2025年1月25日土曜日

置かれた場所で咲きなさい


置かれた場所で咲きなさい

渡辺和子著

評判だった記憶があるので買ってみた。

# すみません、ブックオフで。

渡辺和子は、キリスト教カトリックの修道女であって2016年に89歳で亡くなっている。
父は、陸軍大将だった渡辺錠太郎で、2.26事件の際に襲撃され、目の前で撃たれ亡くなった。

修道女になった後は、若くしてノートルダム清心女子大学の学長に就任。
様々な出来事・思いを経験して、本も多数出している。その中の一冊。

本は読みやすく、短い章にまとめられている。
いい言葉だな、と思ったところに付箋を貼りながら読んでいたら、付箋で一杯になってしまった。

やさしさと愛にあふれた内容だ。

ちょっと私には眩しすぎる内容もあったけれど、人類がみんなこんな思いが持てるなら、
きっともっと地球は平和なのになぁ、などと思いながら。

タイトルについて、ひと言書いておきたいことは

「置かれた場所で咲きなさい」というのは、決してそこで諦めろという意味ではない。

そこで一生懸命生きて幸せになることは、きっと自分も回りも幸せにすることになるから。

そんな考え方のはずで。

しかし、、、思う。

こんな控えめなキリスト教の宗教観でありながら、
なぜキリスト教の国々は自己主張と競争に明け暮れているのか。

それがわからん、、、な。



P.S

しかし、その後、この本のタイトルを真正面から否定する禅僧の本も知った。

それぞれいろいろな考え方はあっていいと思う。
けれども、他を否定することは、なんだかなー、と思う。

日本の宗教って、、、だったっけか?