2007年5月4日金曜日

BABEL バベル

この映画が、数々の賞を取るのかぁ、、、ぁ?

まだ、上映中なので、ネタバレは避けます。

けれど、これから観に行く方は、とりあえず
「バベルの塔」のお話を予習しておきましょう。

# 予習したからといって、感動できるかどうかは、別問題ですが。

が、「バベルの塔」の話を知っていないことには、この映画を観る為の準備ができません。
きっと監督の、そしてタイトルの意味を感じ取れません。

ちょっとだけ解説しておきましょう。
バベルの塔は、旧約聖書に出てくる巨大な塔です。
ニムロデ王は、神に挑戦して、高い高い塔を作って、
その頂上から、天空の神に向かって弓を放ちます。

それに怒った神は、今後そういった企てができないように、
そこで塔を作るために働いていた人達に様々な言語を持たせ、
お互いにコミュニケーションが取れなくしてしまったのです。

やがて、同じ言語を与えられて、お互い通じる相手同士が集まり、
みんなその場を去っていきます。
そんな旧約聖書の伝説です。

大きな悪意がなくても、愚かな行為が、
そして、お互いの深いコミュニケーションの取れなさが、
出来事をより悲劇にしてゆく、、、

されど、悲劇の中にも、やがて芽生えるものがある、、、

ネタバレになりそうだから、この辺にしましょう。



P.S

以前、遥か昔、私が高校生の頃、
英語の試験の成績が悪いといつも私がグチっていたセリフ。

「ニムロデ王さえいなければ、こんな試験なかったのにぃ。」

小説として聖書に興味を持っていた頃の私のギャグでした。

写真は、前売券のオマケ、ジグゾーパズル。
初めての製作ですが、ちょっと時間を計って挑戦。

108ピースで24分でした。