2004年10月20日水曜日

さらばローマ。

ローマ最後の一文となろう。

今、ローマを背にしてテルミニ駅でこの列車に乗る。
ESである。

いろいろあった。楽しかった。想い出いっぱいである。

また来たいけど、まだいっぱい行きたいところもあるし。来れるかなぁ。

んじゃ、ローマよ、またね。

と、心でつぶやきながらフィレンツェに向かうのであった。

P.S

と、ロマンチックなのはここまで。

列車に乗り込んだところ、私の指定席には、もう既にスーツ姿のビジネスマン風のオトコが座っていて、書類を広げ仕事をしていた。

大きな荷物を持って彼に近づいていく。
自分のチケットを何度も確かめて自信があったものの、
「あ~こんなヤツと今からやりあうのかぁ。」とちょっとユーツ。

案の定、こっちはジーパンのアジアンである。
「何だ?コイツ。」そんな私への目つきがミエミエであった。
回りも最初は、ビジネスマン側だったよなぁ。

向こうは自信満々。
こっちのチケット見せて。
「アンタのも見せろよ。」(近似訳)と私。

でも彼の席が隣の車両だったとわかった瞬間、今度は彼が可哀想になった。バタバタと書類を片付け始めて、テンテコ舞いで。

冷たい回りの視線は、私から彼に移っていった。

何かこの勝負、勝ってもすっきりしなかったな。

PM 09:16:31