アウシュビッツの収容所の塀の隣の豪邸に住む収容所の所長とその家族の物語である。
残酷なシーンは一切なく、あえて言えば、遥か向こうに立ち上がる煙と、
その壁の向こうから聞こえてくる音にその残虐性が表現されているのみである。
# 川に流れてくる、、、という表現もあったか。
所長の転籍の話が出て、それが栄転と分かっていても、
その居心地のいい家からの転居を拒む妻。
彼女の“関心領域”は、塀のこちらの家と庭園だけなのだ。
しかし、あのホロコーストも、その作業に従事している人たちも
それは、ある種従順に従っていただけに過ぎないのか?
いや、戦争というものは、そういうものなのかもしれない。
いざ始まってしまえば、そもそも人を殺すことが戦争の作業なのだから。
けど、他人を責められないのかもしれない。
そもそも関心領域は、自分の知らないうちに決められてしまうのかもしれないし。
さまざまな思いが溢れてくる実に示唆に富んだ映画であった。
P.S
今も地球上では、戦争が止まない。
残酷なシーンは一切なく、あえて言えば、遥か向こうに立ち上がる煙と、
その壁の向こうから聞こえてくる音にその残虐性が表現されているのみである。
# 川に流れてくる、、、という表現もあったか。
所長の転籍の話が出て、それが栄転と分かっていても、
その居心地のいい家からの転居を拒む妻。
彼女の“関心領域”は、塀のこちらの家と庭園だけなのだ。
しかし、あのホロコーストも、その作業に従事している人たちも
それは、ある種従順に従っていただけに過ぎないのか?
いや、戦争というものは、そういうものなのかもしれない。
いざ始まってしまえば、そもそも人を殺すことが戦争の作業なのだから。
けど、他人を責められないのかもしれない。
そもそも関心領域は、自分の知らないうちに決められてしまうのかもしれないし。
さまざまな思いが溢れてくる実に示唆に富んだ映画であった。
P.S
今も地球上では、戦争が止まない。
関心領域が狭ければ、
結局、こういった映画も物語も、他山の石でしかないのかもしれない。
