2005年3月1日火曜日

横断歩道のない道


    横断歩道のない道を
     小さな女の子が横切ろうとしています。
      小学校2年生ぐらいでしょうか。
       メガネをかけて、カバンを持った
        ちょっとガリ勉タイプの小さな女の子です。

     道路の脇で手を上げると、
      一台の車が停まってくれました。
       女の子は、軽くお辞儀をしながら
        小走りに渡ります。

      彼女が渡りきった時には、
       その後ろの車も停まり、更にその後ろの車も停まり、
        結局、彼女が渡るために3台の車が停車しました。

       彼女は、道を渡りきると、後ろを振り返って、
        停まってくれた先頭の車に深くお辞儀をしました。
         すると、先頭の車が走り出します。
          ところが、彼女は、動こうとしません。

        2台目の車が動き始めました。
         すると、その車にも深々とお辞儀するのです。
          そして、3台目の車にも、、、。

    結局、彼女は、3台すべての車一台一台に深々とお辞儀をして
      3台共が彼女の前を通り過ぎるのを確認すると、
       クルッと後ろを振り返り、
        また遠ざかっていったのでした。

    いったい、彼女にそんな行動をさせたのは、何だったのでしょう?
     立派な親の躾のせいでしょうか。
      私は、信じられない光景を見たような気がしました。

            勉強も心もがんばって!
             心の中で、励まさずにいられませんでした。


P.S

写真がなくとも、あえて「写真館」のカテゴリーに入れました。

読みながら、きっとあなたの脳裏には、
 そのシーンがまざまざと思い浮かべていただけることを期待して。






PM 08:16:31