原田マハ作
中は、6編の短編からなる。
特徴としては、主人公がすべて独身のいわゆる大人の女性である。
そして普通のサラリーマンというよりは、もっと自由なフリーランス的な職業で。
もっともその為にみんなそれぞれの生活や過去を持っているわけですが、
ちょっと平均的よりも高めの人たちばかりであったりもする。
でもまぁ人は10人いれば10種の人生があるわけで、
そう思えば、彼女たちが特別な、、、というわけでもなかろう。
人は、きっと一人ではない。
# たとえ、今この瞬間が独りであっても。
そして、他者との関係がきっとある、
いろいろな関係があろう。いい関係とは限らないこともあろう。
けれど、自分はやはり優しくありたいな。
そんな気分にさせてくれた一冊でありました。
P.S
きっとこんなエピソードは、誰もが持っているわけで。
ただ、そんな放っておいたら埋もれてしまいそうな出来事、思いが
この本を読んだ人は思い出せたらいいな、、、そんなことを思ったりも。