2005年3月12日土曜日

トヨタグループ館

今回の万博の1番人気というか、注目度1番のパビリオンそうな。

なんと、展示物はほとんどなくて、中はどちらかというとステージ・パフォーマンスショーである。

前半は、ロボット音楽隊。

一糸乱れぬその音楽隊の動きは、人間が演奏した時の不同期な動き探しの楽しみを完全に取り去られてしまう。

安心な音楽隊を通り越して、なんとなく無機質に思えてしまうのは、やはりロボットの成せる業であろう。

後半は、実に美しいパフォーマンスから始まる。

こんなのを1時間おきに1日に何回もやって、半年間続けるなんて、とんでもないな、、、正直な感想である。

人間が宙を舞い、水あり、炎あり、さらにメッセージも含まれていて実に考えられたステージである。

ただ、ちょっとひねくれて感じられてしまったのは、、、

人が宙を舞っても、そのワイアーの存在を見るに、何とも人間というものは、重力に縛り付けられた生き物だなぁ、、、と。

トヨタが提案するマシン群もまぁとても未来的ではあるが、本当に実用的なんだろうか?と思えたりもしたけど、それを指摘するのは、愚行というものであろう。

大きく印象的だったのは、2点。

マシンに乗っている時の人間は、やはりマシンに縛り付けられている感が否めない。(というのは私の偏見か?)

マシンから降りた途端に、人間がとても躍動的に表現されるそのパフォーマンスは、マイナーイメージにつながらないのかな?

あと、もうひとつ。

ステージが終わった時、いくら人間と共存しているようでも、やはりマシンというものは、ポツンと人間に取り残されるものなんだなぁ、とつくづく実感した。

ステージ中央にポツンと残されたそのマシンがとても淋しく感じられたのは、私だけだろうか?

P.S

ちなみに、ステージホールに入る前に、天井から吊られたディスプレィに流される説明を含めたイメージ映像が私は、とても気に入った。

何故か自分の中のモチベーションを上げてくれそうな気がして、、、。

もう一度観たいのは、ステージではなく、入り口のイメージ映像だったりする私は、そーとーひねくれ者か?



PM 10:55:07