2006年1月26日木曜日

広島人のやさしさ

広島に出張に行った折に、とある「丼もの」レストランに入りました。
 

量・種類・リーズナブルな価格設定のせいでなかなか繁盛して混み合っていました。
スタッフの若い女性陣たちも実にきびきびとしてうれしい雰囲気でありました。

もう既に入り口近くの決して良いとは言えない場所しかなくて
となりの女性に「ここよろしいですか?」「どうぞ」と腰をかける。

私のオーダーしたものは、月見ツナマヨ丼+ミニカレーうどんのセット。
ツナ好きな私には、堪えられない一品でありました。

ところが、フト隣の女性が私に話しかけてきた。
「これ、明日までの期限ですから、どうぞ使ってください。」
渡されたものは、100円割引券でありました。
「あ、いやぁ、うれしいな、ありがとうございます。ラッキー!」
などと軽いお礼をしながら、しっかりそれを使わせてもらった私であります。

食べながら、ちょっと考えた。
私にとっては出張の折にしか来ない広島である。
そんな名古屋人に同胞的やさしさを施してくれた彼女に私はどう応えようか、、、と。
いっそ50円を渡して、三方一両損ならぬ二方50円得的な(わかる?これ)ことにでもしようか、、、とも。
でも、現金が動くのは、何とも生々しいな、、、と。
で、月見ツナマヨ丼を食べながら、今私のカバンに何か渡せるものが入っていないか、、、と思いを巡らしたのである。
あった!そう言えば、私は、名刺代わりにいつもプラスチックの紙飛行機モデルを持っているのを思い出したのである。
チラシの切抜きの割引券がプラスチック紙飛行機となり、、、
ひょっとしてわらしべ長者的話にも発展する楽しさが想像できるかもしれない、、、と。
けれど、フト思った。
平和都市広島である。
その広島人に戦闘機まがいの紙飛行機をプレゼントするのは、何とも無粋か、、、と。
そうこう考えているうちに彼女は食べ終わって去って行ってしまったのである。
ちょっと悔しい思いをした。
 

P.S
ちょっと儲かったその分、やはり広島で買い物して、広島の経済発展に役立てようと思ったりもして。
さてその50円を何に使ったか、、、は、また後日。
 

PM 10:51:07