高校生の勉強を見ていて思うこと。
数学や物理は、基本公式を覚えて、その発展・延長上で問題を解くもの。
歴史や地理は、基本は、全力の暗記。
英語は、というと、その中間位置にあるような気がして。
とにかく単語はある種暗記。
で、文を読む。文を作る。それを使って問題を解く。
そういった学問。
申し訳ないが、その学問をしていれば、
英語が話せるようになるか、と言えば、
それは、無理。
でも、いざ英語を話すようになるためには
その時には、きっと役にも立つような気がするんだけどな。
だから、高校英語は、英語を話せるようになるためのモノじゃなくて、
英語を話したいと思った時に、
その覚えたことが利用できる程度のものだと思うんだがな。
ただ、受験ともなると、とにかく英語は勉強しなきゃいけない。
英語を話す目的じゃなくても勉強しなきゃいけない。
なんだか凄い遠回りのようだけれど、残念ながらそれが現実。
最近は、外部民間の英語検定の取得で大学受験が
有利に働くことも出てきたけれど、
なんだかそれを狙っての英語学習も不自然な気が。
だって、受験の為の英検であって、英語を話すためのモノじゃなくなってる。
なんだかそれが残念。
だから、いつか役に立つことを信じて英語は勉強するしかない。
で、「英語なんか使うことないじゃん」と
大学入学後に英語学習のモチベーションがなくなった人にとっては、
どうしようもなく無駄な高校英語の勉強となる。
せっかく長い期間勉強したのだもん、
これからの時代、英語はきっと普通に必要になるはず、と
頑張って、その壁を乗り越えてもらいたいものである。
だって近頃テレビに出てくる現地インタビューの
ロシア人だってウクライナ人だって
英語しゃべってる人多いし。
# これもフェイクだったりするのかな。
P.S
私はと言えば、社会人になってから、
米国人とマンツーマンで勉強を始めた。
日本語を話せない先生であれば、「習うより慣れろ」だった。
けれど、つくづく思ったものである。
あ~、もっと学生時代に勉強しておくべきだったな、、、と。
そんな思いを、今の高校生にも伝えたい。