映画が終わって、やがて明るくなった頃
席を立とうとしたら、少し離れたところから若者の声が耳に入った。
「おれ、この映画観て良かったよ。」
同感である。
実に地味な映画である。
泣ける映画でもない。
いや、けれども飽きる映画ではない。
日本人の忘れていた価値観を思い出させてくれる映画である。
こんな生き方でもいいじゃないか。そんな想い。
そこには、真面目がある、誠実がある、思いやりがある、義理もある。
自分の出来ることを精一杯やれば、それでいいじゃないか。
回りの価値観に踊らされる必要はない。
自分の価値観で、信じたものを突き進めばいい。
実にお勧めである。
いろいろ語りたいけれど、これは言葉にするものじゃない。
是非、映画館で体感してもらいたいと思います。
# 良かった映画って、ほんとコメント書けないな。
P.S
そんなことを感じた私は、時代遅れだろうか?
けれど、映画のランキングを見ると、かなり上位に位置することは、
きっとまだまだ同感な人たちがいっぱい居るのがうれしい。
若者達にもこんな世界観があることだけでも知っててもらいたいな。