2011年8月24日水曜日

シザーハンズ

私は思う。
人は、誰しも何らかの凶器を持っている。
むしろ彼のようにはっきり見えないモノの方がタチが悪いのは、明白なことだ。
 
この寓話は、いろいろなことを明示している。
けれど、切ないなぁ、、、。
 
ミュータントのような彼をすんなり受け入れられるクセに
いざとなると、懐疑心に満たされてしまう近所の人々。
 
持ち上げ、落とし、そんな彼らを見ていると、
今の国内の政治を見るにつけ、とても彼女たちを笑えない。
 
ただただ正直に生きる彼と
それを見つめながらも、正直になれない周囲の人間は
どんどん話をこじらせてゆく。
 
そして、その物語の行き着く先は、、、。
公式ホームページは、こちら、ってか見つからなかったな。
 
決して、好きにはなれないストーリーであるけれど、
眠る前の観る寓話としてなら、お勧めである。
 
それにしてもエドワードの言葉の少なさとその表情にはヤられてしまうなぁ。
 
この映画でジョニーディップのファンが一気に増えたのが
私にもよぉ~く理解出来ます。
 
 
P.S
人気が高かったので、レンタルで視聴。
 
もう、全編葛藤だらけのこのストーリー。
本当は、もっと自分も葛藤しなきゃいけないんじゃないか?
そんな反省も促された気も。
 
この映画、本当は極めて奥が深い物語のはずである。
それを咀嚼出来るかが、この映画から投げられている重い課題であろう。
 
 
 
PM 09:58:48