2022年2月12日土曜日

英語の立ち位置

高校生の勉強を見ていて思うこと。

数学や物理は、基本公式を覚えて、その発展・延長上で問題を解くもの。
歴史や地理は、基本は、全力の暗記。
英語は、というと、その中間位置にあるような気がして。

とにかく単語はある種暗記。
で、文を読む。文を作る。それを使って問題を解く。
そういった学問。

申し訳ないが、その学問をしていれば、
英語が話せるようになるか、と言えば、
それは、無理。

でも、いざ英語を話すようになるためには
その時には、きっと役にも立つような気がするんだけどな。

だから、高校英語は、英語を話せるようになるためのモノじゃなくて、
英語を話したいと思った時に、
その覚えたことが利用できる程度のものだと思うんだがな。

ただ、受験ともなると、とにかく英語は勉強しなきゃいけない。
英語を話す目的じゃなくても勉強しなきゃいけない。
なんだか凄い遠回りのようだけれど、残念ながらそれが現実。

最近は、外部民間の英語検定の取得で大学受験が
有利に働くことも出てきたけれど、
なんだかそれを狙っての英語学習も不自然な気が。

だって、受験の為の英検であって、英語を話すためのモノじゃなくなってる。
なんだかそれが残念。

だから、いつか役に立つことを信じて英語は勉強するしかない。

で、「英語なんか使うことないじゃん」と
大学入学後に英語学習のモチベーションがなくなった人にとっては、
どうしようもなく無駄な高校英語の勉強となる。

せっかく長い期間勉強したのだもん、
これからの時代、英語はきっと普通に必要になるはず、と
頑張って、その壁を乗り越えてもらいたいものである。

だって近頃テレビに出てくる現地インタビューの
ロシア人だってウクライナ人だって
英語しゃべってる人多いし。

# これもフェイクだったりするのかな。


P.S

私はと言えば、社会人になってから、
米国人とマンツーマンで勉強を始めた。
日本語を話せない先生であれば、「習うより慣れろ」だった。

けれど、つくづく思ったものである。

あ~、もっと学生時代に勉強しておくべきだったな、、、と。

そんな思いを、今の高校生にも伝えたい。