろうな。
高校生にとっては、印象的な内容だったのかもしれない。

ってか、若い頃に読んだ小説は、記憶に残りやすいのかなぁ。

しかし、たったひとつショックな記述が、、、

喫茶店でヒ素入りのお水で殺されてしまったひとり「おとしより」が、実は67歳であったこと。

40年前は、やはり65歳過ぎた人間は、「おとしより」だったんだなぁ、、、と、つくづく。

複雑な気持ちである。



P.S

やはり、懐かしくなっちゃったので、、、

片っ端から読み返すかぁ“立原えりかシリーズ”。

うん、荒んだ心の浄化には、とてもいいような気がしますし。