2022年ロシア製作。
ロシア製作なのに英語をしゃべっている珍しい映画である。
国際宇宙ステーションであれば、そこで使われる言語は英語ということが暗黙の了解として認められているんでしょうかね。
物語は、地球に隕石が降ってくるディザスターもの。
といっても地球が滅ぶレベルではなく、オーストラリアから日本、ウラジオストク、いわゆる極東辺りが大災害に見舞われるというロシアには端っこの方の大災害で。
そこを宇宙ステーションにいる父と、現場にいる娘とのやり取りで被害を抑え込もうとするある意味でのすごいスケールのお話。
宇宙にいる父と、地上の娘のコミュニケーション手段がこの映画の真骨頂ではないでしょうか。
それもロシアならではの(?)すごい手段で。
# 私にはそう思えたんだがな。
# って、そこはネタとしてバラしません。
まぁディザスターものであれば、ちったぁドキドキハラハラするかと思いましたが、
かつてハリウッドモノでこちらもかなり耐性が出来てしまっているせいもあって
いろいろ既視感があって、珍しさもイマイチだったのが残念。
それよりもなによりもこの映画の一番のネタは、
全ての出演者にイライラさせられたこと。
# いや、マジ、全員にじゃないの?
最終的にはお決まりのある意味ハッピーエンド風に終わっていますが
# 私は決してそうは思えないんですが
なんだかなー、という極めてモヤモヤ感の残る映画でした。
大作ではあるのでしょうが、おススメ度が上げられないなぁ、ですね。
P.S
2022年ロシア製作ってんだから極めて微妙な時期の映画なのだけれど
それだけ戦争開始の寸前でも一般社会は普通の状態だったんだろうな、
まぁ当初は戦争も数日で終わるつもりだった、というくらいのノリだったのが想像できますね。
今もこの手の規模の映画が作れているのかしらん。
私はそこが気になったりもします。