2024年3月23日土曜日

コンビニ人間

第155回芥川賞受賞作

なんだか複雑な思いにとらわれる物語だった。

村田 沙耶香 著

ちょっと寝る前に、と読み始めたものの、一気に読み終えてしまった。

薄い本なので、2時間程度で読めてしまいます。

それにしても、、、きっと評価が分かれるだろうなぁ。

多様性が求められる昨今、他人が別にどんな考え方でどんな生き方をしても、
特に害と思われなければ、私も認めてしまうかもしれないけれど、、、

なんだか読んでいて、、、ツラかったな。

# と感じた時点で、自分がどっち側(?)か再認識できるのかも。

# 複雑だな。

しかし、所詮世は自分の意識を中心にして回っていれば、
自分の良いと思う、生きやすいと思う選択の結果で生きていくのであれば
誰もそれを否定できないと思う。

それがマイノリティであれば、ある種の生き難さもあるかもしれないけれど、仕方がないよな。

# そう自分に言い聞かせて。

彼らの今後が気にならないわけでもないけれど、

自分もそういった面もあるんじゃないか?と反省しつつ。





P.S

2時間で一気に読み終えたのは、ある意味面白かったからかもしれない。

けれど、これを面白かったと言っていいのか?

なんだか読後感がくすぶる。