# あへて、カテゴリーを写真館にする。
小さなオンナの子が自転車に乗っていて、突然転んだ。
きっと、石か何かにつまづいたんだろう。
道路に横になって、きっと彼女にとっては、大事件だ。
自転車は、地面に倒したまま、彼女は、とりあえず起き上がった。
きっと痛いんだろうか。ショックも大きそうだ。
そのまま地面に座り込んだまま大泣きしだした。
けれど、しばらく大泣きしていても、誰も回りにはいない。
助けてくれる人もいなければ、声をかけてくれる人もいない。
袖で涙をふきながら、しばらく泣いていた。
けれど、やがて涙が止まった。
いつまでも泣いていても仕方がないのを察したようだ。
きっと痛いのを我慢しながら、立ち上がった。
やがて、一生懸命自転車起こすと、
半ベソをかきながら、自転車を押し始めた。
冷たいようだけれど、私は何もしないでそれらを遠くから見ていた。
誰もがきっと一度は経験するシーンだ。
人は、こういう事件を繰り返しながら
大人になってゆく。強くなってゆく。
私は、泣きながら自転車を押して行く彼女が
この瞬間、また少しだけ大人になったように期待して。
頑張れ彼女。
P.S
大人になればなるほど、
転び方も大きくなる。
ショックも大きくなる。
起き上がるのも大変なことばかりだ。
けれど、きっとこれも試練かもしれない。
人生、いつまで経っても七転八起。
彼女を見ながら、私は、自分に言い聞かせていた。