2007年5月1日火曜日

ヒカルの碁

私と同い年の女性が、囲碁が趣味だと言う。

# うっそぉ!

「いつから始めたの?」と尋ねると、
「ヒカルの碁を読んでから。」と応えられた。

そう言えば、我が家にもヒカルの碁のコミックが落ちていたことがある。

何巻かは覚えていないけれどペラペラと見ながら
このマンガが人気があるってことは、
これから囲碁がはやるのかなぁ? 囲碁の面白さが再認識されるかもね。

そう思いながらも、発刊を待ちながら、またコミックを読み続けることに
ちょっと面倒くささを感じていた時期であった。

回りを見て、一巻から全て揃っていないコミックは、とりあえずやめよう。
そう思って、敬遠した。

しかし、いい年をした女性を惹き付けたコミックと言われると、
ちょっと興味を惹かれた。

私も遥か昔、父と碁盤に向かっていた記憶がある。
五目並べは、結構得意であった。

その延長上で、囲碁にも首を突っ込んでいった記憶がある。
今となっては、曖昧な記憶でもあるが、確かな記憶として残っている。

さて、「ヒカルの碁」全巻23冊分を手に入れ、

# この「23冊分」という表現が微妙。あは。

完読した。

ストーリーは確かに面白い。

が、が、が、、、、

コミックを読んだだけでは、囲碁の技術は、まったく身に付かない。

# ま、そりゃぁ、コミックじゃ、仕方がないかもね。

したがって、小説としてのストーリーは楽しめますが、
「ヒカルの碁」を読めば、囲碁が出来るようになるか?というと、
絶対出来るようにはなりません。(きっぱり)

ですから、このコミックを読んで、囲碁をやり始めた少年少女中年熟女の方々は、
エライ!と私は思います。
囲碁の本質に惹かれた方達なのでしょう。

私もまたちょっと始めようかな?何てことも思ったりもしましたが、、、
回りに相手もいないし、やっぱ勝負事は負けると血圧上がるから、ダメだぁ。

# 息子は、完読したのかしらん?


P.S

「遠い過去と遠い未来をつなげるために自分がいる。」

お酒を飲んでいる時なんかに、なぜお習字をやっているの?って聞かれる度に
10年も前から私もそんな思いを人に言っていたことを思い出した。

市井の文化も力を出して繋いでいかないと、なくなってしまう、、、。
そんな大切な役割を担っているような気持ちも持っているのは事実です。

# ははっ、エラソーにぃ!!