置かれた場所で咲きなさい
置かれた場所で咲きなさい
渡辺和子著
評判だった記憶があるので買ってみた。
# すみません、ブックオフで。
渡辺和子は、キリスト教カトリックの修道女であって2016年に89歳で亡くなっている。
父は、陸軍大将だった渡辺錠太郎で、2.26事件の際に襲撃され、目の前で撃たれ亡くなった。
修道女になった後は、若くしてノートルダム清心女子大学の学長に就任。
様々な出来事・思いを経験して、本も多数出している。その中の一冊。
本は読みやすく、短い章にまとめられている。
いい言葉だな、と思ったところに付箋を貼りながら読んでいたら、付箋で一杯になってしまった。
やさしさと愛にあふれた内容だ。
ちょっと私には眩しすぎる内容もあったけれど、人類がみんなこんな思いが持てるなら、
きっともっと地球は平和なのになぁ、などと思いながら。
タイトルについて、ひと言書いておきたいことは
「置かれた場所で咲きなさい」というのは、決してそこで諦めろという意味ではない。
そこで一生懸命生きて幸せになることは、きっと自分も回りも幸せにすることになるから。
そんな考え方のはずで。
しかし、、、思う。
こんな控えめなキリスト教の宗教観でありながら、
なぜキリスト教の国々は自己主張と競争に明け暮れているのか。
それがわからん、、、な。
P.S
しかし、その後、この本のタイトルを真正面から否定する禅僧の本も知った。
それぞれいろいろな考え方はあっていいと思う。
けれども、他を否定することは、なんだかなー、と思う。
日本の宗教って、、、だったっけか?