斎藤孝の声に出して書いておぼえる百人一首ドリル
斎藤孝氏ってこんな本も出すのかぁ、
とまぁ一応ファンなんでちょっと借りて読ませてもらった。
“小学3年生から”と書いてありますが、なかなか大人が読んでもいい感じで。
百人一首は、遥か昔、お正月のカルタとしては定番で
私も小学校低学年から接していたのは事実。
やがて、中学高校生になると、暗記するのがメインになって、
その歌の抒情にまでゆっくりと味わうという経験は授業だけかな。
そこをこの本で、あらためて百人一首を全部しっかり噛みしめられた感がある。
なにせ小学校3年生向けでもあれば、それなりに分かりやすい解説もあって。
今風にマンガも載っているのだけれど、ちょっとこれは、、、と思ってしまうのは大人のせいか。
漫画と歌と結び付けて覚えられるのならそれもありかなぁとも思ったけれど、
ちょっと飛び過ぎてない?
# と感じてしまったのはオヤジの感性か?
しかし、今更になって思うのは、
一首づつじっくり味わって内容がしっかりわかってくると
上の句と下の句って切り離せるものじゃない、ってことをつくづく感じるわけで。
カルタにすると早く取る競技になってしまうけれど、
そうではなくて、上の句から下の句を選ぶ、という遊び方も面白いと思うんだがな。
だから10首ごとにあるドリルもなかなか楽しかった。
それにしても掛詞なんかに感心しつつも、
# 無理して作るとオヤジギャグって言われそうだな。
枕詞や序詞なんかは、相当知識と感性を養わないとムズいなぁ、、、
いろいろつくづくつくづく感じることが多い一冊となりました。
P.S
私は、書いていることが小学校レベルですみません。
でも、気軽に味わえるように、もうちょっと大人の本を買って身近に置いておこうと思いました、うん。