2023年5月31日水曜日

花のあと

たまには時代劇を、と選んでみた作品。

2010年の作品であれば、もう10年も前になる。

悲恋物語、というには、あまりにも儚い関係であるが、
勧善懲悪モノであることは間違いない。

そういう意味では、いにしえの時代劇である。

# 原作は、藤沢周平だからね。

まぁ好きになっても恋愛にも至れない当時の風潮もあれば、
そんなことで切腹せにゃぁならんのかいっ的な武士社会を思い起こせば、

あ~なんて今の時代の幸福さをつくづく思い知らされてしまうなぁ。

それにしても、この映画は、北川景子の為の映画であろう。

着物姿、女剣士姿、そして、殺陣もこなせば、彼女のファンにとっては見どころ満載だったであろう。

そして、オヤジとしては、甲本雅裕が、それなりの役をもらっていて
非常に救われた思いのする映画でありました。



P.S

パッケージの写真に、北川景子の若い時ってどんなん?などという興味もあったりしたけれど、
今とほとんど変わらないその様相に驚いた。

けど、この映画が時代劇初出演ということのようで、
全編なんともぎこちなさを感じなくもなかったけれど、、、

日本髪よりもやっぱポニーテールの方が、、、オラ好きだな。

# オヤジですみません。 
 
 
 
 

2023年5月29日月曜日

Dr.STONE(アニメ)


私と接している高校生から中学生、小学生までもが面白いから見てという。

で、観ましたよ、とりあえずシーズン2まで一気に。

ちなみに
シーズン1:24話
シーズン2:11話

# 15時間は、観続けたことになる? ウソだろ。

まぁ、確かに面白かった。

# ので、次々と観られたわけですが。

# シーズン3は、まだ継続中なので私は鑑賞停止中。

まぁ今さら細かいあらすじは書くつもりはないのだけれど、、、

とある事象で、地球上の人類がすべて石化され、石になってしまった。

そして、何千年も経過した後、
そこからたったひとり蘇った科学好き少年が、自力で文明を取り戻してゆく物語である。

石化を戻す方法を見つけ、ひとりひとり石化を解いて仲間を増やしてゆくのであるが、、、

# が、話はやっぱりスムーズには進まない、、、やっぱしな。

やっとの石器時代から、道具と鉱物で急速に発展してゆく姿は観ていて心地よい。

ただ、ちょっと引っかかるのは、、、知識有り過ぎでしょっ。
それに、モノ作るスピードが早過ぎでしょっ。

# モノづくりを仕事に一生働いてきたオヤジの実感であります。

まぁそこは、加速して話を進めないとアニメの進行が間に合わない事情は分かるのですが、、、。

そして、このアニメのもうひとつの面白さは、
なんと言ってもその出てくる人々の個性とその各自の思考過程にある。

科学の発展を否とする人間も出てくれば、選民思想も出てくる。

# いやいや、いろいろ納得させられてしまうわ、こちらも歳を取っていると。

ただ、相反する議論のそのやり取りがとてもいい。

そして、誰もが世に役立てそうな様々な希望が持てて
青少年少女たち向けアニメとしての方向性はとても良い、と私も認めたい。

# けど、なかなか鵜吞みに出来ない部分もやっぱりある自分の高齢者感覚がイヤ。

こんなアニメが流行っていると、理科系人間が増えるかなぁ。
理系希望の受験生諸君、頑張ってください。



P.S

私の人生がモノづくりの道に進み始めたきっかけのひとつに
幼少の頃観たアニメ「W3」(ワンダースリー)手塚治虫作がある。

# 1965年代なんだなぁ。

銀河連盟から派遣された3人が、動物の姿を借りて地球で活躍する物語である。

そして、彼らの能力のひとつは、地球にある材料で、すごい機械を作ってしまうことだった。

彼らの作る機械は、あまりにも現実離れしていたかもしれないけれど、
ゴミのようなものから有用なものを作る、というその思考・哲学は、

きっと私の一生のモノづくり思考の根幹にあることは間違いない。






2023年5月27日土曜日

夕映え天使

   浅田次郎著

古本屋で何気に目に留まった浅田次郎。
たまには、素朴に泣きたいかな、そんな思いで手に取った。

# 20年ぶり? そんなこたぁないか。

実に何も見ないで手に取って買ってしまったのだけれど、
中は何と短編集だった。6編。

読後感がちょっと複雑。

ん?なんだか、いつから路線変えたの?的な思いが。

# って古本なんだから、昔の本でしょうが。

そもそも星新一的なのもあったぞ。

っていうか、どれにも泣けなかったし。

# こちらの涙腺が加齢で枯れたか?

今回は、ほのぼの感を期待していたので、ちょっと残念でした。



P.S

そう言えば、何年か前に本棚を整理した時にゴソッと古本屋に持ち込んだ中に浅田次郎が含まれてたな。

読んだ記録がアクセスしやすいようにココにメモ。

・見知らぬ妻へ
・初等ヤクザの犯罪学教室
・椿山課長の七日間
・天国までの百マイル
・霞町物語
・ひとは情熱がなければ生きていけない
・地下鉄に乗って
・活動寫眞の女
・月のしずく
・鉄道員

# ん~、殆ど物語が思い出せないのが悔しい。





2023年5月25日木曜日

人生、いろどり

仕事戦線から離脱してしまった私ですが、

パッケージを見ながら、どんなに歳を取っていようと未だ仕事戦線で戦う高齢者の姿を見れば、なにか元気がもらえるかな?という思いで鑑賞開始。

実話で、しかも成功結果がわかっている物語であれば、最終的にはハッピーエンド的に終わってくれるものであろうと信じて。

が、、、正直言って、見ていてツラい。

映画が、物語が、現実的であればあるほど
高齢者たちの本来の特性が見ていてツラい。

そりゃぁ高齢者たちに希望を与えうるか?
葉っぱでもビジネスになりうるか?

様々な課題が提示され、解決されてゆく姿は、ある意味苦々しくも、結果としては楽しくうれしい。

けれど、あくまでも成功した結果の物語であって、じゃ自分も、と思ってしまうのは危険かも。

私なんかは思ってしまう、うなぎも葉っぱも成功の可能性は極めて低い。

そういったことに挑戦するのは、かなりの覚悟が必要であって
また、成功で終わるとは限らない。
少なくとも、それは知っているべきだと思うのでありました。

まぁ、この物語は、高齢者たちが主役ではなく、この農協の職員の活躍の物語と思うんだがな。



P.S

# と、いろいろ思い書きながらも、こんな内容じゃぁ、ハハハ、私も老害の構成員だな。

私の父は、事業に失敗した人間である。

その本来の事業の難しさを身近で見てきてしまったことが、
私を保守的な思考へと導かれてしまったのかもしれない。

まぁ、挑戦し続けていることが楽しければいいのだけれど、
あまり周りの人間を巻き込まないで欲しかった、とつくづく思う。












2023年5月23日火曜日

風の歌を聴け


風の歌を聴け

村上春樹著

いつものように古本屋の中をブラブラしていたら、フト目に留まって。

この本、村上春樹のデビュー作だったけれど読んでなかったな。

で、購入。110円。

確かに村上春樹の原点を感じたりする。

東京の大学生の“僕”が夏休みに故郷で過ごした日々を語る。
“鼠”との日々、女の子と出会い、そして、過去の女の子との想い出が語られる。

長編でもなく薄い本であれば、長い物語でも複雑な物語でもない。

ただ、物語の展開というよりも、確かにその情景・セリフになんとも村上春樹を感じたりして。

数時間でサラッと読み終えてしまったけれど、なるほど、村上春樹でありました。

“鼠三部作”の一作目ということであれば、この後どうしようかなぁ。

40年以上も前に書かれた作品であれば今さら感もあるけれど、
機会を見て挑戦したい気もしますね。




P.S

ちなみに古本屋には、同じ本が350円と110円と2冊あった。
 
まぁ薄い本であれば、きっと一回読み通すだけだから、と110円の方を買った。
そうしたら、なんと中には書き込みだらけ。

書き込みに「ふぅ~ん」と感心しながらも、その後、一世を風靡して、世界中に話題をバラまいた作者であれば、こういう本が考察される対象なんだなぁ、とつくづく。

私は、なんだかサラって読んでしまってすみません。






2023年5月21日日曜日

投げっぱなしのツイッター

まぁこんなオヤジでもツイッターもインスタもやっているのですが、

# Tumblrも。

ただ最近どうも投げっぱなし感が。

要は、ツイッターも自分がツイートするばかりで、タイムラインに流れてくる他人の記事を見なくなった気が。

# こういうのが高齢者の自分勝手な老害なのかもな。

なんなんだろう、飽きてきたのかな。

逆に見られることも意識しなくなってしまったし。

かつては、投稿する度に「いいね」がいくつ付くかな?なんていうことも気になっていたこともあったけれど、

今は、そんなこと全然気にならなくなってしまったし。

要は、コメント書きっぱなし、投げっぱなし。

そんな傾向は、世間全般的なコトなのかな。

イーロン・マスク氏に代わったせいかも?

ネット上での意識変化の速さをなんとなく感じている。




P.S

そもそもこのブログも書きっパだもんなぁ。

別にアクセス数もよくわかってないし、、、。

まぁ、私の書きっぱなし投げっぱなしは、18年前からですわ。ははは。








2023年5月19日金曜日

追憶(1973)

いやふと名曲“追憶”のメロディーが耳に入ってきて、 懐かしさを感じた寸後
 
「あれ?そう言えばまだ観てないな」とレンタル鑑賞。

ポスターや何かのパッケージなどで、ロバート・レッドフォードとバーブラ・ストライサンドの恋愛映画?的な知識は持っていたけれど、ストーリーについては全く知らなかった。

そもそもなんでこの二人の組み合わせなの?というのが、私の中では何十年もの疑問だった。

が、観てみて納得が出来たような、出来ないような、、、。

まぁストーリーについては、古い映画で有名であれば、今更書こうとも思わない。

が、こちとら人生を半世紀以上生きてきた人間になってモノ申せば、、、

ハベルくんもケイティーさんもそりゃぁ相手の選び方が間違ってるでしょ、と言わざるを得ない。

そもそもこのカップルに恋愛が成立するか?という思いが映画を観ながらもぬぐい切れなかった。

更には、仮に夫婦になったって、日々ツラいことが多すぎるのは目に見えてたんじゃないの?

ということであれば、この映画のモチーフは、若気の至りか?としか思えない。

結果は、、、案の定である。

しかし、この映画、、、恋愛映画にも悲恋映画にもならないような気がして、、、すみません。

1973年当時の状況であれば、こんなパターンもアリだったのでしょうか、、、ねぇ。

「追憶」の曲のイメージが変わってしまいそうで、、、ダメポ。


 
P.S

配偶者選びは、人生最大のテーマだと思います。

そこに妥協などは、、、絶対排除するべきです。

# うん。

























2023年5月17日水曜日

【悲報?】Googleのアカウント期限


まぁ以前からもチラチラ言われていたことではありそうだけれど、

Googleのアカウント取り扱いポリシーの中で、

2年間アクティブにならなかったアカウントは、

アカウントやコンテンツも削除される、という文言。

まぁそもそも無料だもんね、不正利用対策の為と言われれば、
そりゃぁ文句・グチ・反論も出来ません。

ただ、このブログをひたすら続けてきて思っていたのは、

私がこの世からいなくなっても、
私が書いた記憶・思考・思い出が、いくらか残っていくだろうか、という微かな期待。

別に私は、サイトのアクセス数や広告で儲けようと思ったりしたことはないし、

# 以前のサイトでは、無料サイトにもかかわらず、お金を払って広告を消していたぐらいで。

要は、ただただ、きっと何かを書くのが好きなんだな。

# すみません。稚拙な文章であることは、重々承知です。

それが今回の変更で、私の死後は2年でこのブログもすべて消えてしまうのか、、、

と思うと、ちょっと(ていうか、かなり)残念感が湧くわけで。

以前使っていたサーバーは、正直言ってあまりメインテナンスされていなかったようで書きたい時に書けない事象が多々あった。
だから日々書き留めていながら、書ける時にまとめて書き込んだりして。

ただ、そんな状態が多くなるとこちらもストレス貯まるし、
そもそもこのサーバー大丈夫?なんて思ったりも。

で、移設を決意。

やはり大手の方が安心か? 寿命が長そうか?
大手の方が、いきなりバッサリにサービス終了!ってなるんじゃないかとも感じながら、それを言ったら、どこの無料サーバーでも条件同じでしょ、と。

で、無料で広告なしGoogleのBloggerに引っ越してきました。

せっかくだから、いままでの記事も移設するかぁ、と思いながら、
移動のためのアプリも自作して、気が向いたら移設作業をしていますが、
3000コマを越す量は、なかなか進みませんわ。

まぁ、死ぬまでに終わればいいかなぁ、と思っていましたが、
死んだら2年で消されてしまうのかぁ、という今回の発表で、
移設作業のモチベーションは、やはり下がります。

じゃぁ、不安定でも放ったらかしのサーバーの方が、
将来長期間残ってゆく可能性があるのだったかな?などとも思ったり。

せめて思うのは、

“ブログサービスは、2年間まったくアクセスされない状態の場合にデータ削除”

にしてくれると嬉しいな。
まぁ、そんな状態になれば、私もこの宇宙から静かに去りますわ。

しかし、つくづくやっぱり思うのは、(個人レベルでの)デジタル遺産の脆弱性であります。

私のモノ書き好きは、きっと親譲りで、
私の寝室の本棚には、父親の書いた分厚い日記が何冊(10冊以上あるな)も並んでいる。

父親が去ってもう10年以上も経っていることを思えば、

「やっぱ紙が最強だな。」

んじゃぁ、今から紙に全部プリントアウトする?

げぇ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~。




P.S

もし、Googleが

“あなたの死後も何十年間ブログデータを残します”という有料サービスが起きたら

私は、全財産を投入するかぁ、、、?

# 私の子孫は呆れるな。きっと泣くな。

しかし、どんだけGoogleと運命を共にするん?

ははは、、、でも、まぁ、こういうことは、、、

「寄らば大樹の陰」っていうことになります、、、よね。









2023年5月15日月曜日

旧約聖書「コヘレトの言葉」をめぐる対話

別冊NHKこころの時代 宗教・人生

すべてには時がある
旧約聖書「コヘレトの言葉」をめぐる対話

若松英輔氏と小友聡氏との対話集である。

# 私は、若松氏のファンで。

まぁあへて「コヘレトの言葉」についての解説は避ける。

私のような者は、とても正確に伝えられないような気がするから。
何か誤解をされてもいけないと思うから。

けれど、実に多くの課題について書かれている。
 
ただ、私も常々思っていることがある。

 生まれつき運のいい人間がいる。
 生まれつき運の悪い人間もいる。

 それは、ひとつの事実だと思う。
 では、その不公平をどう解釈するべきか。

そんな思いに、ひとつの考え方を提示してくれている気がする。

「今ある状態、それ以外は、しゃぁ~ないじゃん。」

そんな納得の仕方も有りだと思う。

# やっぱりダメだな。誤解されるな。

「朝に種を蒔き、夕べに手を休めるな。
 うまくいくのはあれなのか、これなのか
 あるいは、そのいずれもなのか
   あなたは知らないからである。」

だから、先のこともわからないなら、とりあえず今を生きよう。

閉塞感漂う現代であれば、

とりあえずある今を支えてくれそうな「コヘレトの言葉」でありました。


P.S

育ってきた環境もあり、私の若い頃は、極めて面倒な考えを持つ人間だった。

だが、ある時、その面倒さに負けた。

人間だって動物なんだから、
クソ面倒な考え方をやめて、もっと動物的に生きよう。

真にそう思った。そして、生き方を変えた。

結果どうだったか。

以前より、より良く生きられたのか、より悪い状態になったのか。

人生が一度きりなのであれば、その比較はできないけれど、
そうやっていろいろ考えて生きてきた結果であれば、

どんな人生であれ、
その時選んだことの結果の今であれば、
それもまた仕方がないことなんだと思う。

そして、また

「今ある状態、それ以外は、しゃぁ~ないじゃん。」

私は、やはりそこに帰結する。




2023年5月13日土曜日

ドライブ・マイ・カー

村上春樹原作である。

ドライブ・マイ・カーの物語は「女のいない男たち」の中に含まれている短編である。

既に原作を読んでいたので、とりあえず観ておこうと思って鑑賞。

映画は、、、監督は村上春樹風を目指したのだろうけれど、

違う他の要素があまりにも多く組み込まれていて、かなり異なった物語になってしまったな、と私は思う。

いろいろな賞も取っているようだけれど、

この手の物語、内容、雰囲気は、海外で何かと受賞しやすいんだろうなぁ、なんてことを思ったりもする。

まぁ、原作を離れて感想を問われれば、別に飽きることもなく、いやドップリとその映画の雰囲気は楽しめました。

いくらか不自然さがどうにも残りましたが、それも村上春樹風の雰囲気と言われれば、、、ゴックン。

けど、、、世のハルキストたちは、この映画を許してくれるのかなぁ。

ちなみに映画は、約3時間。

原作は、70ページ弱なので、原作を読んだ方が早く読み終わりそうな気がします。

なので、私は、原作の方を読んだ方がいいと思うな、、、。

私は、そんなにハルキストではありませんが、彼の名誉のためにも。

まぁこの映画は、原作と切り離して楽しみましょう。



P.S

手話経験者(ほぼド素人)としては、、、

韓国手話が出てくると、どうも日本手話との違いが気になってしまっていけません。

実際の手話と違って、まるでテキストのような手話で、ついつい手話の方を読もうとしてしまって落ち着かなかった。

韓国手話は、みんなあんな風にやるのかなぁ、ちょっと手話素人っぽさが気になってしまって、、、

そんな細かいところに引っかかってしまってすみません。






2023年5月11日木曜日

バス路線deハイキング

狭心症でとりあえず5番にステントを入れてる私。

年に何回か血液サラサラにする薬とコレステロールを下げる薬の処方箋をもらいに定期検診を受ける。

昨年暮れの検診の時の会話、

「血管が詰まり易いなら、静かに過ごして脈拍下げて、血流を減らしてた方が詰まりにくいような気がしますよね。」

「適当に運動して、動脈硬化を阻止するのも大切だよ。」

「なるほど。」

素人の浅知恵でなんだか体を動かすのが怖いような気がしてわざわざ運動するのが億劫だったけれど、

言われてみりゃぁ「だよな。」と。

まぁ時間もたっぷり確保できる歳になってくれば、まだ体力もあるのにこのまま残りの人生静かに過ごすのもなー、と思い立って、とりあえず歩くか、、、と。

最初は、家の周りを歩き始めたものの、、、やはり、、、飽きる。

ならば、もっと直線的に歩いてみようと思い立ち、家の近くのバス停から終点まで歩いてみた。

「歩けるじゃん。」

ならば、次はあの路線歩いてみるか、、、と。

いやこれが結構楽しい。

いつも自動車で通り過ぎていた道を歩いてみる。

学生時代に使ったバス路線、いつもは降りていた場所を通り越して終点まで歩いてみる。

で、帰りはバスに乗って戻ってくる。

懐かしさと、探検気分。

街の変わり方に驚きながらも、自動車では味わえない抒情がある。

ちょっとクセになったかも。

で、せっかくだからツイッターに記録しようと思い立って

「バス路線deハイキング」なるアカウントを作成。

自分の為の記録なので、公開する気はないのだけれど、時々オープンにすっかなぁ。

# 変なコメント書かれるのもヤだしね。

いつまで続くかわからないけれど、この歳でこの歳なりの新しい趣味の発見です。


 
P.S

「正直言って、街中の排ガス吸ってハイキングって健康にどうなの?」

なんて思ったりも。

けど、この歳でねぇ、今更気にするか?と居直って。

# このハイキングの運動自体、心臓の負担になってるかもしれないし。

「ただ単に、敬老パスを使いたいだけの貧乏人根性じゃないの?」

それも当たり、です。(笑)

遠出のハイキング楽しむために、まずは歩き慣れするための体力作りです。












2023年5月9日火曜日

ナナちゃんバースデー

ナナちゃんって今年50歳だったのかぁ。

私とは、“親子”というよりも“兄妹”の関係に近かったんだな。


P.S

更に50年後、

“ナナちゃん、今年100歳”って祝われるんだろうか。

見たかった、是非、見たかった、、、悔しい。





2023年5月7日日曜日

サンダーバード55/GoGo

私はサンダーバードファンである。

# のは、既に何回も書いていたな。

# というか、このブログを始めた最初の記事もサンダーバードネタだったりする。18年前。

この映画、熱烈なサンダーバードファンたちのクラウドファンディングにより蘇った作品であるそうで、

今どきの実写版とかCG版とかではなく、あくまでもオリジナルに寄せたスーパーマリオネーションによる特撮の人形劇版である。

まぁ私などは、実写版なども否定しないけれど、やはり人形劇の方が懐かしくうれしい。

今回のDVDには、

・サンダーバード登場
・雪男の恐怖
・大豪邸、襲撃

の3篇が入っているのだけれど、個人的にちょっと残念なのは、災害救助モノというよりは、ペネロープ救助モノ(?)だったりしたのがなんとも複雑である。

それに、やはり吹き替えがオリジナルと違っているのがなんとも悔しい。

# ペネロープは、黒柳徹子が必須でしょ?

しかし、現代の子供には、物足りないモノなんだろうなぁ。

そう考えると、この人形劇は、まさに大人のモノなのである。

とりあえずサンダーバード基地についていろいろ説明的に紹介されてるし、各機の出発シーン、パイロットの搭乗シーンもまとめられている。

# サンダーバードマニアとしては、基地に戻ってくるシーンも欲しかったな。

こういった映画の再現も、もうたぶん老人たちの懐古行動でしかないのかもしれないけれど、

# いやいや製作スタッフたちは結構若そうであるが。

いつまでも熱烈なファンがいてくれていることを嬉しく感じます。


 
P.S

今回の私にとっての大発掘は、あの「謎の円盤UFO」のオープニングに
サンダーバード版が存在していたことを知ったこと。

# ほらゴルフボールヘッドのプリンタが出てくるあのシーンですよ。

やはりアナウンサーにイマイチピッタリ感が感じられないのは、私の贅沢だろうか、、、な。








2023年5月5日金曜日

そして、バトンは渡された

こういう物語でいいんだよ。
こういう物語がいいんだよ。
うん、うん。

この小説にハマってる人がいる、ということを耳にして私も読んでみた。

私も一気に読んでしまった。

物語はちょっと特殊でありながらも、日常生活が淡々と描かれている。

最初、ちょっと時系列に戸惑いがあったけれど、読み進めばなんてことはない。

何がいいかって、とにかく登場人物が全員やさしくて明るい。

それに誰も死なない。

そのあまりにもの日常さに、こんな物語で感動できるのか?などと思いながらも
日常生活でのその会話が、やさしくウィットに富んでいてオシャレでもあれば
ごく自然に流れるように読み進めてしまう。

そして、最後の数ページで、私も涙が止められなかった。

なんていうんだろ、大きな感動っていうよりも、ささやかな人の行いに会話に涙させられる。

こんなことに涙してしまうんだ。
そんな自分が優しく思えてうれしい。

ちまたには、ミステリーや悲劇の物語がまん延しているけれど、
最終的には、こういう物語は、こういう物語が、私は好きである。

まぁ本屋大賞受賞というのもなんとなく理解。

映画化もされているようで、、、
でも原作を読んだついでにちょっと調べてみたら、、、
観るのやめた方が良さそうだな、と判断。

しばらくは、原作で心ほのぼのしている今の状態を味わいたいと思います。



P.S

けれど、ちょっとネットでサーフィンしてみると、低評価のコメントも少なからず見られる。

まぁ人それぞれでいいと思う。

けれど、こういうモノを楽しめない人は、小難しいモノを小説に求めてんだろうなぁ。

その人の人生そのものも、日々のささやかな喜びを楽しめているのだろうか、、、。

単純な凡人は、そんな思いですみません。








2023年5月3日水曜日

「超メガ感謝祭」

「超メガ感謝祭」という文字が目に留まった。

いやなにコピーにコメントを付ける気はない。

ただ、「メガ」という言葉はいつ頃から使われるようになったんだっけな、と思っただけで。

メガ(mega)は、100万倍を表わす言葉であれば、「メガ感謝祭」なる言葉の感謝度はそれはそれは大したものだと思う。

# しかもそれに「超」が付いているし。

私の小さい頃、そう戦後10年もした頃には、“鉄腕アトム”は10万馬力だった。

10万と言えば100キロである。0.1メガである。

それでもなんとなくこの上ない単位を感じたものである。

そして、天満博士は、鉄腕アトムを更に100万馬力に改造する。

この時、“メガ”のイメージが誕生した。

もう絶対にありえなくね?というイメージだった。

でも、それから半世紀も経っても、未だに“スゴイ”イメージが“メガ”なんだな、と思うワケで。

この半世紀で、世の単位は恐ろしいほど進んだ。

メモリのサイズも、CPUのスピードも、とんでもなく上がった。

けれど、一般人間のイメージとして、未だに“メガ”という単位にスゴさを感じていたりするのは

なんだか世のスピードに感覚がついて行っていないんじゃないか?とフト思ったりもするわけで。

いやいや、それだけ手塚治虫がスゴかったのかもしれない。

半世紀前に既に“メガ”のイメージを持ち出していたことが、、、さ。

なんて、広告ネタに思考の散歩を楽しんだ地下鉄の中。


 
P.S

「超ギガ感謝祭」なる言葉が現れるのは、あとどのくらい?

いや、たまに広告に“ギガ”なる単語と接することがあるけれど、

でもまだまだギガはありえなくね?と思ったりしてしまう。

しかし、つくづく思うのは、ハードディスクの構造、精度は、ホントにすごいんだな、

それに、CPUのクロックも、、、さ。









2023年5月1日月曜日

冒険者たち

1967年の映画であります。

有名であり、タイトルはよく耳にするけれど、そう言えば観てないな、とレンタル。

3人の男女が自分の夢を実現するためにお互いに協力し合っているのだけれど、

どうもうまくいかずにみんながそれぞれの夢を絶たれてしまう。

そんな時に耳にした海に沈んだ財宝の噂。

彼らは、それを求めてコンゴの海に向かう。

けれどさぁ、、、手に入れてしまうんだな、財宝を。

そして、一度失敗した夢の実現をまた夢みる。

しかし、財宝というものは、やはりすんなり手に入るモノじゃなかったんだな。

その後は、、、と、ココでやめてしまう。

彼ら3人は、本当にいい人間なんだな。

お互いの夢の実現のためにお互いに支えあうその関係は、実に嬉しい。

最後の最後まで、お互いに義理堅く、その絆が維持されていたことが、この悲劇の物語を救ってくれるポイントだ。

ただ、私には何がうれしいかって、夢を追いかける3人の中に中年のオヤジが独り含まれていたこと。

いつまでも夢は忘れたくないな、そう思わせてもらえた映画である。


 
 
P.S

誰かが言った。

「夢はあきらめた時点で夢になる。」

新たな夢を見た時に、いつか来るその夢に向かって進めなくなった時の覚悟は常に持っていないとな。

そんな思いもあらためて持った。