2022年2月4日金曜日

虐殺器官

 
なるほど、、、
と思ってしまって、、、
なんとも複雑な気分である。

外国へテロを起こす国があるならば、
その国の中で内戦を起こさせていた方が先進国は安心、、、。

そして、国民はその内戦を他人事のように思っていられれば、そこには平和が。

ジャンルは、SFになるのだろうけれど、その発想は面白いな、と思った。

けれど、、、である。
世界での戦いは、未だに続いている。

それもアメリカ本土ではなく、遠く離れた小さな国々で、、、。

ひょっとして、現実も、マジそんなことやってんじゃないの?と思ってしまって複雑な気分である。

そう考えると、世界中に真の平和、なんていつまで経っても訪れないんじゃないか?

どこかにイヤなモノ、汚いモノを押し付けないと、その上にじゃないと平和というモノは存在できないのじゃないか?

そこまで考えてしまうと、なんとも心苦しい。

映画のおススメ度は、高く出来ないけれど、
その発想は、自分の何かを再確認させてくれたような気がしないでもない。



P.S

原作者の伊藤計劃は、若くしてこの世を去ってしまったけれど、

なにかとんでもない思考を暴いていったような気がする。