脚本が野木亜紀子で気になっていた一本。
今度は、どんなお話なの?と。
実に、配送されてきた荷物が爆発するというある種身近に感じる話題でありました。
# ジャンルは、サスペンスになろうか。
まぁ映画の物語もそれなりに面白かったけれど、
それよりもなによりもネットでお買い物、、、を支える配送のシステム、そこに働く人々、苦労や悩み、、、
そんなこんな何気に忘れていたものを今さらながら思い出させてくれることが大切な気が。
1円でも安く買おうとするユーザーと、これまた1円でも安く売ろうとする販売側。
その間で、商品の品質・価値とは関係なく、とにかく安く叩かれそうな配送段階の作業。
ネット販売なんて、配送があってはじめて成り立つものなのにそれを忘れがちなところを
この物語は思い出させてくれる。
しかし、配送物に爆弾が紛れ込んでいる、という前提は、確かにちょっと怖い。
どこで紛れ込んだのか?誰の仕業か?そもそもなんで?
身近に有り得そうな気がして、なかなかスリリングで面白かったです。
けど、なんだかすべてが、、、哀しいなぁ、、、。
P.S
半世紀前の大学生の頃、私も配送所でアルバイトをしたことがある。
お歳暮の時期は、とにかくアルバイトが駆り出される。
まだ、コンピュータ管理もされていなかった頃だ。
私たちの一番のメイン作業はカルタ大会だった。
荷物が配送センターに届くと、荷物をとにかく平面に並べる。
正社員が、伝票の住所と名前を読み上げると、みんなで探すのだ。
「ありました!」
誰かがその荷物をピックアップすると、また次の住所と名前が読み上げられる。
そう、何の為にやる作業かと言えば、配達順に整理してトラックに載せる為だ。
今もラストマイルの小さな配送業者は、きっとやってんだろうなぁ。
今は、ただただちゃんと届いていることを配送業者に感謝したい。