今度こそ、痴呆ネタ映画であります。
# 前回は、恥ずかしい間違いだったもんね。
「ペコロス」とは、「小さな玉ねぎ」という意味で中年男性の主人公のことである。
原作は、漫画で現在も新聞に連載中のようである。
母が痴呆症を患っており、映画では、最初同居して介護していたものの、やはり施設に入居。
それらの日々をユーモラスに描いている。
まぁ私も今年の7月に母を亡くすまでは、ある種似たような出来事の体験者ではある。
今もなお日々介護と闘っている人には申し訳ないけれど、今となっては、この映画の中のいくつかのシーンに懐かしさをも覚えた。
正直言って、痴呆の段階もいろいろあれば、その症状の重さにもいろいろある。
そういう意味では、この物語はかなりユーモラスに表現しているけれど、
介護する方もツラい時は本当にツラいこともあって、正直言って、この映画に介護表現の甘さを感じる人も多いと思う。
けれど、この中年男性ペコロスのように思い、考えれば、幾らか救われるような気もしないわけではない。
この映画を観て、
今、まさに介護真っ最中の人には、ゆったりとした気の持ち様を
この映画を観て、
今、まさに介護真っ最中の人には、ゆったりとした気の持ち様を
いつか、これから介護に突入する人には、介護に対するその覚悟と思いやりの気持ちが
少しでも頭の中に残るといいな、と思った。
P.S
私は、まだ介護する側のことしか現実的に知らないので、こんな感想しか書けないけれど、
今ボケつつある時も、その本人の苦しさ、ツラさは、きっと想像に難い。
この映画から、その覚悟を感じなければいけないのだろうけれど、まだそこまでは行きつけなかった。
