「100年越しの“再会”」
とは、粋なタイトルを付けたものです。
というのも、
日本の国立西洋美術館所蔵の板絵と
ベルギーのフルーニング美術館で所蔵されている板絵が
同一な祭壇装飾であろうと確認されたとかで。
で、この度、それらを同時に展示しているわけです。
作者は不詳。
制作時期は、1525年とみなされているようです。
しかし、聖ヤコブの主題の2枚であれば、これらを繋ぐ主題の画が他にも地球上のどこかにありそうだよなぁ、などと。
それにしても、二枚の間で赤外線を使って下書きの様子の類似性を見つけたり、蛍光X線で絵具が同じであることを確認したり、あの手この手で二枚の共通性を見つけるんですね。
たった2枚の板絵の展示でしたが、そんな技術的なことも知ることが出来た貴重な展示でした。
中世美術に興味のある方には、必見かも、、、ですよ。(^o^!)
P.S
これも松方コレクションだった、、、とのことですが、、、
松方コレクション、、、やっぱスゲーっ。
