2025年11月10日月曜日

ラスト・ダイ・ハード

なんかひどいなぁタイトルの付け方が。

DVDのパッケージを見たら、「ラスト・ダイ・ハード」って書いてあるから、
お、ダイ・ハードのシリーズの最終話か?と手に取ってしまったものの

映画が始まってみたら、原題は「ASSASSIN」。

でもって邦題は、「ラスト・ブラッド 不死身の男」ってなんだよ。

もっともブルース・ウィリス最後の作品ということであれば、“ラスト”って単語を使いたいのはわからなくもないけれど、「ラスト・ダイ・ハード」をDVDタイトルにするか?ふつー。

しかも、ブルース・ウィリスはほとんど動かない。

# そりゃ仕方がないか、お歳だもんね。

そして、早々に撃たれて退場。
ん?生き返るゾンビ映画?って最後まで信じてたぞ。

# と、DVDパッケージのタイトルへの不満をこんなにも書いてしまったな。

さて物語は、SFである。

小さなクモ(?)を体内にもぐり込ませて

# うっ、キモッ。

脳にまで到達させて、その人間を外部からコントロールするというとんでもないハイテク物語。

脳からして乗っ取っとちゃうわけなので、誰が誰を乗っ取ってコントロールしているかがわからないと、
誰と誰が闘っているのかさえもわからなくなるというある種低質な複雑物語。

ある意味、オールマイティ的な憑依兵器なので
もっと簡単に敵をやっつけられるんじゃないの?

# と言ったら、ミモフタもないか。

で、最後のオチは、

「このまま乗っ取った体でいた方が、良くね?」
「いや、私は私でいたいっ!」ってズドン。

と、観た人には完全なネタバレで今日は終わります。

ふぅ。


P.S

ブルース・ウィリスは、、、

こんな映画のこんな出演が最後でよかったのだろうか、、、

そんな思いが残ります。






2025年11月8日土曜日

フランドル聖人伝板絵


「100年越しの“再会”」

とは、粋なタイトルを付けたものです。

というのも、

日本の国立西洋美術館所蔵の板絵と
ベルギーのフルーニング美術館で所蔵されている板絵が
同一な祭壇装飾であろうと確認されたとかで。

で、この度、それらを同時に展示しているわけです。



作者は不詳。
制作時期は、1525年とみなされているようです。

しかし、聖ヤコブの主題の2枚であれば、これらを繋ぐ主題の画が他にも地球上のどこかにありそうだよなぁ、などと。

それにしても、二枚の間で赤外線を使って下書きの様子の類似性を見つけたり、蛍光X線で絵具が同じであることを確認したり、あの手この手で二枚の共通性を見つけるんですね。

たった2枚の板絵の展示でしたが、そんな技術的なことも知ることが出来た貴重な展示でした。

中世美術に興味のある方には、必見かも、、、ですよ。(^o^!)



P.S

これも松方コレクションだった、、、とのことですが、、、

松方コレクション、、、やっぱスゲーっ。





2025年11月6日木曜日

印象派 室内をめぐる物語

オルセー美術館所蔵

印象派 室内をめぐる物語

@国立西洋美術館

もう20年近く前のことですが、一応、オルセー美術館に行ったことがある身としましては、なんとなく懐かしさを感じられるかな的な気分で。

# ただ、まぁ何を見たかまで覚えているわけでもなく、当然。

マネ、ドガ、モネ、セザンヌ、ルノワール、、、

# 途中から、国内所蔵作品もパラパラ混じり始めましたが

基本的に“印象派”なるものは嫌いではないので、観ていて楽しい。

# 一見は、難解じゃないからね。

本当は、背景まで知って観尽くすと、印象もかなり変わってくるのかもしれないけれど、こちとら音声ガイドで流れてくる程度の情報でしか見られなければ

全体として優しい画ばかりなので、明るい画であれば、
どれも部屋に飾っておきたい作品ばかりでありました。

やっぱ屋外の画も雄大だけれど、室内の画も緻密でいいよね。

基本的にほとんどが油彩なので、自分で描いてみようと思えず、純粋に鑑賞者側に徹しられてよかったです。

# パステル画に挑戦し始めているジジイとしましては。(^_^!)



P.S

上白石萌音さんの音声ガイドが、画に合っていて良かったです。

# と感じたのは、極めて個人的な思いかな。






2025年11月4日火曜日

Winny

観なきゃ観なきゃと思いながら経った年月の長いこと。
やっと鑑賞。

Winnyの製作者は、どんな人だったのか?
Winnyのあの裁判沙汰はどんなだったのか?

やっぱとりあえずは知っておきたいという思いの私。

というのも一時ユーザーでもあったからね。

Winnyを知った時に、なんてインターネットの世界にピッタリなソフトだろうとつくづく思った。

それまでのサーバーによるデータの一か所管理ではなく、
参加者がそれが断片的であろうともデータを共有していれば済むシステム。

サーバーのバックアップなどとる必要もなく
サーバーが壊れてしまったら、すべてオジャンになることもなく、
みんながデータを共有しあって、お互いに交換して、、、。

会社内でうまく使えば、サーバーも不要なこんな効率のいいシステムってないよね。
そう思ったものである。

が、そんなソフトもパブリックにさらせば、
当然、その使い方も人によっては乱れてくる。
そもそも管理者っぽい人もいないわけだし。

更には、公私の区別がつけられない人が利用し、
本来公共性があってはならないデータが、
パブリックに流出してゆくことになる。
著作権を無視したデータもWinny上に溢れかえった。

そして、その流出が警察署内だったりして、、、裁判になった。
確かに警察が原告ってのも珍しい。

被告は、Winnyの製作者。
容疑は、著作権法違反。

著作権法を犯す人間が現れたからと言って、その責任は製作者のプログラマにあるのか?が問われた。

裁判は、7年にも及び、結局、最高裁で無罪を勝ち取ったものの
その1年半後に製作者は、急性心筋梗塞で亡くなった。

# さぞストレスな10年を過ごしたのだろうか、とつくづく。

それにしてもなんだかなー、と思わずにはいられない。




P.S

良いモノも悪用されれば悪いモノになるのは、世の常だとしても

年に多数の死者が出てもなくならない車のようになるには
いったいこのWinnyはどのように育てばよかったのだろう?

インターネットが匿名でマナーも気にしない人間で溢れかえっている世界であれば、
いいモノをマナーを守ってうまく使おう、ということはやっぱり出来ないのだろうか。

なんだかなー。






2025年11月2日日曜日

ホームカミングデー


かつて卒業した大学でホームカミングデーがあるということで行ってきまして。

基本的に同窓会やOB会というのは苦手なので、大学へ行くのは、約40年ぶりです。

大学そのものもそうですが、駅から大学までの経路も含めて思いっきり懐かしがってこようと思っての参加でしたが、見事に思惑が外れました。

何故かって、その変容ぶりに。

大学なんて、ほとんどの建物は建て直され、学内の配置さえ変わっている。

室内の設備も一掃され、昔の面影なんか微塵もない。
そこで懐かしむことが出来るものは何ひとつなかったです。

いやぁ、40年という時の流れをつくづく感じました。

でも、ま、それが当然なのでしょうね。
40年も変わらない部分があったとしたら、それこそお化け屋敷になっているはずで。

しかしなぁ、つくづく思うのは、その財力はどこから?
いや、あへて追及しないことにしましょう。



P.S

私を知る人の中には、同窓会嫌いな私がなぜ?と思われる方もいらっしゃいましょう。

もちろん終活の一環ですよ。

どんなになってるかなぁ?
人生の最後にもう一回懐かしく見ておこうという興味本位からでしたが、、、

いや逆に気持ちいいほど懐かしむものがなくなっていたので
あとくされなくて良かったです。
 
ありがとう、そして、さようなら我が母校。