2011年10月10日月曜日

はやぶさ/HAYABUSA

厳しい意見に思われるかもしれないけど、、、
ちょっと残念だった。
 
まず、この映画にウけるのは、今まであまりはやぶさに興味がなかった方々であろう。
 
へぇ~、はやぶさって、こんなドラマがあったんだぁ~、
 
はやぶさを知らなかった多くの方々は、そんな感想を持とう。
 
しかし、それなりにはやぶさを追いかけている人にとっては、この映画は、やはりノンフィクションではなくドラマだ。

もちろん私も要所要所で泣けた。
それに再認識もあった。
プロジェクトも長ければ、プロジェクトから去ってゆく人も居よう。
亡くなってしまうスタッフも居たり。
確かにそうだよなぁ、そんなことも改めて再認識をしたり。
 
けれど、、、申し訳ないが、、、まず、、、
あの主役の彼女がいただけない。
そもそも彼女は架空の人物だ。
ムリな理系的な彼女のキャラやその他、、、
理系人間を余りにも屈折表現し過ぎている。
 
、、、という思いやその他をゴックンと飲み込んで、、、。
 
まぁ遥か昔は、種子島の射場にも足を運んだコトがあるこのオヤジ。
いささか懐かしい部分もある。
 
私としてそもそも一般の方々に知っていただきたいのは、
宇宙で何が起ころうとも、何も目にするコトが出来ないことである。
全ては、画面に表示される文字で、そのシーンを知るのだ。
いや想像するのだ。
 
私もかつてはペンレコーダーの動きを見ながら、
想定している時刻とそのイベントを確認していた。
 
ロケットなるもの、通常全てが順調に行けば、
緻密なシーケンス・オブ・イベントを
ただただ追いかけて確認するのみのはずだ。
 
しかし、今回のはやぶさは全く想定外・想像外のことばかりが起きた。
それをはやぶさ自身が、また地球のスタッフからのコマンドで
目に見えないさまざまな問題を解消し、
見事に地球に戻って来たこの事実は、
やはり私たちには想像が出来ない大変だったであろうことが
この映画からも理解できる。
 
燃え尽きてしまう運命のはやぶさのがんばりにも泣かされるが
それでも宇宙の迷子にならず、なんとか地球に帰ってきた
はやぶさの、はじめてのお使い、そして最後のお使いのことは
是非、日本人として知っておきましょうよ、うん。
 
 
P.S
 
この映画に感動された方は、
ドキュメント版 はやぶさ -HAYABUSA BACK TO THE EARTH-
、、、も観ていただきたいなぁ。
 
私は、やはり両方観るべきだと思います、うん。
 
# どちらかというと、こっちの方が観るべき優先度は高いと思ます、うん。
 
 
 
PM 10:41:59